チェス。

前にNetflix「クイーンズギャンビット」を見た。

今読んでいる、小川洋子「猫を抱いて像を泳ぐ」。

２作品とも『チェス』の話で、
クイーンズギャンビットは、児童養護施設で用務員からチェスを教えられ才能を開花。
猫を抱いては、孤独な少年が廃バスの中で暮らす男からチェスを教えられ、
と、２つは作品の風景は違えど読んでいる最中も
ここにベスがいたら、と、
クイーンズギャンビットを思い出しながら読んでいるという不思議な感じで。

将棋の藤井聡太くん。
藤井くんはチェスとかもできるのだろうな。
チェスト将棋の違いってなんだろうかと調べてみた。

盤を見るとチェスが8×8マスなのに対して、将棋盤は9×9マスあります。
このように、チェスと比べると将棋のほうが駒数もマス数も多いので、
これだけ見ても将棋のほうが複雑なのがわかります。
さらに、チェスと将棋では取った駒の扱いにも違いがあります。
チェスでは取った駒はもう盤上で使うことはありませんが、
将棋では取った駒を自分の駒として使うことができます。
チェスや将棋を人間対コンピュータで対戦することがありますが、
チェスは比較的早くコンピュータで対戦できたのに、
将棋はスーパーコンピュータが誕生するまで実現しませんでした。
それは、取った駒を自分の駒として使う動きの制御が複雑すぎて、
通常のコンピュータの処理速度では不可能だったからなのです。

チェスに比べて将棋のほうが考えることが多く、
奥が深いゲームといえるでしょう。
チェスと将棋は違いもあるかわりに似ている点も多いので、
チェスが強い人は将棋も強く、またその逆もいえます。

現に、プロ棋士の羽生善治さんはチェスでも日本一になったことが
あるそうですから、チェスが強ければ将棋も強いのは間違いありません。


羽生さん！羽生さんったら！

チェスの事を考えたのでした。