この半年間、先生として勤めていた小学校でも卒業式があり、私も出席しました。
卒業生ひとりひとりのスピーチ指導をしてきましたが、いよいよ本番。練習ではなかなか大きな声が出なかったけど、大丈夫かな・・・?
ドキドキしながら見ていましたが、最初の一人から見事なスピーチ。もう涙が止まりませんでした。
また最後の授業では、3年生が朗読劇とスピーチの発表を見せてくれました。
かわいらしいお手紙や作文、メッセージカード。
私は「伝え方」の先生として、いろんな授業を行ってきましたが、子どもたちの吸収力の高さに驚くばかりでした。そして、できなくても一生懸命挑戦する姿に、はっとさせられました。
大切なのは「伝え方」ではなく、「伝えようとする心」なんだって、改めて気づかせてもらったのです。
大変なことも沢山あったけど、幸せな時間でした。
民間人先生として、新聞でも紹介していただきました。
ただし、記事には、卒業式の日にハンカチを忘れ、あわてて入ったスーパーには台ふきん(しかも5個パック)しかなく、号泣しながら台ふきんで顔を拭いていたことは書かれていません