ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

生きていれば、母卒寿

2019-10-21 22:23:21 | 生き方
卒寿。
旧字体で「卆寿」。
「卆」の字が「九十」と書くから「そつじゅ」。
90歳の祝いを指して、卒寿という。

何でこんなことを書くかというと、今日10月21日は、亡母の誕生日。
今日が生誕九十年の記念すべき日。
昭和4年の生まれであった。
生きていれば、卒寿だったのだけどね。

母は、10人兄弟の10番目だったから、一番最後まで生きるのだろうと思っていたら、順番を狂わして、兄姉4人より早く逝ってしまった。

この時期になると、思い出すのが、中越地震のこと。
今はもう15年も前のことになってしまうが、その年に母は、「最後の誕生日」をその地震の2日前に迎えていた。
午後6時前にその大きな地震が起こったのだった。
新潟県内に起こったその地震は大きな被害をもたらしたが、幸い私の周辺では大きな被害がなくてすんだ。
母と一緒にわが家でその地震を体験した私と娘にとっては、今も3人一緒にいたという大きな思い出となっている。

その頃は、母が「余命半年」の宣告を受けてから7カ月がたとうとしていた。
それでも、私たちのために夕食を作ってくれていた母であった。

やがて、その翌月あたりから、夜が眠れないと嘆き、昼はよく昼寝をするようになっていった。
そして、12月下旬、自ら病院に入院することを望み、翌年冬が終わらぬうちに亡くなったのだった。

そうか、もう15年か。
あの頃中年真っ盛りだった私も、還暦を過ぎ、老年へと移行しつつある。

今朝、卒寿だね、と心の中で思いながら線香をあげ、仏壇に手を合わせた。
夕食時には、妻が、サツマイモやいろいろな具を入れて、きれいなイモ御飯を炊いてくれたのを仏壇に供えた。

あれから15年たっても、わが家は5人家族から4人家族に減ったままだ。
その様子を天上で見ながら、笑ってくれていることだろう。

どうかこれからも、私たち家族を見守ってください。
今日は、生誕九十年を祝っています。
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ラグビー日本代表敗退も、ONE TEAMのすばらしさを見せてもらった 

2019-10-20 22:23:54 | スポーツ
ラグビーワールドカップ準々決勝。
日本対南アフリカ。
3-26。
一次リーグ4連勝。初の決勝トーナメント進出。ベスト8。
ここまで勝ち進んできた日本の快進撃が止まった。

前半は、期待の持てる3-5での終了だったが、南アフリカは、後半は日本のよさを出させず、弱いところを徹底的に突いてきた。
南アフリカは、後半圧倒的にボールを支配した。
しかし、点差が離れても、日本の選手たちは最後まで本当によく戦ったと思う。

最後は、自分たちでボールさえ出せば試合を終わらせることもできたのに、プレーの続行を選んだ南アフリカ。
意地でも最後に日本からトライを奪おうとした。
だが、日本の選手たちも粘って、懸命にタックルを繰り返し守備をしていた。
何度かのアタックによっても前に進むことができず、南アフリカは、とうとう試合を終わらせる選択をした。
そこで試合は終わった。

試合が敗戦で終わってからも、まだ終わっていないプロ野球日本シリーズにテレビのチャンネルを切り替える気にはならなかった。
普通なら、自分の応援しているチームが負けると、チャンネルを変えるか消してしまうかしてしまうのだが、今日は試合の余韻を感じていたかった。

次々に映される選手たちの表情が、ベスト8の満足感はあっても、やはり負けて終わってしまったことに大きな感慨を抱いていることを物語っていた。

試合直後のインタビューでトンプソン選手は言った。
「さびしい。」
と。
終わってしまったことをそう表現していた。
トンプソンもその後のインタビューで語っていた堀江選手も、
「精一杯やった。」
と語っていた。
そして、
「いいチームだった。」
とも。

ONE TEAM。
国籍の異なる選手たちが集まっていても、互いを信頼しながら力を合わせ、1つになって戦う姿は、見事だった。
試合開始前の国歌斉唱で、韓国やニュージーランドや様々な国籍の選手でも、みな堂々と「君が代」を歌っていた。
そこにも、感激した。
彼らは間違いなく、私たちの誇る日本代表だった。
そして、本当に素晴らしい結束と戦いぶりだった。

ありがとう、日本代表フィフティーン。
フィフティーンだけでなく、このチームにかかわったすべての人に、大きな拍手と感謝の言葉を送りたい。
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敗戦で残り5試合さらに厳しく…

2019-10-19 16:36:06 | アルビレックス新潟
ああ。
1点が届かなかった。
1-2。
福岡に最後は守り切られた。

サッカーJ2リーグ第37節。
3連勝と波に乗る新潟は、アウエーで福岡と対戦。
福岡は、今季は下位に低迷している。
J3への降格圏と勝ち点5しか差がないという、怖い状況。
だから、今日の試合も、負けられないという気迫があった。

結局、今日の試合は、相手の最初のシュートで先制を許してしまったのが最後までたたった。
たしかに、試合の入りは、福岡の攻勢が続いた。
しかし、なんとなくゆるい雰囲気のまま、シュートは打たせずに8分が過ぎたころだった。
ペナルティエリア外から、相手選手に突然のミドルシュートを打たせてしまった。
それが、相手の先取点となり、新潟は追いかける形となる。

チャンスはそれなりに作るも決め切れないでいると、後半のコーナーキックから先に点を入れられた。
0-2は、厳しい。
勝つしかない新潟は、前半とは打って変わって積極的に攻めに転じる。
20本以上のシュートを浴びせた。
ところが、大事なところで枠にいかなかったり、勢いのないシュートだったり。

78分に、レオナルドのシュートが決まって、1-2。
ここからも新潟の猛攻は続いた。
しかし、最終的に決定力不足を露呈。
24本打って、枠に行ったのは16本と放送では言っていたが、1本しかシュートが決まらないのだから

中継の実況担当者や解説者は、最後まで死力を尽くしたとか、死闘だったとか、よい試合だったとか、何度も叫んでいた。
しかし、そう言えるのは、勝った福岡の側に立っているからの言葉だ。
負けた側の新潟にとっては、いい試合でもなんでもない。
負けでしかないという残酷な現実。

昇格プレーオフに出るためには、今日の試合を迎える時点で、残りすべての試合を勝つしかない、というような状況だったはず。
下位チームに対するこの負けで、いっそう苦しくなった。

残りは5試合しかない。
全部勝つことも考えづらい。
今までも背水の陣での戦いと思っていたが、残り5試合いよいよ今度は首の皮一枚残しての戦いだと感じる。
さらに苦しくなった。
あとは、選手たちを信じて応援していくしかないのだけれども…。
とりあえず、5連勝を期待しよう。
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今年のプロ野球ドラフト、新潟県関係の指名は3選手

2019-10-18 21:42:35 | 新潟
昨日のプロ野球のドラフト会議。
新潟県関係では、埼玉・花咲徳栄高の韮沢雄也内野手(堀之内中出)が広島から4位指名を受けた。
育成ドラフトでは、BCリーグの新潟アルビレックスBCの樋口龍之介内野手が2位、長谷川凌汰投手が3位で、それぞれ日本ハムから指名された。
今年は、新潟県関係で指名されたのは3選手であった。
このところ、4,5人の指名があったので、今年は少し少ないかなと思う。
3人ともがんばって1軍で活躍できるようになってほしいと思う。

ところで、1年前ドラフト指名された選手で、新潟県関係で今年1軍で活躍できたのは、ソフトバンクで4位指名された椎野投手くらいだった。
彼以外に、新人で活躍できた選手はいなかった。
なかなか厳しい世界だと思う。

今春、3年目を迎えた中日の笠原投手は、開幕投手として登板し、前半は活躍したが、途中から心臓の病で大変なシーズンだった。
やがて復活したが、今一つ調子が上がらなかった印象だ。

かつて「野球後進県」と言われた新潟県だが、今は、高校野球でもBCリーグでもそれなりの活躍を見せるようになった。
だが、もっとすごいヒーローの出現を待ちわびている。

今年指名された韮沢選手は、「自分のプレーを見て、新潟の子どもに野球を好きになってもらいたい」という抱負を述べている。
頼もしい。

来季のプロ野球では、新人はじめもっとたくさんの新潟県関係の選手に活躍してほしいなと期待している。

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味を問わない米の等級分け…?

2019-10-17 22:32:07 | 新潟
最近のニュースで、新潟県人として気になるものがあった。
それは、「新潟県産コシヒカリの1等米の比率が過去10年で最低」という内容のものだ。

16日に新潟県が、専門家でつくるコメの品質に関する研究会で報告したものによると、
今年の新潟県産のコシヒカリの「1等米」の比率が先月末時点で20%と、過去10年で最も低かった平成22年産の20.3%とほぼ同じ水準にとどまっているとのこと。
これは、過去10年で最も低い水準にとどまっているということだそうだ。

コメの品質は、稲の穂が出た後高温の影響を受けやすいのだそうだ。
今年の8月、台風の接近に伴うフェーン現象で全国で最も高い気温を記録した日々があったのがその原因らしい。
米づくり農家は頭を痛めているという。

なぜ1等米でなければいけないのかというと、等級が低いほど買取価格が下がるためだ。

ただ、私が「?!」と思うのは、この等級分け自体だ。
コメの等級は、形やつやなど見た目を元に4つの等級に分けられるという。
しかし、等級が低くなっても、食味には影響ないとされている。

なんのこっちゃ?
食味に影響がないのに、なぜわざわざ等級分けするのだ!?
米を炊いて、ご飯がおいしければそれで十分じゃないか、と思う。
それをわざわざ「形」「つや」など、米のうちに「見た目」で分けるなんて…。

県外の大都市に出かけていくと、いつも米のまずさが気になる。
新潟で食べている米より、格段に味が落ちるからだ。
ひいき目に見ているところもあるかもしれないが、県産コシヒカリは、やはりうまいと感じる。
うまいものはうまいのだから、わざわざ等級分けする必要はないのではないか!?

味は問わず、見た目だけで等級を低くし、買い取り価格を下げることは、一生懸命米作りに携わった人たちの収入や生産意欲を減らすことにつながると考える。
この等級分けを、なんだかばかばかしく、むなしく思うのは、私だけだろうか。
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ランラン,RUN

2019-10-16 21:59:28 | RUN
新潟シティマラソンが台風で中止となってしまい、少し気が抜けた。
数日たったというのに、毎日テレビ等で各地の被害を見せられると、あの日確かにマラソンどころではなかったなと思う。

それ以降、天気は悪いし相変わらず体調がすぐれないし、という訳で、なんだか走る気にならないでいた。
今日は、大会が中止になって以後、初めて青空が広がった。
空気がさわやかな感じ。
今日は、走りに出たい、と思った。

午後4時ころ走り出してみると、気温は18℃。
気温も走りやすくなったということ。
走りやすくなったなあと思い、あまりウオッチを見ずに、タイムにこだわらないで走ることにした。

最近のことを振り返ってみると、新潟シティマラソンは中止になるし、この1か月は体調不良の連続だったし、まともに走れていなかった。
そんなだったから、体が走りたがっていたのだろうか。
最近にしては、結構速いスピードで走っていた。
それが気持ちいい。

途中水飲み2回、写真撮影2回など、休みを入れながら走った。
夕日がきれいだった。

「さあ、あの夕日に向かって走るんだ!」
「先生~っ!!」
…と叫びたい気分。
熱血の青春ですな。

風を切って進むのが楽しい。
景色が変わっていくのが楽しい。
自分の力でそれができるのが楽しい。
だんだん調子に乗って、さらに速いスピードで走りたくなった。
後半の5kmは、1km4分50秒を切るスピードで走ってしまった。

結局、13kmを走った。
以前に比べて少ないとはいえ、たいない高原マラソンで17.5kmを走って以来、それに次ぐ距離を走ったのだった。

多少の苦しさはあっても、走ることは楽しいなあ。
そういうことを感じることができた、秋晴れの夕方だった。。

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冬の足音

2019-10-15 22:14:29 | 自然・季節
コォー、コォー、コォー。

今日の日の入りは17:06。
日が暮れてだいぶ暗くなった、17時半ころ、空から特有の鳴き声が聞こえた。
7か月ぶりに聴いたこの声は、冬の使者ハクチョウのものだ。

1週間ほど前の新聞やテレビで、阿賀野市の瓢湖で今シーズン初めて白鳥の飛来が確認されたというニュースが流れていた。
去年より2日遅い飛来だということだ。
白鳥の飛来は知っていたが、こうして実際に鳴き声を聞くと、冬が近いことを感じる。


台風が通過して、秋晴れが広がるのかと思ったら、以降もくもり空の日々。
そして、急に寒さが来た。
わが家では、扇風機を片付け、ガスストーブを引っ張り出し、早速つけた。
近いうちに、電気カーペットやこたつを出さないといけないな。

少し前まであれほど暑かったのに。
急速に冬の足音が近づいている。
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J2新潟、今季初の3連勝

2019-10-14 20:37:46 | アルビレックス新潟
サッカーJ2リーグ第36節。
新潟は、昨日アウエー愛媛戦であった。
今まで0勝2敗1引き分けと、勝ったことがない相手。
今季は、前半2-0から後半に3点を入れられ逆転負けしている。
同じオレンジをチームカラーとするのに、甘くない。

対戦相手としても厳しさがあるが、今回は戦わずしてもう一つの厳しさがあった。
それは、台風。
台風が来るというので、新潟の監督・選手たちは前日に飛行機移動するのを、前々日に新幹線を乗り継ぐなどして陸路で一日早く移動したのだそうな。
試合前のコンディション調整も大変だったことだろう。
監督や選手はそれでよいとして、サポーターはどうやって現地入りしたのだろう?
同様の方法か、前日高速道路を使っての移動か。
宿泊を一日前倒ししたのだろうか。
とにかく新潟から応援に行った人たちには頭が下がる。

さて、アウエーの試合はいつものようにDAZN観戦。
先発メンバーは、前節同様。
早川も本間至恩も、出場してがんばっていた。
しかしながら、ポゼッションは新潟3:愛媛7くらいで防戦一方の展開。
ただ、あまりあせっている様子は見られない新潟の選手たちがチャンスをうかがう、という感じ。
愛媛の選手たちが絶好のシュートチャンスを逃すという運をも
それが、42分、大武から左サイドの前線に待ち構える本間至恩に長いパスが通った。
至恩は、ペナルティエリアに得意のドリブルで切り込み、シュート。
これが、ゴールキーパーが飛んでも手の届かない、とんでもないゴラッソなシュート。
見事に決まって、1-0と新潟先制。

後半になってから、愛媛は、新潟県出身の有田や、前回対戦でもシュートを決めた山瀬らを起用して、挽回を図る。
攻められながらも、時折チャンスも作って攻めるという展開。
大きなピンチの連続を、GK大谷の好守やDF陣の体を張ったプレーで防ぎ切る。
終盤には、新潟も1点を守り切ろうという策に出て、勝利をつかみ取った。

これで、新潟今季初の3連勝!
9月、10月は負けなし。
7試合で4勝3引き分け。
今まで、連勝と言えば、2連勝がわずかに2回あっただけ。
その代わりに、4連敗1回、3連敗を1回。
まだまだ上位との差は、大きい。

昇格プレーオフ出場圏の6位とは、まだ勝ち点で7も差がある11位。
上位陣がつぶし合う間に、連勝でなんとか食い込んでいきたいものだ。


気候条件、交通条件の悪い中、愛媛まで駆けつけたサポーターの皆さん、ありがとうございました。
愛媛より新潟の応援の方が、少ない人数でも声が大きく聞こえました。
とても頼もしく思えました。
皆さんの応援が、新潟の選手たちを奮い立たせたことは間違いないのです。
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ラグビー日本代表ベスト8 選手の言行と被災者への思いやりにも感心

2019-10-13 23:03:46 | スポーツ
「ベスト8に進むことを目標にここまでやってきた。
そのために、4年間様々なことを犠牲にしてやってきた。」
試合に勝利してインタビューを受けた福岡も、稲垣も、同様なことを口にしていた。
それが、こうして実を結んだ。
そのことを実現させた選手たちに、大きな敬意と賛辞を贈りたい。

そして、稲垣は言った。
「台風で被害を受けた人々に、勝って少しでも元気になってもらえるようになってほしかった。」
ラグビーは、自分を犠牲にしても、チームとしての勝利を目指す、チームプレーのスポーツだ。
自分のことだけではなく、日本のことまで考えてプレーしたことに、日本代表としての自覚と責任も感じた。

今日は、台風一過。
東日本に恐ろしいほどの量の雨を降らせた台風だった。
その影響で、各地で台風の巨大な爪痕を見せつけられる河川の氾濫。
降り過ぎた雨が川を異常に増水させた結果、堤防が決壊したり、堤防の高さを越えたりということにより、各地で甚大な被害をもたらした。
私の住んでいる新潟県内でも、県境の山地を中心に大量の雨が降ったために、河川の氾濫が見られた場所があった。
予想をはるかに越えた雨が降ったということだ。

ワールドカップで日本がベスト8に入ろうが敗退しようが、被災した人たちにとってみると、自分たちの暮らしが楽になる訳ではないだろう。
それでも、試合のピッチに立って勝利を目指した日本代表の選手たちの気迫はすごかった。

犠牲にした4年間を無駄にしたくない。
絶対に勝利する。

強い意志を感じた。

試合を通して、懸命に自分ができることを愚直にくり返し、懸命に耐える姿は、被災して厳しい環境に置かれている人たちにもがんばろうとする勇気を与えるものだったと思う。

また、昨日今日と、日本での開催のために、突然の台風の襲来によりせっかくの試合ができなくなってしまった他国の選手たちもいた。
なのに、せっかくの試合が中止になってしまったというのに、被災地でボランティア作業をするカナダの選手たちのことも、ニュースで紹介された。
そのスポーツマンシップにも、感心した。

今日の日本代表チームの勝利には本当に感激した。
あわせて、日本の選手にせよ他国の選手にせよ、被災した人たちを心配する姿は、さすが心技体の整った代表選手たちだと思った。

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悪天候の下でも公園清掃

2019-10-12 14:46:27 | ひと
ボーッとしてうつらうつら寝ていたところに、ジャリーン、ジャリーンと金属音が響いていることに気が付き、目が覚めた。
時計を見ると、6時42分。

えっ!?やっているの?雨なのに。
そう思って、はね起きた。
今朝は、近くにある公園の清掃日だった。
先日の町内会の回覧板で、今日の6時30分から7時30分まで、町内の公園の清掃作業を行うとの連絡が回っていた。

明け方4時台に目が覚めたおかげで、5時を過ぎてから激しい雨が降ってきたのを知り、6時過ぎになって、今日の町内清掃はないな、と思ったら、いつの間にか眠っていたのであった。

あわてて起きて窓から外を見ると、小雨が降ってはいるが、公園の方からは刈り払い機で草を刈る音が複数聞こえた。
雨に当たってもいいように急いで作業着や雨具等を着て、長靴をはいて外に出た。
台風が来そうだということだが、小雨の中、町内清掃は、予定通り行われていた。

わが家には刈り払い機はないが、今までの公園清掃で機械はなくとも、刈り取られた草を集める作業をする人が必要なことを知っていた。
だから、柄の長い竹熊手を持って、公園に駆け付けた。
町内のリーダーの方に、「遅くなってすみません。」とひとこと謝ってから、さっそく草の掃き集め作業に精を出した。
一生懸命掃き集めていると、あっという間に汗がふき出してきた。

それにしても、小雨の中、20人くらいの人がよく動いているものだと感心した。
刈り払い機で、園内のあちらこちらに草を刈り取る人。
その周辺に、竹ぼうきや長い熊手状のもので、草を掃き集めて山を作る人。
一輪車をもって、その草の山を集めて積んで、公園の隅の草捨て場に持っていく人。
一輪車はなくとも、大きなちりとり(てみ)に集めて草を運ぶ人。
それぞれ、自分ができる仕事を決めて、くるくるとよく働いていた。
なかには、「近ごろ腰が痛くて…」などと言いながら、作業する手を休めない人もいた。

なかなかすばらしい人たちだと思った。
台風が迫るこの悪天候の中で、朝早くから黙々と作業している。
決して自分のためではない。
自分が住んでいる地域の公園のため。
そこで遊ぶ子どもたちのため。
自分の都合を捨ててこうして清掃作業を行う人たちのことを、すごいと思った。
寝坊してそれに遅れてきた自分を恥ずかしく思った。

よく「世のため 人のため」と言う。
自分の利益のためでないと動かない人も多く見かけるようになった現代、このような「世のため 人のため」の行動は、とても尊いものだと改めて思った。
こういう人たちがいて、人間社会は成り立っているのだよなあ…。


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