ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

ホーム開幕戦 至恩警告退場も、全員の力で耐え抜き、開幕連勝!

2021-03-06 20:48:08 | アルビレックス新潟
試合終了直後の電光掲示板。

新潟の選手名が一人分空いている。
そうなのだ。
新潟は、後半12分に本間が2枚目のイエローカードをもらってしまった。
だが、今回の新潟は、それから先の長い時間を一人少ない人数で戦い、虎の子の1点を守り切ったのだった。


サッカーJ2リーグは、第2節。

新潟にとっては、いよいよホーム開幕戦。
アルベルト監督は、「長崎は強いチームでリスペクトするが、自分たちの方が強い」と試合前に語り、自信を示していた。
先発メンバーには、第1節で欠場した守りの要ともいえる舞行龍が名を連ね、ベストメンバーが組めていた。
ただ、不安は、主審が去年ホーム愛媛戦で疑惑の判定を連発し、新潟の0-3の負けを演出したN氏だった。
その発表を聴いたとき、場内は、ちょっと雰囲気が凍りついたように感じた。

さて、試合開始早々は、長崎に押し込まれコーナーキックのピンチなどもあったが、しだいに盛り返した。
なにしろ、新潟の選手たちのチェックが早い。
相手に自由にパスをさせないように、前から守備に行くから、長崎もなかなかゴール前にボールを運べなくなっていった。
また、新潟のボールが、少ないタッチでポンポンとよく回る。
本間至恩の惜しいシュートも生まれたが、相手キーパーに阻まれた。

いやあ、見ていて本当に楽しかった。
ボールはよくつながるわ、相手に自由にさせないわ…。
これが、アルベルト監督2年目のサッカーだ。
前半は、0-0だったが、見ていて本当に楽しいサッカーだと思った。
ボールを持ったときに、バックパスをしても、去年のような観客のため息は聞こえない。
無理に攻めずに、態勢を整えてアタックする時期をうかがっているのがよくわかるからだ。
攻めの形がいろいろあって、本当にワクワクだった。

後半になって、新潟が獲得したFKを高木が蹴ると、枠へ向かったボールが相手に当たってコースが変わり、先制点をあげた。

得点は、オウンゴールでなく高木の得点。
だって、枠に行ったボールだもの。

ところが、好事魔多し。
本間至恩が2枚目のカードをもらって退場。
一人少なくなって後は耐えるしかなくなってしまった。
やはり、N氏の主審は、ホームチームに対していつも異常に厳しい。
そして彼が主審の時、新潟は、J1時代にも厳しい(誤った)判定を下され、0-1で敗れる目にあっている。

しかし、そこは今年の新潟。
長い残り時間を、5バックに守りを変更したり、疲れた選手を適切に交代させたりするとともに、一人一人の選手が体を張って、1点を守り切った。


チーム全員で勝った勝利でもあった。
選手たちの喜びようがそれを物語っていた。


それにしても、今年入った選手たちの動きがいい、というか、うまい。
DF千葉の落ち着きと縦パス、そして機を見ての前への突進など、驚くとともに安心して見ていられた。
FW鈴木孝司の動きと守備のよさも光った。
相手の裏を取るかと思うと、ボール奪取にフリーランニングを欠かさない。
いい選手だ。
MF高は、ミスなくボールを保持し、適切にボールを散らしていた。
先日Jリーグの試合に初出場したGK阿部も、キックには時折難があったが、それ以外はボールをつなぐこともよし、打たれたシュートに対する対応もよし。
見事に完封勝利に貢献した。

見ていたNの2階席は風が強く非常に寒かった。
だが、勝利で体全体が熱くなった。
今年のチームは、本当に頼もしい。
なんでも、新潟のホーム戦勝利は、12年ぶりとか。
しかも、連勝で勝ち点6の好スタートもそれ以来。
さあ、このまま行くぞ、新潟!

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コメント
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