ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

誰もいないイベント会場一面に咲くチューリップを惜しむ

2020-04-28 19:49:39 | 草木花
ゴールデンウイーク改めSTAY HOME週間。
本来ならば日本の各地でたくさんの人に来てもらって楽しんでもらおうというイベントが企画されていたはず。
それが今は、3密を避けるために、各地で「来ないでください」の連呼になっているのを見るのはつらい。
特に、この時期に合わせて長い時間をかけて準備してきたものは、なおさらだ。

先日、中止となったのを知っていたが、出かける用があり近くを通ったので、車を止めて少し様子を見てきた場所があった。



誰もいなかった。
入口には、イベントが中止となった立て看板、そして立ち入り禁止を示すネットが張り巡らされていた。
看板の向こうには、見える景色があった。



広い敷地いっぱいに植えられた色あざやかなチューリップ。
イベント期間になるこの時期に合わせて、満開に咲いていた。



しかし、中止となったために見に来ている人は誰もいない。
本来なら、場内に入ってたくさんの花をじっくり見たかった。
春の陽気に包まれて、あたたかな気分にひたりたかった。
だが、それはできない。
入口から遠く見える場内の写真を2,3枚撮って、すぐに会場に背を向けて車に戻った。

こんなにきれいに咲かせるまで育てた関係者の苦労は、どれほどのものだっただろうなあ。
もったいない。
さびしい。
むなしい。
どうしても気持ちがそちらの方に向いてしまう。
各種イベントの中止。
全国で、いや全世界で、きっと同様のことが無数に多く起こっていることだろう。
この残念さ・無念さを解消するためには、一日も早くCOVID-19 の感染拡大を防止し沈静化させられるように努めなくてはいけないと、また強く思った。

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