連日の探索で膨大な写真量を整理する時間も、ブログを更新する時間も取れず申し訳ありません。本日は”Carree d'artsカレ・ダール（ニーム現代美術館）”のご紹介です。指名設計コンペにより建設された現代美術とマスメディア資料館だそうです。コンペの獲得者ノーマン・フォースター卿による設計です。紀元前３世紀の寺院（メゾン・カレ）に隣接しており、景観上も配慮されて設計されているそうです。古代ローマの遺跡と現代建築、全く時代の違う造形物が対峙する姿が美しいです。使用目的は、パリのポンピドーセンターと同じですが、収蔵作品や企画展の規模は比べ物になりませんでした。ニームという街はフランスにおける最古のローマ時代の街でもあり、その頃の遺跡も多く残されているにも関わらず、現代建築も多く取り入れようとしている姿勢が伺えました。2017年オープン予定の「MUSEE DE LA ROMANITE／ローマ歴史美術館」のコンペ獲得作品の展示も行われており興味深かったです。後日掲載させて頂きます。
