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ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

娘よ(17)

2013-10-17 22:45:07 | 生き方
その後、娘の点滴だが、少しずつD剤の濃度をまた下げてきている。
一気に1.0下げると急な変化となって、けいれんが起こってきた。
そうなると悪いのは明白である。
主治医は、0.2ずつ下げるようにさせている。
何日かかけて、やっと3.0が2.0、そして、今日は1.8まで下がってきた。
このままけいれんが起きずに、点滴が取れるようになるとよいのだが。

けいれんの防止だけでなく、手や脚、脳の働きの復活も課題となっている。
脚は、弱ってしまったのか脳炎のせいなのか、よたよたのつかまり立ちでないと歩けない。

先週までは、よく耳がキーンとするとか吐き気がするとか言っていたのだが、ここ3日間ほどはそれもないのは、幸いである。
だが、時折、体がぐらぐらすると言って、体を揺らしていることがある。
吐き気を訴えることも、結構ある。

また、テキパキと会話が弾む訳ではなく、結構ぼうっとしているように見えることが多い。
そういう時の娘の脳は、いろいろなことをすごくたくさん考えを巡らしているようだ、ということが、見ていてわかってきた。。
そして、そういう事態に陥っても、娘は、今だと、どれが現実でどれが妄想なのか、見極めることがだいぶできるようになってきている。
時折は、現実と違う物言いをすることもあるが、だいぶまともになってきている。

ただし、相変わらずまだ記憶が積み上がらない。
2日前のことを覚えていることもあるようになったが、3日目には忘れてしまっている。
それは残念なのだが、自分でもそのことが意識できるようになってきたのは、よいことだと言える。

今日、娘は、主治医が病室に来た時に聞いたらしい。
「先生、私、誕生日までに退院できるかなあ?」

娘の誕生日は、12月。まだまだ遠い先、とは思わない。
すぐ先と思える。
Because われわれは、今まで5か月も娘の病気と付き合ってきたのだ。
12月など、2か月しか先でない。

果たして、娘が30歳の誕生日を迎える日までに、回復の程度は、どこまで進んでくれるのだろうか?
コメント
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