ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

夏休みの宿題が終わらない子…

2011-09-08 18:53:24 | 「育」業
夏休み終了後、子どもと先生の様子を見ていると、時代が変わったなあ、と思う。
 以前は、例えば、夏休みの宿題を忘れた子どもに対して、
「なぜ、全部やっていないんだ。さっさと全部やって出しなさい。」
と、先生がガミガミ言っていたものだが、今は、違う。
 先生が、
「やったところまででいいから、出しなさい。」
なんて言う先生や
「まだの分、分からなかったら聞いてきなさい。」
なんて言う先生がほとんどになっている。
 そこまで言っているのに、出そうとしないで、
「先生に怒られる。だから、学校に行きたくない。」
と言ったりする、粘りがなく、極端に気持ちの弱い子も結構いる。
 自分ができなかったことに腹を立てて、「どうせ自分はダメだから、もうやらない。」と当たり散らす子もいる。
 そういった一人一人の違いに対応して、子どもに働きかけていく力が求められるのが、今の教師である。
 大勢の前で、「ちゃんとやって来い!」と怒鳴ってさえいれば指導したことになった、昔の先生に比べ、今は一人一人の個性に応じて指導するということができなくては、教師が務まらない。
 たくましく生きていける子どもを育てるために、子どもの姿について、学校と家庭とが連絡を取り合っていくことが、昔以上に求められている。
 子どものことを考えたら、互いに、学校のせい、家庭のせい、などとは言っていられないのが現状なのである。
 しかし、学校を旧態依然の存在としてしか見られない大人も多いことには、困ってしまうのである…。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする