ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

美しき日本のふるさとが…

2011-09-06 17:26:02 | 自然・季節

新潟の田んぼは、収穫の時期を迎えている。
早稲品種は、早くも刈り取られてしまった。
だが、大半の田んぼは、これから収穫期に入る。
稲穂が、重そうにこうべを垂れている。
その風景は、新潟ではまさしく当たり前の風景である。

台風一過。
今日は、すがすがしい青空が広がった。
その下に、黄金色をした田んぼが広がる。
さらにその広がりの向こうにそびえ立つ、見覚えのある濃い緑の山並み。
そうした、立体感のある風景に、日本の原景とも言えるふるさとの美しさを感じる。

美しいはずの日本のふるさとが、今年は、ずいぶんこわされてしまったような気がする。
大地震と大津波は、人々の暮らしをめちゃくちゃにした。
想定外の地震と津波に襲われた原子力発電所は、破壊され、大気中に、地中に、水中に、危険な汚染物質をまき散らした。
それだけでも、十分すぎるほどのダメージなのに、今度は集中豪雨による被害が甚大だ。
あまりにも大量の雨は、美しき山を削り、緑の木々をなぎ倒し、清らかな流れを恐ろしい濁流に変化させ、人の命を奪い、美しい景色を見るも無残な光景に変えた。

様々な災害からかろうじて逃れられている(?)身として、美しき日本のふるさとが、これ以上こわされていくのを、見たくない。
それは、また、これ以上悲しみにくれる人々の姿を見たくない、という思いなのである。
各種の災害に見舞われた各地の、少しでも早い復興を願う。
ふるさとは、誰の心にも、懐かしく美しく続くものであってほしいと、切に思う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フェーン現象の一日

2011-09-03 21:09:11 | 新潟
あちこちからの台風情報が流れる。
進むスピードが遅いので、特定の地域に雨が集中して降り続いている。
5週間前は、新潟県でも集中豪雨による被害が大きかった。
四国地方や近畿地方などでは、かなり大きな被害が出ている。
また、新潟県の隣県でも雨が降っている。

それなのに、今日は、新潟県は晴れ、猛暑であった。
空は、だいたい青空なのだが、雲の模様がいつもと違う。
横に広がって、重なり合ったり崩れた形だったりして、見ていると、異様に気持ち悪い。
そして、37℃を越える気温。
蒸し暑い風。
この夏(?)一番の暑さとなった。
太平洋側から台風が来ると、新潟は、いつもこうして暑くなる。
フェーン現象である。
こういう時に、雲画像を見ると、太平洋側から続く雲が、新潟県境辺りで消えてなくなる。
新潟県の県境は、おおむね高い山脈となっている。
雨雲が、県境の高い山々にぶつかって雨を降らせる。
そこを越えた空気は、ただ熱い風となって、山から下りて行く。
結果、周囲の県は雨なのに、新潟は暑い晴れとなる。
これも、夏から秋にかけての新潟の特徴的な気候の一つである。

今日は、この暑さの中、中学校や高校では、体育祭や文化祭の学校が、結構多くあったはず。
最悪のコンディションだ。
熱中症などで具合の悪くなる生徒たちはいなかっただろうか?
いなかったことを願う。

私自身は、この暑さのせいで、何もやる気が起こらない。
昼寝をしようと思ったが、暑過ぎて仮眠となるところまでいかなかった。
体調を崩しそうなので、走ることもしなかった。
ひたすら、テレビを見たりして、久しぶりにダラダラと過ごした。

それにしても、台風で大きな被害が出ている。
火山、地震、津波、原発、余震、大雨、洪水、台風…わずか1年間に、何と続く日本の災害だろう。
もういらない。
この台風が、早々に日本から遠ざかって、被害の広がらないことを強く願う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初秋だなあ…

2011-09-02 17:30:32 | 自然・季節
どれ、走るか。
そう決意して、18:10頃走り出した。
ここのところ、すっきりしない天気が続く。
それでいて、日中は暑い。
だから、夕方も蒸し暑い。
夕方、まだもやもやしている空気の中を走り出した。

田んぼの稲穂が、こうべを垂れるようになってきた。
そして、田んぼ一面が、黄金色の濃さを少しずつ少しずつ増し始めている。
この辺りでは、5月の連休の前後に田植えをするのだが、すでに稲刈りの日が近付いていると感じる。
ぬるい空気だが、追い風となると結構ありがたい。
そんな中をいつも通りに走って行った。

いつも走っている7kmコースを行くと、3kmくらいのところで、少々心細くなった。
暗くなってきているのである。
さっき田んぼの中の農道を走っているときには夕日をしょっていたはず。
つるべ落とし、とまではいかないが、日が暮れると一気に暗くなってくる。
いつも走る潟周辺の桜並木の道が、ずいぶん落ち葉がたまっていた。
先日の風雨で落ちたのか?
秋近しを感じて、散ったか桜の木。
桜の葉を踏みしめて走るのも、さびしい。
こんな潟の周辺のような薄暗いところは、これから先誰も通らないだろう、と思うと、一気に心細さが増した。
8月の中旬頃までは、こんな気持ちにならなかったのだが。
うす暗い中を走りつつ、もうすでに、初秋だと感じていた。

農道に出ると、さすがに少し明るさが戻った感があったが、まもなく暗さが増してくるのを感じた。
たまに通り過ぎる車たちは皆、灯りをつけている。
去る夏。
来る秋。
50数回目の秋の訪れを感じた、昨日のランであった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする