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ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

ハーフを完走 新潟シティマラソン2014

2014-10-12 22:06:41 | RUN

新潟シティマラソン。
今年は、去年感じた自分の実力と練習できない毎日の事情により、エントリーはハーフマラソンだった。
要項を見ると、去年フルマラソンで31kmから1kmほど一緒に歩いたIさんの名前も、今年は私同様にハーフのところに名前があった。
やはり、60歳が近づくと、ちょっと限界を感じるのかもしれないなあ。
フルマラソン5時間は、この年齢の市民ランナーにはきつい。
息子は元気にフルマラソン挑戦。


さて、南から台風が近づいているが、新潟は、今日は快晴であった。
それどころか、陽ざしが強く、陽が当たると熱を感じる。
私の走る予定時間は、ハーフを2時間程度なので、Cの札の位置からスタートとなった。


去年の南魚沼グルメマラソンでは、暑さに負けてしまったので、今回はそれよりよければいいかな、ということ。
可能なら、2時間切りを果たしたい。
そう思っていた。

ゲストランナーは、3年連続で高橋尚子さん。
スタートラインに移動してから、ずっとスタートまで立って待つ訳だが、その時間は長く30分近くになる。
高橋尚子さんの話が面白かった。

「小出監督からは、『高橋。ウオームアップをしても、それから7分たつと、してないのと同じになってしまうんだ。だから、並びながらでも体を動かせ。』と言われました。」
「走ると、ひざにきますよね。だから、ひざを…」と、並びながらでもできるひざの準備運動の仕方を教えてくれたり、軽くジャンプしたりするとよい、ということを教えてくれたりして、号砲5分前まで、ランナーのためになることを熱く語ってくれた。

さて、スタートだ。
今回は、6分ペースで走っていき、15kmあたりからスピードを上げて、後半型の走りをしてみたいと思った。
いつも前半から突っ込んでいき、後半バテてしまうからだ。
1km6分くらいなら、たぶん楽に走れるだろう。
でも、そうすると、ゴールは、2時間6分くらいになってしまう。
だから、後半ペースを上げられると、2時間に近づけるのではないかと思ったのだ。
出発点の市役所前から西堀通を通り、柾谷小路(と言いながら広い道なのだ)を駆け、信濃川にかかる萬代橋を渡る。
その後は、信濃川の右岸の道を走り、新潟県庁へと走る。
一緒に走っていた人々が、次々と前に行ってしまうのだが、ずっと、楽に走れるペースで行くことだけを考えていた。
今日は、陽ざしが強い。
県庁内での初のドリンクエイドは、アミノサプリと水。大変ありがたかった。
千歳大橋、関屋大橋を上り下り、やがて10km地点へ。
その手前のエイドステーションで、「体が疲れたら、水を、首の後ろにかける」と、聞いたばかりの高橋尚子さんの言葉を思い出し、さっそくやってみた。
ビシャッ、とやったところまではよかったが、背中がぬれ、上半身のランニングウエアが水で重くなってしまった。
なんてこった!
ちょっぴり下向きの気分で関屋分水路左岸を走りぬき、街の中を抜けると、日本海夕日ラインへ。
もうそこでは、折り返し点を回って戻ってくるランナーたちもいた。
13km地点を過ぎると、向かい側から知っているNさんが走ってくるのに会って、思わず声を掛けた。
Nさんは腰が痛いということで、ここ数年走っていなかったが、今年復活して走っている。
私より1km近く先を行っている。
もとは、30代、40代と走ってきた人だ。
さすが。速いということがよく分かった。
やがて、私も折り返し点を回った。
まもなく、今年もフルマラソンに挑戦している同年代のSさんに会った。
「がんばって。」と、思わず声を掛けた。
その少し後、NHKの「ランスマ!」に準レギュラーで、今回番組作りで参加し走っているハブさんとすれ違い、「がんばってください。」と、片手ハイタッチをかわした。
昨日の土曜日に見た「ランスマ!」では、レギュラーの人が、金哲彦さんから「16kmを過ぎたらペースを上げてよい。」というアドバイスをもらっていたことを思い出した。
少し早いが、14kmから少しペースを上げてみたら、1,2kmしか速いペースはもたなかった。
1kmあたり5分30秒くらいのペースでしかなかったのだが。
やがて、浜浦橋から関屋分水路の右岸を走ると、17km地点の橋の下に、高橋尚子さんが激励に立っていた。
「がんばってください」と言う彼女の左手とハイタッチを交わした。
去年はハイタッチできなかったので、今年はできたことにうれしさを感じた。
その後の4kmが長かった。
タイムは、18kmから19kmまではこの日最速の1km4分56秒であった。
しかし、脚の裏が、張っている。つりそうな感じだ。
「ラストでは、腕を振ってください。足が疲れていても、腕を振れば振っただけ足は動きます。」
という、高橋尚子さんの話を思い出し、腕だけは懸命に振った。振り続けた。

ようやくゴールである新潟市陸上競技場に入った。
ゴール直前、ラストスパートをかけ、何人か抜いた。
200mほど歩いて、記録証をもらったら、悔しさが。
正式記録は、2時間1分余りなのだが、( )内に「参考記録:2時間00分01秒」と書いてあったからだ。

わお。あと1秒で目標の2時間ジャストではないか。
ラストスパートがもう少し早ければ…。
まあ、いいか。無事にゴールできただけでも。

この後、サトウの切り餅を、

3回も並んで3個食べ、フルマラソンから帰ってくる息子を待った。

息子は、4時間30分台のタイムであった。
歩いたけど、自己新記録なのだそうだ。
しかし、完全に体力を消耗していた息子であった。
とりあえず、父子で自分の種目を完走できたことを喜んだ。

やはり今の自分には、ハーフマラソンの距離がちょうどよい。
それでも、限界を少し超えている。
フルマラソンだと時間制限にかかってしまうが、ハーフだとそれはない。
ハーフ3405人中1100番までいかないところでのゴール。
全体の3分の1以下でゴールできた。
このことを喜びつつ、またいつかしっかり練習できるようになったら、フルマラソンにも挑戦したいなあ…とも思った。
今年は、気持ちよく終えられた新潟シティマラソンであった。
コメント (2)
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