昨日の記事の冒頭に、
「うわあ。なくなっちゃったんだなあ。」
と書いた。
そして、「その場所とは、まずは、ここなのだ。」
とも書いた。
こう書いたということは、なくなっちゃったものが1つではなく、ほかにもあったということを示す。
今日は、その、なくなったものの続編である。
12月の上旬に通ったら、さら地になっていた。
8月に通ったときには、こんな建物があった。
想像がつくだろうけど、この建物は、小学校だった。
そして、その小学校は、私の出身小学校だった。
ここにあった鉄筋2階建ての建物は、昭和42(1967)年、私が小学5年の時に改築されたものであった。
そして、その35年後、平成14(2002)年に127年の歴史を閉じて閉校となっていた。
建物は、それ以降も20年余り残っていたのだが、この夏に通りかかったら、解体工事をする旨の看板が立っていた。
いくら昔自分がいじめられてつらい思いをした小学校とはいえ、閉校した上に建物まで完全になくなってしまうなんて、感情が揺れる。
ならば、と急いで建物がある写真を撮ったのだった。
その4か月後、久々に通ったら、完全に何もなくなっていた。
小学5年生の時に、木造校舎に代わってこの鉄筋の建物ができたときには、この小学校がなくなるなんて思ってもみなかった。
少なくとも、自分の命より早く、学校も、鉄筋校舎も失せてしまうとは考えられなかった。
さびしいな。
無常を感じるよ…。