ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

私の山の歩き方

2011-08-26 16:04:17 | 生き方
先日、大した高い山ではないが、若い人たちと一緒に山に登った。
山に登る、ということだけで、彼らは、ひたすら登るために歩き続ける。
だからであろうか。
小休止すると、若い人たちは、みなへたりこむ。

私の山の歩き方は、まず登るために歩くのではない。
何か、いい花咲いてないかな?
何か、面白いもの、ないかな?
と、キョロキョロしながら歩くのである。
第1目的が、登ることではなく、見つけることなのだ。
極端に言えば、山頂に行かなくても、気に入った山野草が発見できれば、それでよいのである。
そういう目で辺りを見回しながら、「ついでに」歩いている状態なのだ。
だから、きれいに咲いている草花や、様子の面白い樹木などを見つけると、うれしくなって立ち止まり、写真に撮る。
そして、前の人たちに少し遅れた分、ちょっと急ぎながら追いつく。
追いつくまでに、また新しい発見があったりして困る時もあるが。

山野草の名前がわかってくると、面白い。
あ、またこんなところにも咲いていたな、ガンクビソウくん。

この時期になると、いつもさいているね、ヌスビトハギさん。

ずいぶんいいにおいを放っているなあ、たぶんリョウブくん。

などと、心の中で話しかけながら、写真を撮ったり、そばを通り過ぎたりしていく。

そんなことをしているから、ひたすら歩くことに没頭して疲れてしまうことはない。
先日の山登りでも、また新たに名前のわからない山野草に出合った。
名前を調べているのに、なかなかわからなくて悔しい思いをしている。

今回は、この白い花と

この緑の花。


この2つの山野草と初めて出合った。
だから、ウキウキしている、と若い人たちに話してみたが、彼らは、「それのどこが楽しいのですか?」という顔をしていた。

私も、彼らと同じ年の頃は、こんなことが楽しいとは思っていなかった。
今は、こういう新しい山野草との出合いをもっぱら楽しむ山歩きである。

コメント
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