共に、年月を経て変化した木素材の表情に、何とも言えない良い味が出ている”デザインワゴンと机木製”は、近所の蚤の市ヴァンヴ内の、ある業者さんのお店で見掛けました。「ワゴン」は、シンプルな形状ですが曲げ木の意匠が美しく、置いてあるだけでも存在感があります。特に、把手部分の収まりが素晴らしいです。天板と底板の二段式棚板が、ワゴンとしての収容能力は十分だと思います。お値段は100€切っておりました。「机」は、シンプルな作りに、コンパクトなサイズながらも、木製一枚板の天板下には、三段式の引き出しと一枚の棚板が施されており、使い勝手は良さそうです。お値段は100€近くでした。皆さんは、木素材の特性が生かされ雰囲気のあるこんなワゴンや机、ご自宅用に如何ですか?個人的には、使い込まれた木の表情が好きなので、今回のモノは特に気になりました。
以前「パリの古道具屋にて-22/シャンデリア各種01」でご紹介させて頂いた、近所のパリ14区にある古道具屋「LASALLEDESVENTESDUPARTICULIER(ラサルデヴァントデュパティキュリエール)」は、一階と二階からなる1200m2の広大な売場内に、モノの種類も豊富に揃えられております。非常に高価なモノもありますが、驚くほど安いモノもあります。蚤の市で探しても見付からず、困った時に行けば必ず何かに出逢えます。購入を考えているのであれば、商品の回転も早いので良いモノが見付かれば、迷わず即断即決が絶対条件です。一点モノばかりなので、また後でとは言ってられない状況は蚤の市と同じです。しかもフランスでは珍しく、日曜日も含め毎日開いており便利です。週末は、お客さんの出入りも多いです。何かめぼしいモノが無いか、時々のぞいてみては、楽しんでおります。昨日もアルネ・ヤコブセンの「エッグチェア」の赤がありました。http://www.lasalledesventes.fr/antiquites-brocante/nouvel-arrivage/fauteuil,c,30/皆さんは、行きつけの古道具屋やアンティークショップございますか?個人的には、パリには幾つかこうしたお店があるので、今後も色々ご紹介させて頂ければと思います。http://www.lasalledesventes.fr/ 住所 117 rue d'Alesia - 75014 PARIS 電話 0145424242 営業時間10時~19時 定休日無し
写真があまり良くなくて大変申し訳ないのですが、こちらも同じ古道具屋で見掛けた”ヴェルナー・パントン1967年パントンチェア黒”は、保存状態が良いことから、おそらくヴィンテージモノではなく、リプロダクト品だと思われます。デンマーク出身のヴェルナー・パントンが1960年にデザインした代表作パントンチェアは、世界で初めて製造された完全一体型成型椅子で、その独特のフィルムはスタッキングも可能というところが特徴です。ファーストモデルのFRP素材後も、様々なプラスチック素材が試され、現在では環境に配慮した再利用可能なヴィトラ社ポリプロピレン製が一般的になりました。カラーバリエーションも豊富です。お値段は200€超えでした。皆さんは、パントンチェアのヴィンテージ品とリプロダクト品どちらがお好みですか?個人的には、金額が全く違うので一概には言えませんが、ヴィンテージモノに憧れがあります。
イタリアはフロス社、アッキーレとピエル・ジャコモのカスティリオーニ兄弟デザイン著名ランプそっくりの''アルコランプ風フロアスタンド白大理石ベース''は、久しぶりに訪れた近所の古道具屋で二台揃って売られておりました。本物と見紛うほど良く出来た、シンプルで悪くはないデザインです。以前にも何度となくご紹介させて頂きましたが、彼らの作品に似たデザインランプは世間に氾濫し、それらを見掛ける度に、改めて二人のデザインに対する強い影響力を再認識させられます。多くの人に真似されるということは、それだけそのデザインに魅力があるということなのでしょう。このランプの大理石ベースの大きさは、本物とほぼ同じ形状です。ジョイント部が洗練された丸フレームのデザインが、角フレームの武骨な印象ある本物とは異なっております。それでもお値段は400euro近くでした。皆さんは、有名なアルコランプにインスピレーションを得た照明器具、どのように思われますか?自分だったら、もう少し二人に敬意を払った、ひねりのあるデザインにアレンジしてみたいと思いました。