記念すべき日。

昨日、夕方に雨が降ってきた。
ツンの「まもレール」の改札通過のお知らせが来たので、
傘を持って迎えに行ってやった。

川沿いを歩いてくるツンを見つけ、
傘を前に出しながら近づいて行っても目も合わせない。

目の前まで行き、
「ほら！」と傘を出したら、
「なんだ、おかあさんか。
変なおばさんが、傘がなくて困った人に傘をあげてるかと思ったよ。」
と。
変なおばさん。
善意の変なおばさん。
確かにツンは目が悪いが、肉親がわからぬ事があるだろうか。

確かに私の装いは、パジャマ感満載だった。
マスクもし忘れ、着の身着のままふらっと家を出た人のようだった。
昼に見た、チェックの完全なるパジャマで歩いているおじさんを見て、
「パジャマ！」と口に出した自分に、
そのまま返してやりたいくらいだ。

自分の子に「変なおばさん」と思われる記念すべき日であった。