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ほっとぬくもり岐阜

パーソナリティ 小倉理恵  毎週土曜日 9:00~9:30

卒業式。

2013年03月23日 12時52分15秒 | 小倉理恵の日記

この半年間、先生として勤めていた小学校でも卒業式があり、私も出席しました。

卒業生ひとりひとりのスピーチ指導をしてきましたが、いよいよ本番。練習ではなかなか大きな声が出なかったけど、大丈夫かな・・・?

ドキドキしながら見ていましたが、最初の一人から見事なスピーチ。もう涙が止まりませんでした。

また最後の授業では、3年生が朗読劇とスピーチの発表を見せてくれました。

かわいらしいお手紙や作文、メッセージカード。

私は「伝え方」の先生として、いろんな授業を行ってきましたが、子どもたちの吸収力の高さに驚くばかりでした。そして、できなくても一生懸命挑戦する姿に、はっとさせられました。

大切なのは「伝え方」ではなく、「伝えようとする心」なんだって、改めて気づかせてもらったのです。

大変なことも沢山あったけど、幸せな時間でした。

民間人先生として、新聞でも紹介していただきました。

ただし、記事には、卒業式の日にハンカチを忘れ、あわてて入ったスーパーには台ふきん(しかも5個パック)しかなく、号泣しながら台ふきんで顔を拭いていたことは書かれていません


ゾウの赤ちゃんだゾウ。

2013年03月16日 11時19分39秒 | 小倉理恵の日記

今週火曜日、東山動物園で生まれたアジアゾウの赤ちゃんを見に行って来ました。

この日が一般公開初日で、1500人もの人が訪れたそうです。外の運動場に出る時間にはこの見物客。一瞬、中から赤ちゃんの短い鼻が見えた!

んですが、お客さんからわーっと歓声が上がったら、それにびっくりして、赤ちゃんはまた中に隠れちゃいました・・・。観覧は静かにしないとね。

それで、屋内観覧をするための行列にならびましたよ。

こちらが、1月29日に生まれたばかり、まだ1ヶ月半の赤ちゃん

お母さんの鼻にくっつくように歩いていて、お母さんも鼻で赤ちゃんをよしよし。めちゃめちゃ可愛い~~

実はこの日は、うちの息子ことらの卒園遠足。みんなでお弁当を食べた後は、お別れ会。みんなちゃんと並んでいるのに・・・ことらは離れて座ってる

ママたちからの一言コーナーではみんな号泣。え?ここで泣く?とびっくりでしたが、私の番になったら・・・やっぱり泣きましたね。

赤ちゃんだった息子がもうすぐ3歳になる。成長したなー…とか考えたらね。

ゾウの赤ちゃんも一緒におおきくなあれ。


絵本『つなみ、てんでんこ はしれ上へ!!』

2013年03月09日 23時04分28秒 | 小倉理恵の日記

明後日11日で東日本大震災から2年を迎えます。

今月、この絵本が発売されました。

『つなみ、てんでんこ はしれ、上へ!』

「つなみてんでんこ」とは、東北地方に伝わることばで、「津波のときには、てんでんばらばらでにげろ」という意味。

まず、自分の命を責任を持って守り、家族みんなが生き延びよう。という思いがこめられているのでしょう。

この絵本のモデルは、東日本大震災で実際にあった話、   <釜石の奇跡>。

釜石市内では1000人以上の津波による犠牲者を出したものの、市内の小中学生約3000人は、素早い判断で津波から避難し、99,8%の子供たちが生き抜きました。

これが<釜石の奇跡>です。

避難の途中では保育園児をおぶって逃げたり、避難を渋る大人を説得したり、すでに下校していた子供たちは自らの判断でその時、最善の方法を選択して生き抜いたそうです。

その奇跡が絵本になりました。

迫力あるストーリーと絵。避難の瞬間を描いたページは、見開くと1mにもなります。

私はこの絵本を、小学6年生の授業で読み聞かせしました。

子供たちは、自分と同じ小学生の行動が奇跡と呼ばれ、それが2年たって絵本になったことにおどろきながらも、身近な事として感じてくれたようです。

震災から2年。

被災地の復興のことも考えながら、いつ来るかわからない大地震に備え、「どうやって生き延びるのか」をもう一度考えて、家族や周りの人と話し合わなきゃと思いました。


出張!ラジオ講座in梅林小学校

2013年03月02日 11時04分08秒 | 小倉理恵の日記

明日の『民放ラジオの日』にちなんで、民放ラジオ統一キャンペーン「ラジオがやってくる!」の出張講座に、私も参加しました。

2月26(火)に出かけたのは、岐阜市梅林小学校。今年創立90周年をむかえる伝統のある学校です。

5年1部2部(組じゃない!)のみんなを前に、講師をつとめたのは、「モーニングバード」の筒井あーこ先生。

東日本大震災の被災者・石巻出身の須田裕司さんとの対談。震災当日の様子や、この2年間、そして命の大切さについて・・・。

子どもたちは真剣に聞き入っていました。

つづいて、子どもたちによる番組制作。

パーソナリティ、ディレクター、アナウンサー、ミキサー役に分かれて体験中。私はアナウンサー役の先生として、ニュースの読み方を指導中。

さあ、いよいよ本番収録!

番組が進行する中、私もドキドキ。。。自分がしゃべるよりも緊張しました~。

それにしても、みんな本当に上手!

何年かたったら、一緒に働かない?!

番組&当日の様子は、明日放送です。どうぞお聴きくださいね!

 

特別番組

『出張!ラジオ講座in梅林小学校』

3月3日(日) 9:30~9:55放送


インフルエンザ

2013年02月23日 11時10分35秒 | 小倉理恵の日記

生まれて初めてインフルエンザにかかってしまいました・・・。

岐阜県ではA型がはやっているそうですが、B型にかかりました。

私が勤めている小学校では、児童約1000人中230人、職員60人中14人が感染。

岐阜県では大流行のピークは今月初めに過ぎましたが、まだまだ中流行。(岐阜県リアルタイム感染症情報システムより)。

皆様、お気をつけくださいね。

 

私はもう大丈夫ですが、マスクははずせません。

熱が39度まで上がったときには、さすがに目が回りました。

息子も「目が回る・・・」というので熱を測ると39.9度!何度か坐薬を入れて熱を下げると、

「ママ、ちっくんして(くれて)、ありがと」。

なんだか泣けてきました。うつしちゃってごめんね。


子育て支援のまちinおおがき

2013年02月16日 10時09分30秒 | 小倉理恵の日記

先週の土曜日、岐阜FMのスタジオがある大垣市情報工房で、『子育て支援のまちサミットinおおがき』が開かれました。

基調講演は漫画家の高野優さん。3人のお嬢さんを育てながら育児に関する漫画をたくさん描いていらっしゃいます。

あざやかな緑の着物姿で、漫画をその場で書きながらお話するという、珍しい講演会。お子さんたちとのおもしろエピソード満載で、笑いっぱなしの一時間でした。

講演の中で、私が一番印象に残った言葉は、「子育てのバトン」

「子どもがまだ小っちゃい時には、いろんな人に助けてもらった。その時は自分の子育てでいっぱいいっぱいだったけど、今は次の子育て世代のママたちにそのバトンをつないでいきたい。」と。

私も小さい子供をつれていると、ホントによく声をかけてもらえるんです。だからいつかその想いを次に渡していきたいなと思いました。

                  

第2部は、東海地方6つの市の市長さんによるパネルディスカッション。各自治体の子育て支援についての取り組みを聞きました。

岐阜県からは大垣市と可児市。

大垣はやはり子育て日本一のまちを宣言しているだけあって、設備やサービスが充実しているなーと分かったし、可児はいじめ防止条例や、専門機関があり、顧問が尾木直樹さん=尾木ママですよ。子供だけじゃなくて先生からの相談も増えたり、実際にいじめが止まった例なんかもあるそうです。

そんな話を聞いて、「子育てはやっぱり一人ではできない。助けてもらえる部分は人に頼って子育て頑張ろう」って思いました。


節分会

2013年02月09日 11時34分50秒 | 小倉理恵の日記

我が家の節分はここ数年、主人の厄払いに名古屋の笠寺観音へ出かけています。

今年は恵方ということもあり、ものすごい人。境内には入ることさえ、一苦労です。本堂にたどり着くのはいつになるのか?

待ちきれなかったので、豆まき祈祷専用の通路から進むことに。

つまり、わたしも豆まきしちゃいました!

思いもよらぬ内掛け姿です!ダウンコートの上から羽織っているのでブクブク。ん?原因はそれだけじゃないって・・・?

ちなみに男性は裃姿です。

豆まき祈祷が終わった後は、参道の屋台でいっぷく。

寒さの中で甘酒がしみるねー。

by2歳児。

さて、家に帰ってからは恒例の恵方巻きと豆まき。

南南東に向かって無言でかぶりつきます。息子も気配を察したのか、神妙に食べていました。

豆まきは、今年は息子が、「おにやる!」

「おにはーそと!ふくはーうち!てやっ!!」かなり本気で豆をぶつけるママ。

おにはいったん逃げていきますが、すぐに戻ってきて、低い声で、「またきたぞ。」

おにとママとの攻防は一時間ほど続きました。

今年もたくさんの福がありますように。


江馬蘭斎伝

2013年02月02日 23時10分52秒 | 小倉理恵の日記

大垣市スイトピアセンターで上演された、市民創作劇・『江馬欄斎伝』を観に行って来ました。

江馬蘭斎は、江戸時代、8代将軍吉宗公の時代の大垣藩のお医者さん。

中:江馬蘭斎

右:八重(蘭斎をサポート後に医学の道へ)

左から小森玄良(蘭斎の弟子)

蘭斎は、もともとは漢方医学を極めた人だったのですが、杉田玄白、前野良沢の『解体新書』を読んで衝撃を受け、すぐ江戸へ。

その二人から蘭学を学んだのち、大垣で蘭学医の道を究めながら、蘭学を教える塾をひらき、後進の指導にも全力を注ぎました。よって美濃の蘭学の祖と呼ばれている人です。

キャストの皆さん

何がすごいって、蘭学を勉強し始めたのが46歳。蘭学と言えばオランダ語でしょ。それまでは美濃弁を話していたであろうおじさんが、いきなりオランダ語しかも医学用語を勉強するんです。

大変なことですよね。それを蘭斎は3年でマスターしたということですから、その努力は想像を絶するのでしょうね。

終演後のロビー。現代人の中に江戸時代の人が。

そんな蘭斎が92才で亡くなるまでの生涯を市民の皆さんが演じたわけなんですが、それは見事なお芝居でしたよ。キャストにはプロの役者さんがいないって後で聞いてびっくり。

子どもたち。カメラを向けると現代っ子ですね。

練習は9月から毎週行っていて、はじめはちっとも大きな声が出なくて苦労したという小学生も。かなり練習したんですね。

ちょっとシュール。

大垣の市民創作劇・ミュージカルは、ここ数年毎年行われていますから、また来年が楽しみです!


山本シュウさん

2013年01月28日 12時01分24秒 | 小倉理恵の日記

山本シュウさんを囲んで、radio80のパーソナリティが集合しました。

会は翌朝まで続き、子育て、教育、社会問題、ラジオとは!とにかく様々なシュウさんのお話しを聞きました。

私が一番印象にのこった言葉は、『子育ては自分育て=生きる強さを育てること』。

生きるのは、幸せになるため。

幸せとは、心が喜こと。

だから、どんな状況になっても、心が喜ぶことを引き寄せる力=生きる力を育てよう。

そのために、負けない心・アイデアを生み出す脳・健康な身体を鍛える!

これから生きていく上での指針にしようと思いました。


直木賞!浅井リョウさん『何者』

2013年01月19日 11時05分18秒 | 小倉理恵の日記

今週は芥川賞と直木賞が発表されましたね。

その中で直木賞の浅井リョウさん。もうたくさん報道されていますが、垂井町出身の23歳、大垣北高校、早稲田大学卒業で、平成生まれとして初の受賞者。 

大学時代に書いたデビュー作「桐島、部活やめるってよ」も昨年映画化されてかなり話題になりましたが、今回の直木賞受賞作『何者』。

 

読みましたよー。

発表があった日の夕方、本屋さんに行きましたが、売り切ればっかり。5軒はしごしてやっと手に入れましたよ 

就職活動「シューカツ」の今、がわかります。びっくりするほど熾烈。浅井さん本人が、実際に「シューカツ」した会社員一年生だから、よリアルに伝わるんでしょうね。

私の就活は昔のことですが、何十社にも落とされると、「自分は世の中からいらない存在なんだ」と思ってしまいます。

ただでさえ、自分が崩れてしまいそうなのに、それに加えて、 今はインターネットで常に誰かとつながって、「今この瞬間の自分」をさらけ出すことが”日常”となっている大学生は、ダブルで辛いだろうな・・・。

 

だからいくつもの「顔」を持つ。でもそれ、大人だって、同じ。

 

読んでいると、胸の奥の毒みたいな部分をえぐられる気がして、痛い。途中で息をしていないことに気づきました。最後がまたすごい展開ですが、ココまでにしておきますね。 

 

ココロが震える作品です。ぜひ読んでみてください