kohは今日も元気です

思うようにブログアップが出来ませんが、俳句のこと、テレビ番組のこと等、日常をぼちぼち書いていきます。

鎌倉殿の13人 第39回穏かな1日

2022-10-22 13:01:47 | 鎌倉殿の13人

 

 

(い) 今朝みれば山もかすみて久かたの天の原より春は来にけり

 

or

 

(ろ) ひさかたの山もかすみてけさみれば天原より春はきにけり

 

どちらがお好きです?

 

(い)は実朝の初めに詠んだ歌

(ろ)は三善康信が逆にした方がと手直しした歌

 

源仲章が藤原定家からの文を意気揚々と持って来た

内容は、実朝の和歌への添削だった

↑上の歌のことではなかったですが、それも

三善康信が逆にした方が…と直してたようで

三善さん、また出禁になってしまいました

実朝さんは優しいですね

でも、ここぞという時強くなる

本当に強い人は、優しいと昔から言いますね

 

それから驚いたのが、実朝の歌唱力

朗々と歌い上げましたね♪

 

つぎは、この歌

 

春霞たつたの山の櫻花おぼつかなきを知る人のなさ

 

仲章さん曰く、これは恋の歌

差し出した実朝、渡された泰時

史実は知りませんが、三谷幸喜さん歴史書をこう読み取られたのですね

in today's  world

 

昔の方が、今よりもっと自由だったような

 

実朝さんのせつなさが、優れた詠み人へといざなったのでしょうか

 

”大海の磯もとどろに寄する波われて砕けて裂けて散るかも”

 

泰時に以前に詠んでいた歌と取り換えましたが

さらに切なさ募ります~

 

利発な泰時ですから、充分理解したでしょうね

 

紀行コーナーでは、この句も紹介されました

 

山はさけ海はあせなむ世なりとも君にふた心わがあらめやも

 

大地震があった時、後鳥羽上皇に向けて詠んだ歌だとか

 

ダイナミックに詠んだと思えば、消え入りそうなくらい寂しげだったり

見事ですね

 

とはいうものの和歌のこと知らないのです、関西人のあれです(^-^;

知らんけど

 

一方、鎌倉は穏やかな一日と言えるでしょうか

あちらもこちらも、虎視眈々

義時の「悪」が凄みを増して来ました

うっかりこぼした言葉が命取りになります

 

ドラマを見る以前は、北条にはちょっと違和感がありました

このドラマで初めの頃、好感度が⤴だったけれど、今⇄

なんとか、爽やかな鎌倉にならないでしょうか、三谷幸喜さん

今は、歴史を感じ、おしゃれな町を感じ、とてもいい所ですものね、鎌倉

 

ドラマ、残すところも少なくなってきましたが…

 

 

実朝の和歌、さっとうわべを見ただけですがいいなと思ったのを

何しろ百人一首での歌、そう言えばあったなあ程度でして

 

 

・もの言はぬ四方の獣すらだにもあはれなるかなや親の子を思ふ

(あはれなるかなや”の最後の「や」が面白いですね

俳句なら切れ字の2連結)

 

・時により過ぐれば民の嘆きなり八大龍王雨やめたまへ

 

・身につもる罪やいかなるつみならん今日降る雪とともに消ななむ

 

ほんと、気付く罪も気付かぬ罪も、雪みたいに消えておいてほしいです

 

 

 


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