母が亡くなってから16年になる。
つまり、17回忌を迎えることになるわけだ。
先日、少し早いが、家族でそのための墓参りに出かけてきた。
今年の大雪で、墓場も大量の雪が残っていた。
だいぶ雪どけは進んでいたのだが、歩く道にはまだまだ雪。
うかつに歩くと、ズボズボッと雪に長靴が沈んでいってしまった。
だから、私が先頭に立って、長靴で雪を細かく踏んで道を作って、目指す墓まで進んで行った。
墓に何とかたどり着いて、焼香の準備。
しかし、かなり風が強かった。
その風を防ぐために、雪を掘って火を燃やすことができるようにし、安全に線香に火をつけられるように工夫した。
母が鬼籍に入ってから、16年。
そのうち半分のここ8年間は、突然の入院から始まった娘の災厄にかかずらっている。
だから、手を合わせるときには、きまって「天国から娘の回復に手を貸してください」と祈る。
もちろん今回も。
墓参りを終えて、下る雪の坂道は、滑りやすかった。
足元がふらついていた娘の足元もだいぶしっかりした、と思っていたら、やはり雪に少し足を取られて危ない場面があった。
それでも、家族4人全員で墓参をする姿を見せることができたのは、天国の母にもきっと喜ばしいことだったであろう。
母の代わりに、墓の隅に立っているお地蔵さんが、優しく見守って微笑んでくれているように見えた。
つまり、17回忌を迎えることになるわけだ。
先日、少し早いが、家族でそのための墓参りに出かけてきた。
今年の大雪で、墓場も大量の雪が残っていた。
だいぶ雪どけは進んでいたのだが、歩く道にはまだまだ雪。
うかつに歩くと、ズボズボッと雪に長靴が沈んでいってしまった。
だから、私が先頭に立って、長靴で雪を細かく踏んで道を作って、目指す墓まで進んで行った。
墓に何とかたどり着いて、焼香の準備。
しかし、かなり風が強かった。
その風を防ぐために、雪を掘って火を燃やすことができるようにし、安全に線香に火をつけられるように工夫した。
母が鬼籍に入ってから、16年。
そのうち半分のここ8年間は、突然の入院から始まった娘の災厄にかかずらっている。
だから、手を合わせるときには、きまって「天国から娘の回復に手を貸してください」と祈る。
もちろん今回も。
墓参りを終えて、下る雪の坂道は、滑りやすかった。
足元がふらついていた娘の足元もだいぶしっかりした、と思っていたら、やはり雪に少し足を取られて危ない場面があった。
それでも、家族4人全員で墓参をする姿を見せることができたのは、天国の母にもきっと喜ばしいことだったであろう。
母の代わりに、墓の隅に立っているお地蔵さんが、優しく見守って微笑んでくれているように見えた。