野草の花見、というのは自分にとっての趣味の一つである。
一番好きなのは、高山植物の花見が好きなのだが、家庭の個人的な事情もあって、出かけられていない。
住宅街や街なかの道路脇では見られない花を見たいなあ、と思う。
今日は、国道7号線沿いに出かける用事があった。
ついでに、その名前である桜はさすがに咲いてはいないが、新発田市桜公園周辺に立ち寄って、少々散策してみることにした。
だけど、近ごろこの周辺では、午前中にクマを見かけたという情報が相次いでいるので、熊予防の鈴を鳴らしながら歩いた。
駐車場を降りると、足元に特徴的な小さな花がたくさん咲いていた。
アゼムシロだ。
ミゾカクシともいうそうだが、私はアゼムシロの方で呼んでいる。
湿地に生えて咲く不思議な花だ。
そこにまじって、キツネノボタンの花がちらほらと見られた。
名前がいいよね、キツネノボタンだなんて。
進んでいくと、同じく黄色い花を見つけた。
黄色いツリフネソウの仲間、キツリフネだ。
桜がたくさん植えてある高台まで歩く道の途中には、咲き始めている白い花が。
これは、オカトラノオ。
だんだん先端の方に花が移っていく。
斜面には、一帯を占領してヒヨドリバナが咲いていた。
咲き終わると、綿毛を飛ばす。
おや、こんなところに、野イチゴが。
モミジイチゴだったのかな?
2つ3つ取って食べてみた。
プチプチしていて、すっぱくもなく、おいしかった。
子どもの頃なら、大喜びだったかもしれない。
やがてもう一度下に降りて、湿地帯をうろつくと、小さな花を2つ見つけた。
1つは、ピンク系でミゾソバに似ている。
これって、ママコノシリヌグイという野草の花かな?
もう1つは、やはり小さく黄色い花。
拡大して見てみたら、オトギリソウに似ている。
これは、サワオトギリというものかもしれない。
熊の出没は怖いけど、やっぱり自然豊かなところというのはいいなあ。
いろいろな野草の花見ができて楽しかったよ。
なお、当ブログは、次のところに引っ越し作業を終えました。
https://s50foxonmyway.hatenablog.com/
当分の間、ここと同じ記事を載せています。