7月17日、八坂神社のお祭り『祇園祭』の山鉾巡行が執り行われました。
『血が騒ぐ』とでもいうのでしょうか。じっとしていられないのが京都の人間です。
祇園囃子と、御池通りの街路樹で、激しく鳴くせみの声が、京都の夏を更に激しく熱いものにしていました。
「長刀鉾」 なぎなたぼこ: くじ取らずの長刀鉾といわれ、毎年先頭を行く。鋒先の長刀が疫病、邪悪を祓いながら進む。
「淨妙山」 じょうみょうやま: 宇治川の合戦で三井寺の僧兵「筒井淨妙」と一来法師、奮戦の一瞬を再現。鎧があり、重要文化財(町内所有)
「鶏鉾」 にわとりぼこ:中国堯の時代、天下がよく治まり、訴訟用の太鼓も用がなく鶏が巣を作ったという故事による。
「蟷螂山」 とうろうやま 又は かまきりやま:山鉾唯一のからくりが乗っている。
かまきりと御所車の車輪が動く。(雨よけの覆いが残念ですが)
・
鉾は、九基、山は二十基、曳山が三基、合計三十二基が、巡行します。