ろうばのつぶやき

もはや逆らえないわが身の老化と世の中のIT化、パソコンを前にひとりつぶやく昨今。

ばばたちだけ

2011-01-14 15:10:28 | 世間
昨日はドカ雪が積もった上に、どんどん降り
続き、一向に止む気配のない空模様だった。

夫は何とか出社したが、その後の除雪、次に
自分の車を出すための除雪・・・思っただけで
ヘロヘロ。

雪は降り続け短時間にかいてもかいてもすぐ
積もる。

車道の除雪も追いつかない事態が予想され、
さらに湿り雪なので、下手すると脇道は
一旦とまると、そのまま立ち往生しそう。

諦めておもて通りへ出てタクシーを拾う
ことに。

ところが空車がつかまらない。
で、急に雪が降り止み青空に。

身体も冷えてしまったので、一旦家に戻り
様子を見てやっぱり自分の車を、除雪して
から出そうかな・・・という気になった。

家に戻る途中で、50センチほどの積雪の
路肩で埋まって出られない車が。

向かいの知り合いのお寿司屋さんでスコップを
借りてきてあげようかと思ったら、あいにく
定休日。

車の主のおじさんが、近くの小学校まで行って
スコップを借りてきて掘ってみたがダメ。

小型車なので、男の人数人で押せば脱出できる
と思ったので、学校へ戻って頼んできたらと。

このお方、「学校に男の人なんかいるだろうか?」
とか言ったりして、話がかみ合わない。

家も近所だと言うし、道を塞いでいるわけでもない
ので、じゃ、停めておいてご自分で決められれば・・
てな感じで、その場を離れ家に近づいたところで、
C宅前にも車が横付けされていて、C夫人が立っていて

C「この車、埋まって出られないのよ」

こちらもおじさんドライバーで中型車が道を
塞いでしまっていた。

C夫人がスノーヘルパーを貸してあげていたが、
うまく行かなかったという。

C「うちの息子は会社へ行っていないし、隣の
  Dさんのご主人もまた勤め始めていないのよ。」

そこへA夫人が出てきた。単なる野次馬

C「このへんでいるのババばかりだしね(笑)」

さらに区長夫人も通りかかって

区「あら、埋まってるの。うちにもタイヤに
   挟んで使うものがあるけどダメよね・・」

と、言いながらとっと通り過ぎていく。

私「他の車に引っ張ってもらうほうが早い。
  牽引ロープ持ってませんか?」

わたしは自分の車には、スコップ、滑り止砂
などを積んでいるが、あいにく牽引ロープは、
夫の車にしか積んでいなかった。

車のおじさんも近所らしく、家に探しに
戻って行き、ちょうど近くで除雪していた
小型のショベルカーも頼んで引き連れて
来た。

やれやれ、これで大丈夫。
と、思いきや、おじさんが持ってきた牽引
ロープの両端はループ状で金具がなく、
取り付けできない代物!

うちに金具になる何かないかなと思ったが、
もしかしたらB宅に牽引ロープがあるかもと。

亡くなったB氏は、車整備のプロで車庫内に
色々な工具があったし、B氏の乗っていた
車をそのままB夫人が使っているので、きっと
牽引ロープも積んであるかも。

B宅へ行ったら、玄関でさっきの区長夫人が長居
し続け、B夫人も早く探してわたしに渡したい
のに、かなりやきもきしたらしい。

KYな区長夫人も困ったものだ。
さっき通りかかって状況は承知だろうに。

B夫人とふたりでトランクの下のほうにあった
牽引ロープ(もちろん金具付き)を見つけ持って
いくと、車のおじさんは

「あ~、細いな、大丈夫かな・・」とグズグズ。

わたしは蹴飛ばしてやりたくなったが

「大丈夫だって!ちょっと引っ張るだけだし
 早く付けて!」

除雪車も時間に追われての作業中で、いったん
戻って作業しては、また回ってきてくれて
いるというのに。

だいたいこの車のおやじたちは、何と無自覚
なんだろう。

こんな日にスコップも携帯も、何にも持って
なくて、平気で除雪してない脇道につっこんで
くるのだから。

何でこんなに簡単に埋まって動けなくなるん
だろうと途方に暮れるだけで、まず何ができる
かという状況判断をしない。

そのくせプライドだけはあって、自分で何とか
出られるだろうと、やたらアクセルを吹かせて
どんどん深みに嵌っていたのだ。

埋まった直後なら、スコップひとつと、ちょっと
したテクがあれば、すぐに出られたものを。

結局、除雪車にほんの数十センチ引っ張られた
だけで、このおじさんの車は一瞬で脱出できた。

さっきのもう一台の車もお願いしようと、数十
メートル先を見たら、ちょうど男性数人で
押して脱出できたところだった。

学校が昼休みになり、先生たちが来てくれたの
だろう。

二件落着で、やっとわたしは家へ戻れたが、結局
タクシーを呼んで、おもて通りの信金前で拾って
もらうことにした。

いつも自分の車で通る幹線道路はまだ渋滞して
いた。

今日は雪も小康状態。

わたしはさっそく自分の車にも積んでおこうと
ホームセンターに寄って、牽引ロープをゲット
した。

昨日はB夫人がたまたま居てくれたから
よかったのだ。

除雪で顔を合わせた時、区役所へ(車で)行く
用事があるとB夫人が言ったので、急がないなら
翌日にしたほうが無難だと言っておいて二重に
正解だった。

昼間、ババたちしかいない町内では、車で
通るジジがいても、アテにできないことが
判った。というより、ババよりやっかいだ

ババたちは非力でも、備えと用心しておけば
ジジたちより迷惑をかけないで済むのだ。
コメント (2)
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