ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

小学校同級生3人会

2018-01-26 23:08:57 | 生き方
寒波は続くなあ。
今夕も帰るときには-2℃。
幸いなのは、平野部に積雪は著しく増えないこと。
ただ、車や水道などが凍るのはあるので、なかなか大変だ。

さて、今回のこの寒気が最初に訪れたのは、火曜日だった。
その火曜日の夜、小学校時代の同級生男女と私の3人でちょっとした会をもった。
この3人、昔共通の友だちだったかというと、そういう訳ではない。
たまたま去年の7月、同級会で48年ぶりに会ったのである。
その時に2次会でスナックに行ったのだが、そこで歌ったこの3人が、互いに歌うのが好きなのだとわかったのだった。
そして、女性Kさんは、このたび縁あって再婚を決め、この土曜日に千葉県に旅立つのだそうだ。
そこで、そちらに行く前に、わたしともう一人の男性Sさんとの3人で歌いたいとのことだった。
なんだ、それ?と言われそうだが、まあそれも面白いし、今後Kさんとはなかなか会う機会がなくなってしまうだろう。
ならば、快いひとときの思い出を作ってあげよう、ということになった(のかな?)。

Kさんの現住所最寄りの駅から近い、和風スナックでその会を行った。
Kさんの明るい語り口調に、男2人ともすっかり乗せられて話は弾んだ。
小学校の同級生なので、自然と話は半世紀ほど前の小学校時代の話になる。
ここにはいない同級生の話やら、きょうだいの現状やら、忘れられない思い出やら。
いろいろ語っていると、なかなか本来の目的であった(?)カラオケには移らなかった。

まあ、それでも1曲歌い始めると、懐かしい歌が次々に出てきた。
Sさんと私は、高校も一緒だったが、高校3年の文化祭で、彼は音楽的な催しで自ら最初に登場し、中条きよしの「うそ」を歌って、みんなの注目を集めた。
それで、他の皆もステージに上がって歌いたくなった、ということが思い出として残る。
そのSさんが、好きだという、甲斐バンドの曲から始まった。
いつぞやも、新潟市のコンサートに行って来たという。
「裏切りの街角」や「テレフォンノイローゼ」を歌うとは、懐かしいじゃないか。
天真爛漫な(?)心をもつKさんは、南沙織の「17才」や桜田淳子の「十七の夏」を楽しく歌った。
去年の2次会でも、天地真理の「ひとりじゃないの」を歌った彼女は、明るい歌が似合う。
Sさんは、昔のテレビ番組「キーハンター」で野際陽子がエンディングで歌っていた曲「非情のライセンス」を歌い、私は、現千葉県知事の森田健作の青春ドラマ「おれは男だ」の主題歌「さらば涙と言おう」を歌ったりもした。

楽しい宴だった。
強風で吹雪く夜だったので、電車が遅れたり運休になったりすることも考えられた。
完全に遅くなる前に、家が2人より遠い私は2人よりひと足早く帰ることにした。
「いつか新潟に帰って来た時に、また会って歌いたいね。」
というKさんの言葉に、男2人も「そうだね。」と相づちを打った。

駅に着くと、やはり電車は遅れていた。
幸い遅れは10分ほどだったが、プラットフォームで冷たい風に吹かれるのは寒かった。
しかし、子ども時代から半世紀がたち、それぞれがよく生きてきて、こうして歌って時間を過ごせるというのは、幸せなことだなと思うと、寒さは我慢できた。

再会の日があるまで、お互い元気でいたいものだ。
コメント
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