ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

弟も、父の享年を越えた

2017-09-05 22:35:32 | 生き方

先日、物置となっている車庫の2階を片付けていたら、こんな肖像画が出てきた。
描かれた日付を見ると、「1968.2.3」
場所は、「西ぎんざにて」と書いてある。

アルファベットのサインはあるが、誰が描いたのかは、分からない。
ただし、誰が描かれた絵なのかは、すぐに分かった。

それは、私の父にほかならない。
若い頃の親父の肖像画である。
親父は、1928年生まれだから、ちょうど40歳の時の顔である。
西銀座で描かれた絵だということは、きっと、出張などの用で東京に出かけた折に、当時の街頭で似顔絵を描く人に描いてもらったのではないだろうか、と思う。

この絵を見ると、改めて「若いなあ。」と思う。
そして、息子として、私よりも私の弟の方が似ているような気もしてしまった。
希望に満ちているというか、意欲に燃えているというか、そんな雰囲気が感じられる肖像である。

そう、わが弟は、好奇心と向上心が非常にたくましいのである。
物事に対しても、前向きなことが多い。
つい先月も、中国語をマスターしたいからと、台湾へ3週間の語学留学に出かけて来た。
また、去年からは、カヌーにも挑戦し始めた。
そんなことから、この絵が、私よりも弟に似ていると思うのかもしれない。

今日、9月5日は、実は弟の57歳の誕生日である。
(奇遇なことに、義兄(妻のお兄さん)も、今日が誕生日なのである。)

さきほど、弟に、誕生日祝いのメールを送った。
返信があった。
「本当に故父の年齢を越えちゃったんだね。
 この歳になっても、元気に海外で生活して来れるなんて…。
 丈夫な体に育ててくれた両親に改めて感謝であります。」
とのこと。
おお、ここに来てまた、親への感謝かあ…。
いい性格しているなあ。

これで、兄弟2人とも、親父の享年を越えた。
まだまだ人生は続く。
親父の分まで充実させて生きないとね!


コメント
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