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ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

アルビレックス新潟、樹森大介新監督の就任を発表

2024-12-18 18:14:38 | アルビレックス新潟

注目のサッカーJ1アルビレックス新潟の新監督の発表があった。

樹森 大介 氏。

誰? 知らない。 聞いたことがない。

…そういう人が多くいたことだろう。

もし、新潟のサポで知っている人がいるとすれば、よっぽどJリーグに詳しい人なのだろうね。

2023 - 2024年 水戸ホーリーホック トップチーム コーチ

だったそうだ。

ちなみに、2012 - 2022年 水戸ホーリーホックユース 監督

※2015年7月 - 2016年1月は、水戸ホーリーホック トップチーム コーチを兼任。

だとのこと。

 

この人事を巡っては、さっそくSNS上で賛否両論出ている。

否定的な人は、だいたい

  • ほとんど無名である
  • J1の指導歴がない
  • 監督経験がない

などということを不安材料に上げている。

そして、来季終了後はJ2降格決定だとか言っている。

言いたい人には言わせておけばいい。

寺川部長らスタッフが、熟考の末に白羽の矢を立てた人だ。

信頼して任せることにしよう。

 

だいたい、新潟の監督と言えば、ここのところ何人か、みな新人監督。

歴代監督にも、新人監督が多かったのだ。

松橋力蔵、アルベルト・プッチ・オルトネダ、吉永一朗、片渕浩一郎、吉田達磨、黒崎久志、そして反町康治。

アルビレックス新潟は、指導者を育成するタイプのチームと言えるのかもしれない。

樹森大介氏の起用が、はたしてどのような結果につながるのか見守りたい。

 

私は、否定的な意見ではなく、肯定的に受け止めたい。

そうしたい最大の理由は、先日読んだ反町康治氏の著書「サッカーを語ろう」にある。

日本代表チームを強くするためには、いい選手を育成しなければならない。

いい選手を育成するためには、指導力のあるコーチ・監督を育てなければならない。

そう言う点で見ていくと、反町氏は、日本には若くして監督になる人が少ない、という。

取得すべきライセンスの都合上、若くしてはなかなか監督になれないのだという。

だから、そのライセンス取得の改善にも努めたのが反町氏だった。

2021シーズン開幕当初、J1の日本人監督の平均年齢は、51.1歳。

ここに当時71歳のネルシーニョ監督(柏)、63歳のペトロビッチ監督(札幌)など外国人監督を入れると、平均年齢は53.5歳に上がるという。

 

実は、欧州の各リーグと比較しても、監督の平均年齢は大差がない。

だが、他国では、初めて監督となった年齢が若いのだ。

◆監督平均年齢及び( )内は監督スタート年齢

・ドイツ:ブンデスリーガ    46歳(34.9歳)

・スペイン:ラ・リーガ     52.1歳(35.5歳)

・フランス:リーグ・アン    53.4歳(36歳)

・イングランド:プレミアリーグ 53.7歳(36歳)

・イタリア:セリエA      53.9歳(35.2歳)

各国とも30代で初めて監督となり、経験値を増やしている。

ブンデスには、当時3人も30代監督がいたそうだ。

この年、日本で一番若かったのは、清水の秋葉忠弘監督で46歳だった。

 

こうやって見ていくと、樹森大介新監督は47歳であり、若すぎるわけではない。

だけど、J1で新人監督が誕生するのは、大きな意義があると思う。

経験しないと、サッカーの技術も指導力も上がっていかない。

だから、ぜひ樹森新監督にはがんばってほしいと思う。

 

今のJリーグを見ると、指導力のある新人監督を養成しようという意向が感じられない。

反町氏の思いとあまりにもかけ離れた監督人事が多いと思う。

少し成功したことのある人物の玉突き人事が行われている。

鹿島監督に前川崎監督の鬼木氏が着任するかと思えば、抜けた川崎監督になるのは前福岡監督の長谷部氏。

ほかにも、前セレッソ大阪の小菊監督がJ2降格のサガン鳥栖の監督に就任したりしている。

それぞれのクラブ事情はわかるけれど、新たに監督のキャリアをスタートさせて、日本のサッカー界に新風を巻き起こすようなことも考えてほしい。

 

そこに、アルビレックス新潟は挑戦することになるわけだ。

樹森監督は、水戸では主に攻撃を担当するヘッドコーチだったそうだ。

今年行き詰まった得点力アップに、新監督の手腕が発揮されることを大いに期待したい。

 

さて、この新監督決定を受けて、誰が残り、誰が来るだろうか。

新しいチームづくりが、これから大いに楽しみだ。

 

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J1観客数ランキング 対戦相手がアルビという試合が上位に

2024-12-11 21:57:17 | アルビレックス新潟

知らないうちに、というか興味関心がわかなかったから、Jリーグアウォーズが終わっていた。

去年なら、三戸舜介選手が、ベストヤングプレーヤー賞に選ばれて、半ズボン姿で登場したのだったなあ。

今年は、チームとしては最終戦まで残留争いに巻き込まれたりしたし、傑出した数字を残した選手もいないから、ベストイレブンにも何らかの賞にも、誰も選ばれないな、と予想できた。

だから、全く関心なし。

 

でもね、なんでもいいからアルビレックス新潟が改めてすごかったと思わせてくれるのないかなあ…なんて思っていたら、今日1つ記事を見つけたよ。

 

「FOOTBALL CHANNEL」というサッカーサイトで、「最も集客した試合は?J1観客数ランキング1~10位 … 圧巻のトップは」という特集記事をやっていた。

なんと、このトップが、7月に国立競技場で行われた「FC東京対アルビレックス新潟」の試合であった。

この試合は、五輪前で、FC東京で中心選手の松木玖生が海外に行くためのラストゲームだったから、57,885人が集まった。

でも、対戦相手が新潟だったから客が入ったというのもあると思うのだな。

新潟にしてみると、0-2で負けて、つまらん試合であったのだが。

 

最も集客した試合は? J1観客数ランキング1~10位。5万人超え多数! 圧巻のトップは?

明治安田J1リーグは12月8日に最終節を迎え、ヴィッセル神戸が昨シーズンに続き連覇を達成した。今シーズンも全国各地で熱戦が繰り広げられたが、1番スタジアムが熱狂したの...

フットボールチャンネル - 最強のサッカー専門サイト。サッカーを深く知るための記事が盛りだくさん! サッカー日本代表、ワールドカップ、Jリーグ、プレミアリーグ、ラ・リーガ、セリエA、UEFAチャンピオンズリーグ、高校サッカー…圧倒的な論説で世界のサッカーニュースを届けます。

 

そんなつまらん試合であっても、国立競技場であれば人がたくさん入るのは当然。

2位も、9月の国立での「FC東京対名古屋グランパス」で、55,896人が入ったという。

東京は、国立で試合をすると勝てるらしく、この試合も4点を入れて名古屋を下し、国立では通算9戦8勝1分けと不敗神話を作っているのだそうだ。

 

そんなことはおいといて、国立でなくても5万人を超える試合がある。

それは、観客数3位になった試合。

先日の最終節の「浦和レッズ対アルビレックス新潟」の試合。

 

最も集客した試合は? J1観客数ランキング1~10位。5万人超え多数! 圧巻のトップは?

明治安田J1リーグは12月8日に最終節を迎え、ヴィッセル神戸が昨シーズンに続き連覇を達成した。今シーズンも全国各地で熱戦が繰り広げられたが、1番スタジアムが熱狂したの...

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55,184人も入っていた。

まあ、この試合は興梠・宇賀神ラストゲームだったから人が集まったのだろうけれど、新潟のサポーターたちも限界まで入ったのだから、かなり寄与しているのだろう、と思うよ。

 

でも、今年のJリーグの試合で最も多くの観客を動員したのは、これ。

YBCルヴァンカップ 決勝。「名古屋グランパス対アルビレックス新潟」の試合。

雨だったのに、Jリーグカップ最多入場者数記録を更新する62,517人が観戦。

これは、やっぱりアルビレックス新潟のサポーターが大挙して国立競技場に向かったからだよなあ。

だけど、残念ながらこの試合は延長戦の末、PK戦で敗れたのだった。

 

同じようにカップ戦の天皇杯決勝も国立で行われたが、「ガンバ大阪対ヴィッセル神戸」の試合の観客は56,824人と、ルバン杯決勝の試合に及ばないのだ。

それを知って見てみると、こうやって、リーグ戦の観客数1位と3位の試合に関わり、Jリーグルヴァン杯でも最多入場者の試合を記録したのだから、いざアルビレックス新潟がからむと、入場者数がすごくなるってことだよね。

 

ところで、新潟がホームのデンカビッグスワンスタジアムで、今季最多入場者数を記録したのは、6月の「川崎フロンターレ」との一戦。

今季唯一の3万人越えとなる 33,885人だった。

この試合は、後半アディショナルタイム90分+7分に鈴木孝司のゴールで勝った、と思ったら、90分+11分に同点ゴールを決められ手ドローとなった悔しい試合だった。

 

こうしてみると、アウエイゲームの営業に協力してしまっているような結果だなあ。

今季、リーグ戦はホームゲーム19試合で4勝しかできなかったから、仕方がないかも。

もっとホームで勝てれば、きっとホーム戦の観客も増えたことだろう。

そんなことも考えた。

 

こんなふうに、今季は観客数の多い試合にからんでいたアルビレックス新潟。

それは、ちょっとだけ誇りにしよう。

そこにもう少し勝てるよう、来季の奮起を望みたいな。

 

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運命の最終戦、自力残留を決めた!(他力もあったかも…) ~2024最終第38節アウェイ浦和レッズ戦~

2024-12-08 18:58:19 | アルビレックス新潟

運命の一戦。

試合前にそう評する人は多かった。

では、どんな運命が待っているのだろう。

運命と言えば、どんな結果になっても、それが運命。

甘んじて受け容れよう。

そう決意して今日の試合の開始を待った。

 

試合2時間前、先発メンバーの発表があった。

何があっても、このメンバーを信じて見守る。

そう固く決意して、画面を見つめた。

応援するサポが、メンバーを疑ってどうする。

 

センターバックには早川、サイドバックに堀米。

苦しいときに二人で主将・副主将を務めたこともあった。

ある種、新潟の命運を任せるに最もふさわしい二人の先発ではないか。

向こうの浦和は、興梠のラストゲームということで、最初から起用してきた。

 

ドキドキしながら、パソコンからつないだディスプレイで、DAZN画面を見つめる。

キックオフの笛が鳴った。

入りは慎重だなあ、と思って見ていた。

前節のガンバ大阪戦では、先制を許して、試合を苦しくした。

その二の舞にはならないようにするぞ、という点で、これでいいぞと思った。

 

並行して見ていた他会場の試合経過を見ていた娘が、

「鳥栖1-0。」

と声を上げた。

おお、これはうれしい。

磐田にリードしてくれるのは、ありがたい。

 

新潟の試合ぶりは、無理をして攻めることを選んでないように見えた。

「無失点で終われば、負けることはない。」

いつぞや松橋監督が言っていた言葉がよみがえった。

後ろでつなぐ意識が高かった。

 

そうこうして前半30分がたったころ、

「鳥栖2点目。マルセロヒアン。」

おお、これまたありがたい。

これで、仮に新潟が1失点して負けたとしても、磐田は4点を挙げなくては新潟を抜けないということだ。

これは大きい。

 

そのまま前半終了。

そのスタッツを見ると、浦和のボール支配率61%。

日頃ボールを保持する新潟が、39%。

シュート数は、浦和がわずかに4本で枠内シュートは1本のみで、新潟はなんとシュート自体がゼロ!

でも、決定的な場面を与えていないということだ。

 

後半、少しだけ浦和のペースが上がったようにも見えたが、スコアは動かず。

谷口の惜しいシュートが外れたが、これがシュートらしいシュート。

61分、浦和の興梠が退く。

ここで、浦和の選手だけでなく、新潟の選手たちも、退場の花道を作って拍手で送ってあげていた。

このひりひりする試合であっても、相手に対してリスペクトの精神を発揮する。

これが、アルビレックス新潟の好きなところの一つでもある。

いつもホームで、「スマイルスタジアム」の映像が流れるが、それはアウェイでも同じことだ。

 

興梠の選手交代が終わって、スマホを見てみると、なんと鳥栖が3点目。

鳥栖3-0磐田。

これは大きい。

新潟の選手たちは途中経過を知らないだろうけれど、応援する私たちは楽になった。

この試合、負けても勝てる。

 

だけど、最高の結果は負けないこと、いや、勝つこと。

アディショナルタイムが近づくにつれ、新潟の攻撃で惜しいシーンもいくつか生まれた。

長倉のヘディング、宮本のシュート、長倉がギリギリで合わせられなかったボールを小見がシュートしたシーン。

やっと本来の新潟のプレーになってきたが、試合終了。

0-0のドローで、勝ち点1を積み上げ、今日のミッションであった自力での残留を果たした。

 

J2降格組の鳥栖が、磐田をも引きずり込んだ形になったが、おまけに、同じく降格組の札幌が、柏に1-0で勝ってくれたおかげで、アルビレックス新潟は、16位でのフィニッシュとなった。

 

こうして、運命の一戦は、最良のとは言わないけど、臨んでいた形で終わった。

堀米、早川、ありがとう。

ベテランの域に達してきた2人の働きは、今日はとても大きかったと思う。

来季もよろしく。

 

今後は、監督はじめスタッフ、そして選手たちも出入りがあるかもしれない。

どうなるかわからないけれど、このプレースタイル、変えてほしくないな。

今日の解説者は、アルビのサッカーを評価しつつも、「今日は積極性が足りない」ようなことを言っていたけど、今日は、自力残留優先で仕方がない戦い方だった。

まあ、2か月後の新シーズンを見てくれ、と言えるといいな。

解説者も興梠も評価してくれていた新潟のサッカーを、さらに磨いてほしいものだね。

 

Visca Albirex !!!

 

 

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とにかく、せつないなあ… ~2024第37節ホームガンバ大阪戦~

2024-11-30 21:14:10 | アルビレックス新潟

…何と言えばいいのだろう…。

とにかく、せつないなあ…。

何がせつないかというと、J1残留が決まらなかったことでも、たった1点が取れずに負けたことでもない。

ホーム最終戦で勝てず負けてしまった。

おまけに、そのことでJ1残留は、完全に尻に火がついてしまった。

サポーターがあれほど熱心に応援しているのに、1年間の感謝を示すその機会に、期待を裏切ることになってしまった。

…その選手たちの無念さが、見ている側に伝わってきたことが一番せつないのだ。

見ているのが心底つらいなあ…。

 

試合は、見ていて面白かった。

ガンバも、今年好成績なのがわかるようなパスの鋭さ、プレッシャーのかけ方だった。

互いのボールの奪い合いが、とても見応えがあった。

互角だなと思いながら見ていた。

先取点がカギになるぞ、と思って見ていた。

立ち上がりの決定的なチャンスを2つ逃した新潟だったが、序盤は押していた。

特に開始早々に1分ほどの間に、2度も大チャンスがあった。

そう言う場面を逃すと、なかなかチャンスというものは訪れるわけではない。

案の定、18分、ガンバ大阪の優勢な時間帯に、舞行龍のスライディングタックルが外され、「やばい!」と思った直後に、センタリングからのヘディングを決められた。

先制を許すのはある意味慣れてはいるが、戦い方が難しくなるのは事実。

特にガ大阪は、先制すると今季負けたのは1試合しかなかったはず。

圧倒的に勝利が多かったはずだ。

 

それでも、1点取って引き分けるだけでJ1残留を決めることができる。

前半は、まだ30分もあったし、後半もある。

同点だけでなく、逆転だってできるはずだと思い、選手たちを信じることにした。

 

だが、前半だけでなく、後半になっても、選手交代を行っても、結局1点が重くのしかかり、アルビはガ大阪に0-1で敗れてしまった。

おまけに、後半の途中までFC東京に負けていた磐田が、残り10分から同点、逆転を果たした。

柏も、5試合連続アディショナルタイムでの失点となったが引き分けて、勝ち点で並び得失点差でアルビレックス新潟の上に立った。

この結果を見ると、次の最終戦で磐田が勝って、新潟が2点差以上で負けると、新潟はJ2降格となってしまうという状況に追い込まれてしまった。

しかも、最終戦の相手は、J1リーグでまだ勝ったことのない浦和が相手。

磐田は、最下位でJ2降格決定済みの鳥栖が相手。

かなり厳しい状況に追い込まれてしまった。

試合前には、虹が見られて、吉兆かと思ったのだがなあ…。(画面右の赤い屋根の上あたりからスタジアムの建物まで)

 

ホームの最終戦セレモニーも、盛り上がりに欠け、中野社長も、堀米主将も、出て行く3人の選手までもが、挨拶で「まだあと1戦あるから、熱い応援で背中を押してほしい」という内容のことを話すしかなくなってしまった。

 

とにかく、笑っても泣いても、最終戦に賭けるしかなくなってしまった。

相手が浦和だとか相性だとかは関係ない。

とにかく勝つのみ。

 

Visca Albirex !!!

 

【今季最後のスワンの灯】

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鈴木孝司選手契約満了の報せが届く ~4年間ありがとうございました~

2024-11-26 21:46:50 | アルビレックス新潟

今日の夕方、「モバアルZメルマガ」として届いたのは、契約満了の報せだった。

 

当クラブでは、鈴木孝司選手(35)と2025年2月1日以降の契約を締結せず、今季をもって契約満了とすることを決定いたしましたので、お知らせいたします。

 

うーん、そうか。

この30日が、今季ホームの最終戦だ。

例年ホーム最終戦では、退団する選手とのお別れのセレモニーが行われるということから、誰かアルビレックス新潟を退団する選手が出てくるかもしれないとは思っていた。

鈴木孝司選手は35歳であり、前季も今季もケガで離脱したことがあった。

ポジションはフォワードでゴールを期待されるのだが、今季はリーグ戦18試合出場で2得点のみであった。

もしかしたら、と思っていたけど、やっぱり鈴木孝司選手と契約を更新しないのか。

さびしいなあ、と思ってしまった。

4年間新潟に所属していたが、最初の2年間は攻撃をけん引し、J2からJ1に新潟を引き上げる働きをした。

そして、この2年間はJ1での戦いとなったが、けがもあっていい数字は残せなかった。

だが、今季、チームメートにけが人が多く出た春から夏の時期には、彼がチームの中心となってがんばっていたことが印象に残っている。

あの時期は、若い選手たちが続々と試合に出るようになったが、試合の中や後にそういう選手たちにたくさん言葉を交わすなど、ベテランとして渋い働きをしていた。

プロ意識の高い選手だった。

人柄もよく、子煩悩。

子どものことになるとデレッとして、子どもが大好きな父親だということがいつもよく伝わってきた。

人間性豊かな選手だと、いつも頼もしく思っていた。

その彼が、新潟を去るのだなあ…。

 

発表されたコメントは、長くはないが、彼の人間性とチーム愛、サポーターに対する感謝の気持ちがあふれていた。

 

■コメント

4年間ありがとうございました。

 

苦しみの中に幸せな瞬間がある、そんなあっという間の4年間でした。 

 

2022シーズン、新型ウイルス禍から日常を取り戻す過程のアウェイ栃木SC戦で、サポーターの皆さんの声出し応援を初めて聞き強く胸を打たれ、新潟に来て良かったと改めて感じることができたあの日は忘れられません。

 

スタジアムで感じる応援の力、街の中でサポーターの皆さんからかけていただく温かい声。新潟での生活は、どんな時もサポーターの皆さんに支えられていました。これからも熱い愛で選手たちを包み込んでほしいです。

 

アルビレックス新潟の活躍を心から願っております。

 

新潟最高!

 

彼のフォワードとしてのプレー同様に、コメントも全く無駄がない。

サポーターたちに対する感謝の思いがあふれている。

チームを去るというのに、

「アルビレックス新潟の活躍を心から願っております。」

「新潟最高!」

という言葉は、泣かせる。

そんな素晴らしい彼だから、これからまたどこかのチームで活躍してほしいと思う。

そして、仮に選手でなくなっても、人柄を生かしていい仕事をするだろうと、確信している。

今まで4年間ありがとう、鈴木孝司選手!

 

これからまたチームを去る選手が出てくるのだろうなあ。

毎年のこととはいえ、つらい時期だなあ…。

 

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起死回生の同点ゴールは決まったが… ~2024第36節アウェイ柏レイソル戦~

2024-11-09 19:49:09 | アルビレックス新潟

今日の試合、負けたら、17位。

即、残留争い真っ只中、降格有力候補となってしまう。

だから、絶対負けられない戦い、ということで選手にもサポーターにも相当大きなプレッシャーがかかる。

そんなふうに考えて、マイナス思考でどうなってしまうんだろう、と考えた人が多かったと思う。

だけど、私は、試合前、切り替えた。

1週間前、あれほど素晴らしい試合を見せた選手たちなのだから、負けるはずはない、と。

むしろあの試合で勝てなかった悔しさを、今日の試合でどれだけ晴らすことができるかだ、と。

完璧に選手たちを信じることにした。

 

自分の中では、柏戦は、劇的な勝利を生んできた対戦なのだと思うことにしている。

初めてJ1リーグに昇格した2004年第3節、0-1で負けていた雨中の試合。

試合終了直前、鈴木慎吾、エジミウソンの連続ゴールでひっくり返して、J1初勝利をあげたのは、柏戦だった。

娘が当時原因不明の難病になって、ICUに入っていた2,013年7月の試合。

川又の得点で先制しながら逆転されて迎えた終盤、田中亜土夢の同点ゴール、岡本の決勝ゴールで逆転勝ちしたのも、柏戦だった。

 

奇跡の逆転劇 - ON  MY  WAY

「ようこそ夢の劇場へ」以前は、ドラゴンボールZとのコラボだったが、J1リーグ戦再開の柏戦は、「ジャイアントキリング」とのコラボだ。こんなことをやってくれるのだか...

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その勝利で、奇跡が起こることを信じられたのだった。

 

きっと大丈夫。勝つ。

そんな思いで試合の始まりを迎えていたのだった。

 

大事な一戦のメンバーは、1週間前のルヴァン杯決勝戦と大きな変わりはなかった。

先発と控えに入った選手の顔ぶれは、全く同じ。

ただし、先発には、GKが阿部航斗から小島亨介にボランチの一人が宮本英治から星雄次に、右のウイングが太田修介からダニーロ・ゴメスに、それぞれ代わったことだ。

最初から攻撃的に行くぞ!という松橋監督の思いが伝わってくるような気がした。

 

だけど、それとは逆に、柏の前線からのプレスに、なかなか自陣からパスがうまく回せない。

もう、新潟のサッカーを分かられてしまっているから、どのチームもこういうふうに前半からガツガツ来る。

だけど、最初の15分をしのげば何とかなるはずだと思って見守る。

危ない場面もあったが、なんとかきつい時間は回避。

ようやくボールを回せるようになったが、なかなかゴールシーンまでいけない。

そのまま、前半終了。

うーん、なんだかなあ…。

この前のルヴァン決勝の試合の鋭さはどこにいったという感じで、前半が終わる。

公式シュート数2本、枠内はゼロというのは、いささか寂しすぎる。

攻撃的に出るためのスタメンだったのではないか、といささか不満だった。

 

まあ、相手をゼロに抑えるということは、必要最小限の試合内容だから、後半はもっと攻めて先取点を奪ってほしい、と期待していた。

少しは前半より攻撃の形が増えてきたが、決定的なシーンは迎えないまま、ズルズルと時間が過ぎていく。

小野・谷口に代えて、長倉・小見を入れるが、2人にチャンスボールは来ない。

 

73分、柏に久々にコーナーキックのチャンスが訪れたとき、嫌な予感がした。

柏は、セットプレーが一つの武器だという情報を知っていたからだ。

案の定、パリ五輪代表FW細谷に、さすが代表というヘディングゴールを決められてしまった。

やっぱり、か!!

 

あとは、目の色を変えて攻撃するしかなくなった新潟。

それを、コーナーなどに逃げながら時間を稼いでしのごうとする柏。

88分に小見のシュートがポストに嫌われたときは、ずっと選手たちを信じてはいたけど、ここで負けを覚悟した。

アディショナルタイムは、4分。

ただ、柏は、この試合の前まで3試合連続してアディショナルタイムに失点して、引き分けや負け試合となっていたことを知っていた。

それが4試合連続となって、同点ゴールが生まれないものか、と一縷の望みにすがった。

 

はたして、4分が過ぎる時間まで残り30秒となったところで、新潟が攻め入った。

細かいパスをつないで、左サイドの橋本にボールが渡ると、橋本は冷静に一人かわして、ゴール前にクロスを上げた。

ファーにいた小見が頭で落とすと、そこに飛び込んだのは、相手にとって

「残念!そこに藤原奏哉!!」

藤原の、右足でおさえの利いたシュートが速いツーバウンドしながら、ゴールに突き刺さった。

起死回生の同点ゴール!!

柏にとって、悪夢の4試合連続アディショナルタイムの失点だっただろう。

ほどなく試合終了のホイッスル。

これによって、新潟は順位を落とさずに済んだ。

 

あとは、磐田対ガンバ大阪の試合が気になった。

少し前まで3-1でガンバがリードしていたはずなのに、スマホで速報を確認すると、3-2になっていた。

急いでDAZNを柏―新潟戦から、磐田―ガ大阪戦に切り替えると、なんと、3-3の同点になっていた。

おいおい、ガンバしっかりしてくれよ。

そう思っていたら、すぐに4点目を取ったのは、ガ大阪だった。

アディショナルタイム11分のはずが、13分以上やって、ようやく試合終了。

磐田の勝ち点は増えなかった。

 

16位 新潟 勝ち点41 得失点差-14

17位 柏     40     -11

――――――――――――――――――

18位 磐田    35     -18

19位 札幌    34     -20 

20位 鳥栖    29     -26

 

新潟と磐田の勝ち点差は6と少し広がったが、磐田は1試合多いから油断できない。

残り2試合、ホーム最終戦のガンバ大阪戦と、今季最終戦は今まで一度も勝っていないアウェイ浦和戦だ。

少なくとも、ガ大阪か浦和相手に1勝はしなくては。

苦しい戦いが続くなあ。

 

Visca Albirex !!

 

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アルビレックス新潟サンクスフェスタに行ってきた

2024-11-03 21:05:43 | アルビレックス新潟

激闘から一夜明けて、今日はアルビレックス新潟の「サンクスフェスタ」があった。

昨日負けて準優勝に終わった選手たちだから、どんな気持ちでいるかな、落ち込んでいるのではないかな…?などと考えながら、参加してきた。

入場無料だったが、ちゃんととらなくてはいけなかったので、ちゃんとQRチケットを前々からゲットしておいた。

入口のゲート前には、開門前にいったい何千人が来たのだ?というほどの長蛇の列。

開門してもなかなか前に進まないほどだった。

 

「元気ですか~?」

という堀米キャプテンの大きな声での始まりのあいさつを聞いて、落ち込んでいないぞ、とホッとした。

「ぼくらは、結構元気です」というようなことを言ってくれていた。

それは、昨日の試合では、チームとして全力を出し切った、やり切ったからだと言っていた。

いろいろなコーナーを作って、そこに選手たちが参加する形でイベントを盛り上げていた。

けれども、一番楽しみにしていたのは、やはり選手たちのトークショー。

秋山、小見、長倉、堀米の4人だけではあったが、MCの森下さんがトークを上手に進めてくれた。

最初に、キャッチフレーズで笑いを誘ってくれた。

長倉は「白鳥座の一等星」、秋山は「世界が認めたJ最強パサー」なのに、なんで堀米が「キャプテンコシヒカリ」なの?…みたいなことを言って始まった。

秋山は、悔しくてよく眠れなかったと言っていた。

小見は、PKを蹴るときに多少は緊張していたが、試合を楽しかったと振り返っていた。

長倉は、口数が少なく、ぶっきらぼうではあったが、失意の昨日から立ち直っているようで安心した。

森下さんが、試合終了直後は、名古屋のファンサポーターも長倉に拍手を送っていたという話もしていた。

堀米は昨日の試合に出場しなかったが、主将として、みんなをまとめて戦っていたのだなあと改めて思った。

 

全体的な流れでは、小野裕二率いるチーム小野組と、島田譲が率いるチーム島田組に分かれての対抗戦だった。

 

クイズ対決、障害物リレー、借り物競争などを行ったが、いずれも楽しかった。

障害物リレーでは、ダニーロ、太田、谷口、長谷川巧の4人が恐竜のかぶり物を着てアンカーで走るなんて姿もあった。

借り物競争では、長谷川元希には「もとき」という名前の人を探すという課題が課されたが、この名の人がなかなかいなくて、困っていた。

チームには、「長倉もとき」と「長谷川もとき」の2人がいるというのに。

おなかの子どもにつける予定だ、という妊婦さんを連れてくるという面白さもあった。

 

そして、一番アルビらしいと思ったのは、プログラムになかった最後のシーン。

今日のサンクスフェスタのMVPに選ばれたのは、長倉だった。

彼には松橋監督から小さなトロフィーが与えられ、彼はそれを掲げたが、それだけでは終わらなかった。

 

知らぬ間にピッチ上にはサッカーゴールが設置されていて、長倉にPKを蹴ってもらうというのだ。

昨日の試合、PK戦でゴールを決められなかった長倉にリベンジの機会を与えようというのだ。

ゴール前に集まった選手たちの前で、長倉がボールを蹴ると、昨日のようにゴールの右側に飛んで中に入らず、長倉ガックリ_| ̄|○

これは見ていてもわざと外したのが分かり、長倉もみんなも役者だなあ、と感心した。

 

もう一度と促されて蹴ると、今度はゴール中央部に突き刺さる。

長倉は、チームメートに胴上げされた。

いやあ、あったかいな、チームのみんな。

心に痛手を負った選手の心を癒す方法をよく知っている。

去年もあったな、このPKやり直しのパフォーマンス。

あのときは、ヤン(高宇洋)くんだったな。

そういえば、試合でレッドカードをもらって退場した選手がいても、勝てばその選手を胴上げしたっけ。

本間至恩、三戸舜介、そして広島にトンズラしていったAも…。

 

優しいんだよな、アルビレックスのチーム全体がまとまって。

だからこそ、みんな魅かれるんだよ。選手もサポーターも。

 

昨日はあんなに素晴らしい試合をして、

今日はこんなに素敵なイベントをしてくれて、

とてもいいチームなんだから、J1にとどまってさらに上を目指そう。

選手たちもファン・サポーターたちも、みんな同じ思いだ。

あと3試合。きっと大丈夫。

 

帰るときは、オレンジ色の夕焼け空を、Vの字を描きながら、白鳥たちが飛んでいくのが見えた。

縁起がいい、と思ってそれを見ていた。

 

Visca Albirex !!!

 

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死闘。120分で決着つかず、PK戦で決着 ~2024ルヴァン杯決勝名古屋グランパス戦~

2024-11-02 17:47:32 | アルビレックス新潟

死闘120分。

素晴らしい試合だった。

引き分けのはずなのに、無理やり勝ち負けを付けられただけ。

PK戦は運がなかっただけ。

新潟サポ、誰も長倉を責めたりできないさ。

ポカした航斗も同じ。

一生懸命の結果だもの。

それをカバーしようとみんなでがんばったチームの姿は、さすが新潟だと思ったよ。

 

今日の決勝は、家でテレビ参戦だったけど、「アイシテルニイガタ」のユニを着て、タオルマフラーを掲げて応援。

前から積極的に圧をかけてくる名古屋の選手たちに負けず、互角の戦いが続いた。

それだけに、先制点につながったGKのポカは痛かった。

どうしてもミスは引きずるものだ。

さらに攻められ、永井に2点目を決められたのは、少し白けた。

だけど、場内では、「アイシテルニイガタ」を歌う新潟サポの声が響き、その激励の思いは選手たちにきっと届いていたことだろう。

前半こそ無得点に終わったが、「0-2」の試合は、どう転ぶか分からないとよく言われる。

それを実践してみせた、後半の新潟だった。

押し気味に試合を進めていた新潟が、名古屋のゴールをこじ開けたのは、71分だった。

ダニーロのクロスから、谷口のヘッドで1点を返した。

さあ、これから反撃だ、がんばれ!

…と思ったら、その直後、谷口は小見と交代してしまった。

それだけでなく、小野裕二も奥村仁と交代。

72分で選手を5人全部使ったことになった。

長倉監督、ずいぶん思い切った策に出たなと感じた。

若手に勝負を預けたのか、と思ったが、ルヴァン杯は、こうして若手を使って成長させて決勝まで来たのだった。

だから、選手たちを信じることにした。

 

だけど、時間は容赦なく過ぎていった。

6分と提示されたアディショナルタイムも5分が過ぎようかとしていたとき、ペナルティエリア内で小見が倒された。

すわっ、PKか!?

と思っていると、VAR判定に。

どうか、PK獲得となってくれ、と皆が思っていると、画面にはGK航斗の後ろ姿が。

地面に両膝をついて祈っている姿だった。

 

PK獲得の判定が出て、キッカーは誰になるのだ?

長倉か?と思っていたら、なんとPK獲得した小見だった。

いつかは、小見のトコトコPKを見たいと思っていたが、なんとこんな重要な場面で見るとは思わなかった。

決めろ、小見!

…決まった~! 2-2!!

同点に追いつき、試合は15分ハーフの延長戦へ。

小見のPKが決まったとき、現地に行って見ていたうちの息子は、腰が抜けたそうだ。

かくいう私も、この間にトイレに行ったら、両膝がガクガク震えてたまらなかったのであった。

 

せっかく振り出しに戻したのに、新潟は、延長戦でも前半すぐに失点してしまった。

また追いかける展開になってしまうとは…。

でも、新潟のイレブンはあきらめない。

持ち前のボールを支配するサッカーを展開した。

 

チャンスを作りながらも、ゴールを割ることができずにいたが、延長後半6分、再び同点ゴールが生まれた。

中央から長倉がスルーパスを送ると、抜け出した小見が左足でゴールに蹴り込んだ。

これもVARチェックが行われたが、ゴールが認められて同点に追いついた。

 

この後、激闘のため舞行龍は、脚を痛め、トーマス・デンと交代せざるを得なくなった。

結局、試合は3-3。

PK戦に持ち込まれた。

そして、2本目を外したことにより、PK戦4-5で新潟は敗れ去ることになった。

 

PKを外した長倉の号泣は長く続いた。

準優勝メダルをもらうときになっても、涙は止まらなかった。

ずっとそばで支えている小野裕二の姿が、印象的だった。

ベテランが若手を支えて強くなっているチームなのだと改めて実感した。

 

泣くな、長倉。涙を止めろ。

サッカーの神様がいるとしたら、なんと残酷なことをなさったのだろう。

ルヴァン杯得点王の彼に、なんという試練を与えるのだ。

大卒後、地域リーグ➡J2群馬➡J1新潟と、はい上がってきた彼なのに…。

立ち上がれ、長倉。

ここまで来られたのは、キミがいたからだ。

…みんな、そんな思いだった。

 

アルビレックス新潟のサッカーを知らなかった全国のファンも、この死闘を見て、きっと新潟の戦いは印象に残ったに違いない。

 

すばらしい追い上げを見せながら、名古屋のチームに優勝をさらわれてしまった。

前にもあったぞと、10数年前の高校野球の、中京-日本文理の一戦を思い出した。

新潟代表の日本文理は、9回2死から5点取って1点差にまで追い上げたが、敗れたのだった。

それと同様な気持ちになった。

だけど、選手たちには、よくがんばったと最大限の称賛の拍手を送りたい。

スタジアムの新潟サポーターにも。

 

皆さん、お疲れさまでした。

胸を張って、帰ってきてください。

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ここまで30年の思い… 明日は、ルヴァン杯決勝 アルビに栄冠よ輝け!!

2024-11-01 21:26:45 | アルビレックス新潟

明日は、いよいよサッカールヴァン杯の決勝だ。

 

今夕のローカルテレビ各局では、明日の試合に備えてニュースで取り扱っていた。

初の決勝進出だから、扱いも違う。

2局分の番組しか見ることができなかったが、やっぱり決勝進出というのは大きいものだ。

競技場で練習する選手たちの映像が流れたりした。

過去の映像も紹介された。

そんなのを見ていたら、年月がかかり過ぎたなあとも思う。

 

Jリーグが発足したときに、10チームだった。

その試合を初めて見たのは、1994年の「ジェフ市原対浦和レッドダイヤモンズ」の試合。

ジェフが、ルーキー城彰二のゴールなどで勝ったのを記憶している。

あの頃、新潟にもこんなサッカーチームがあるといいなあ、と思ったものだった。

だけど、そんなのは夢の夢だよな、新潟は雪も降るし…。

などと、あの頃は、あきらめていたのだった。

 

ところが、その2年後、新潟もプロサッカークラブを作った。

そのときには、そんなにうまくいかないだろうなあ、と思ったものだった。

だが、1997年アルビレックス新潟を名乗るようになったクラブは、北信越リーグ優勝、98年に全国地域リーグ決勝大会を勝ち抜き、J2昇格を果たした。

このころは、新潟市陸上競技場をホームとしていたが、年に何度か見に行ったものだ。

セレッソ大阪から移籍してきた、サイドバック木澤正徳のプレーを見たときは、衝撃的だった。

これが、J1の選手のプレーか、と思ったものだった。

2000年には、J2落ちした浦和を6-1で破った試合を目撃し、痛快な思いをしたものだ。

今は、なかなか勝てないチームになってしまったけれども。

 

そして、ビッグスワンスタジアムができ、あの2003年の最終戦で大宮に1-0で勝って、J1昇格を決めた時には、スタジアムで歓喜に浸ったのだった。

その年には、広島や川崎と優勝・昇格争いを繰り広げたのだった。

最終戦で広島を抜いて優勝を果たし、川崎より早くJ1に昇格したのだった。

それを思えば、その両チームには、大きな差をつけられてしまっている。

あれから20年たったが、広島も川崎も、数多くのタイトルを獲得している。

なのに、アルビレックス新潟はまだ無冠だ。

それどころか、5年間もJ2に逆戻りしていた。

 

そこをばねにして、再昇格して2年目。

ようやく待望の、初の決勝進出だ。

ここまで遠かったなあ…。

と、ある種の感慨にひたってしまう。

 

先週会った高校時代の同級生の一人も、「チケットが取れた!」と喜んで明日の試合の応援に行くと言っていた。

わが息子も、「チケット取れたから行ってくる」と今日から出かけて行くと言っていた。

本当にたくさんの新潟のサポが駆けつける。

アルビの応援、よろしくお願いします!!

私は行けないが、テレビの前で、アルビレックス新潟の戦いを応援し、目に焼き付けようと思う。

新潟県民は、どんな試合になろうと、どんな結果になろうと、間違いなくチームの背中を押す。

拍手を送る。

応援する。

「アイシテルニイガタ」

その歌を高らかに歌おう。

 

自分が出るわけでもないに、明日が試合だということでドキドキする。

アルビレックス新潟に栄冠を!

Visca Albirex !!

 

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絶対に負けられない一戦を落としてしまった… ~2024第35節東京ヴェルディ戦~

2024-10-24 18:46:27 | アルビレックス新潟

まずい、まずいぞ。

後半早々のチャンスを逃した後に、相手に与えてしまったコーナーキックからの失点。

0-1。

これで焦らなきゃいいが。

そう思った。

 

チャンスは作りかけるのだが、得点が入らずに時間ばかりが過ぎていく。

ヤバいよ、ヤバいよ~。

頭の中に出川哲朗が出てきて、叫び始めた。

それなのに、アディショナルタイム直前、なんと痛恨の2点目の失点。

0-2。

そこで私の脳内の出川哲朗は、絶句した。

ヤバいなんてもんじゃない!というわけだった。

 

結局、その後攻めまくったが、スコアは動かず0-2で敗れた。

試合終了の笛が鳴った瞬間、崩れ落ちる新潟の選手たち。

その姿が痛々しくて、見ていられなかった。

整列して頭を下げるところまでは見たが、試合後の選手たちにかける言葉も見つからず、ダッシュで帰った。

駐車場までひたすら走っていった。

 

ヴェルディとは、アウェイで対戦し、2-2で引き分けていたが、その時は、個々の技術で新潟の選手たちの方が勝っていると感じていた。

今日は違った。

他のチームのようにヴェルディもアルビを徹底研究していたのがよくわかった。

アルビの選手たちのパスがつながらないからだ。

個々の選手がアルビのボールを持った選手に強く当たって来る。

組織だってやって来るから後ろにボールを回すしかなくなっていた。

サイドからウイングの方にボールを回したいが、そこにはサイドバックがしつこくマークしていた。

だから、いつもは強引に仕掛けるダニーロが、なかなかボールを持てないし、進行方向が空いていないから進めない。

左の小見もしかり。

おまけに、ヴェルディの選手たちは、しつこくからんできた。

だからこそ、前半のうちに2枚もイエローが出たのだろうけど。

パスを出されても、必ず足を伸ばしていたこともあり、有効な攻撃は出せなかった。

その理由は雨中での試合だったが、このゲームは、決して雨のせいではなかった

後半開始早々、アルビがチャンスを握った。

監督リキさんのはっぱが効いたのか?と思ったが、得点できずに相手ボールとなった。

接近して守っていると、アルビの選手に何気なく当たったボールがゴールラインを割った。

いやな形でコーナーキックを与えたな、こういうときが危ないんだよな。

その予感が当たるから、困ったものだ。

コーナーキックからはね返すボールが、ピンボールのように行き来し、ポストに当たったボールは、ヴェルディ選手の前に転がってしまった。

それで先制を許してしまった。

 

反撃に出るものの、前半よりはましだったが、なかなか決定的なシーンは生まれなかった。

そうこうしているうちに、天からまた強い雨が降ってきた。

選手と一緒に戦おう、とポンチョをかぶって雨に濡れながら応援した。

ボールは支配するものの、ヴェルディ選手たちのあきらめない粘り強い守備を打開できないまま時間が過ぎた。

その間に、私の脳内の出川哲朗は「ヤバいよ、ヤバいよ~」を叫ぶようになったのだった。

 

選手交代も空しく、逆に追加点を奪われた。

1点目と同じ、コーナーキックからの「ピンボール」からだった。

そして、必死に戦っているのは分かったが、得点できずクリーンシートを食らった。

 

小野も谷口も、鈴木孝司もいない。

相手にとって怖いFW陣がいないと、やはり迫力に欠ける。

ケガを回復させ、速く戻ってきてくれ~!と叫びたい気分だ。

 

絶対に負けられない一戦を負けてしまったアルビレックス新潟。

残るリーグ戦は、他チームより少ない3試合。

相手は、柏、ガンバ大阪、浦和。

いずれも楽ではない相手だ。

ルヴァン杯の決勝は、必勝祈願だが、リーグ戦残り3試合も神頼みしたい思いでいっぱいだ。

 

でも、結論。

選手たちを信じるしかない。

負けたいと思ってプレーする選手はいないのだから。

 

Visca Albirex !!!

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