goo blog サービス終了のお知らせ 

ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

浮かれてばかりいられない、勝たなくちゃ

2024-10-21 20:13:30 | アルビレックス新潟

新潟シティマラソンの奮走記を書いていたら、1週間があっという間だった。

大会当日はアルビの勝利でルヴァン杯決勝進出に浮かれていたのだが、週末のリーグ戦で、マリノスに引き分けた後、ちょっとびっくりするような試合結果になってしまったのだ。

17位の京都が最下位鳥栖に勝ち、J2降格の引導を渡して勝ったのは、まだ予想できた。

柏は、最終盤にPKを与えて町田と引き分けたから、まだよしとできる。

だけど、12戦負けなしだった首位広島が15位湘南に負けた。

セレッソ大阪は、最後の最後に得たPKを止められて同点にできず、18位の磐田に勝ち点3を与えてしまった。

19位札幌も名古屋を零封して勝利した。

この、J1下位チームのキュウソネコカミ(←窮鼠猫を噛む)の結果、油断ならない状況になってしまった。

ルヴァン杯決勝だ、国立だ、と浮かれていられない状況になってしまった。

18位の磐田や19位の札幌が追いつけない圏外へなんとか進んで行きたい。

そのためには、勝ち点3を積んでいくことが必要だ。

 

他チームより試合数が多めなのに、明後日は他の下位チームよりひと足先に第35節の試合がある。

相手は東京ヴェルディ。

ヴェルディに対しては、ここのところそんなに相性は悪くないが、かつては連敗していた過去がある。

そして、降格確実とリーグ戦前は言われていたのに、どうしてどうして、現在勝ち点51の7位だ。

アルビレックス新潟は、挑戦者の気持ちでヴェルディに対する気持ちが必要だろう。

 

ホームでチームが戦うのを見られるのは、この試合と11月末のガンバ大阪戦のみとなった。

いろいろな思いがあるが、今までそうだったように、チームを信じて応援するしかない。

力のないチームが、ルヴァン杯の決勝まで進めるわけがない。

 

Visca Albirex !!!

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雨中、攻撃の精度欠き、スコアレスドロー ~2024第34節アウェイ横浜Fマリノス戦~

2024-10-19 14:18:08 | アルビレックス新潟

試合前からちょっと不安が広がったこの日の試合。

その不安は3つほどあった。

 

まずは、メンバー。

このメンバーの顔ぶれを見た時、ちょっと不安になったのは、後半の交代メンバーで前から攻撃力を発揮する選手がいないけど、どうかな?ということだった。

FW登録選手がいないのだ。

谷口はケガだろうけれど、鈴木孝司もメンバー外。

そこは、先発メンバーにがんばってもらうしかないかな?

まあ、攻撃的MFのダニーロ、長谷川元希、奥村仁らの個性発揮に期待することもできるだろうから、心配しないことにした。

 

それよりも、何となく嫌だったのが、放送のこと。

DAZNの今日の試合の解説は、聞きたくないなという感情があったことがマイナス気分。

去年田上が可哀そうだったからね…(意味が分かる人にはこの思い伝わるでしょう)。

 

でも、それ以上に最も不安だったのが、強い雨。

以前も書いたことがあったけど、雨のアルビの試合にはあまりいい思い出がない。

パスに乱れが生じてしまうイメージがある。

先月の川崎戦、1-5の惨敗も雨の中だった。

負のイメージなんだよな、雨は。

 

そんななかで始まった試合だったが、近ごろはどのチームも前がかりになって来る。

ボールポゼッション率が1位のアルビの2位のマリノス。

ゲームの主導権争いが続いたが、やがて時間の経過とともにマリノス以上にアルビの方が、上回り始めた。

ある程度マリノスにボールを持たせいたが、素早くうまく守備をしたり、チャンスを作って相手陣内に攻め込んだりして行くのはアルビの方だった。

雨は強かったが、そのせいでプレーに大きな影響が出ないようにうまくプレーしていた。

 

だが、前半の終わる頃、攻守にわたって積極的にチームを鼓舞してよいプレーをしていた小野が、太もも筋肉裏を痛めたのだろうか、交代せざるを得なくなってしまった。

最初の心配が当たってしまったように感じた。

こうなると、長谷川元希を入れて、長倉を小野のポジションに上げるような形にするしかないだろうけど、元希の活躍に期待した。

後半になると、マリノスは選手交代で打開を図った。

それに対し、雨中で少し動きが落ちてきたこともあり、アルビはピンチの場面も迎えるようになってきた。

そこを小島の好守や舞行龍の好判断などでしのいでいた。

 

劣勢が続いてきた中で、宮本に代わって星、

小見に代わって奥村が出るようになって、

二人同時の交代で俊敏な選手を入れ、アルビはまた少し動きの鋭さが戻ったような気がした。

なるほど、FW陣が少なくなっても、対抗できる戦術・戦力はあるのだな、と感じた。

 

この日のアルビは、マリノスよりチャンス自体は多く作っていた。

だけど、ゴール前での精度を欠いた。

クロスにしてもフィニッシュにしても、「あ~、もったいないな」と声を出してしまうことがよくあった。

やはり、雨のせいで足元が安定しなかったのかな、とも思ったが、1つでも決まれば、と残念だった。

 

結局、0-0。スコアレスドロー。

連敗を4で止める、貴重な勝ち点1ゲットということにはなった。

ただ、いくらけが人続出中だといっても、J1リーグ上位の得点力を誇るマリノス相手にクリーンシートを達成したことは、よしとしよう。

連敗中は、複数失点がひどかったからね。

この失点をしない守備はよかった。

GK小島もホッとしたことだろう。

あとは、攻撃チャンスで、確実に仕留めるってこと。

この試合の前半のように、押しているときに確実に得点できれば、勝利がつかめるはずなのだが。

もっとも、その課題は、ずうっと続いている気がするのだけども…。

 

あと心配なのは、小野のケガの具合がどの程度なのか、ということ。

勝利のためには、攻撃力のある選手を欠くのは、大きな痛手となってしまう。

小野も谷口も、せめてルヴァン杯決勝の日に間に合うように復帰してほしい。

 

次は、来週水曜日に早まった東京ヴェルディ戦。

 

ルヴァン杯決勝に向けて、いい戦いを見せてほしい。

Visca Albirex !!!

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ルヴァン杯準決勝ホームで快勝! ~2024ルヴァン杯準決勝川崎フロンターレ戦第1戦~

2024-10-10 15:16:15 | アルビレックス新潟

勝ったねえ!!

しかも、4-1。

スコアの上では快勝だ。

今朝の目覚めは、すこぶるよかったよ。

 

これが直近の4試合4連敗だったチームか?と思えるほどの点差をつけての勝利となった。

ホーム&アウェイの2024ルヴァン杯準決勝、ホームに好調フロンターレ川崎を迎えての第1戦、誰しも苦戦を予想した。

なんてったって、2週間前のリーグ戦では1-5で大敗している相手だ。

そのショックか、先週の鹿島戦は0-4で連続大敗し、直近の試合4連敗中の新潟。

対するに川崎は、首位争いをしている町田に4-1で連続大勝している。

いくら通算成績で川崎には23勝21敗3引き分けで勝っているとはいえ、今の両チームの調子をみると、新潟の劣勢が予想されていた。

 

だけどね、先発メンバーを見たら、なんか期待が持てたのだよ。

なぜかというと、前からトップに小野、そして太田、長谷川元希、谷口の攻撃陣。

直前の大敗鹿島戦で、小野、太田、谷口が起用されたのは後半4点差がついてからだった。

そして、元希はベンチにすら入れなかった。

彼らは皆、気持ちを前面に出してプレーするタイプの選手たち。

「自分が最初から使われれば、あんな惨めな試合にはさせなかったのに」

「今日の試合は、自分たちのプレーで、絶対勝ってやる」

そんな思いでがんばってくれそうな気がしたのだった。

 

さらに、大切な守備のセンターバックに、トーマス・デンがオーストラリア代表に招集されたので不在というピンチに、強化指定選手の稲村が起用されていた。

所属は東洋大の彼が、アルビレックス新潟のために出場してくれる。

今までの試合で、稲村の実力はみな十分に認識済みだ。

サポーターらから彼の元に「新潟を助けてくれ」とメッセージが届いていたというのだから、恐れ入る。

 

だけど、試合が始まってやっぱり多少悲観的になるのは仕方がないかな。

開始早々2分くらいのときに、小野がフリーになってGKとの1対1を外したときには、また今日も「たられば」(「入っていたら」「入っていれば」)の試合になるのかと思ったりした。

私は、この試合は現地に行かずに、パソコンでSPOOX視聴。

9分くらいから画面が凍ってしまって、20分近くも回復できなかった。

その間のコーナーキックなどのピンチは回避したらしいが、川崎にボールを持たれる展開だったらしい。

15分でのポゼッションは、新潟34%:川崎F66%だったとか。

 

やっと映像が回復してからは、新潟の攻撃がはまっていたから、よかったけどね。

25分に小野のクロスから、ゴール前でクリアされたかに見えたボールは、谷口がダイレクトでゴールに蹴り込んで新潟先制。

45分には、秋山が体勢を崩しながらも送ったボールを得てエリア内に進入した太田が、GKの股を抜くシュートで追加点。

なんと前半のうちに2-0とリードを広げた。

前試合の鹿島戦は0-2だったから、全く逆の展開だ。

しかも前半のスタッツを見ても、川崎の枠内シュートはゼロに抑えていた。

 

だけど、前の対戦で5点取られた川崎だからわからないぞ、と気が引き締まる。

2-0は危ないスコアだという。

特に、後半の開始早々が大事だぞ、と思って見ていたら、5分でチャンスを迎えた。

その流れから、藤原が右からシュートを放つと、ゴール前の長谷川元希が軽くふれたボールは、ネットを揺らした。

やったね、長谷川元希、たしか3月の名古屋戦以来のゴールでしょ。

口角上がったね。

 

そのわずか3分後、右の太田から左の小見へ、そして中央に回ったボールは最終的に星がGKの逆を突くようにしてシュートを決めた。

星の今季初ゴール!

骨折からの復帰、本当におめでとう!

これで、鹿島戦と同じ「4-0の逆バージョン」だ。

 

おまけに、ここで小野→長倉、星→宮本、太田→ダニーロとまた楽しみな選手に交代。

彼らもしっかり動いてよい仕事をしたのだが、26分、与えたコーナーキックから落とし穴にはまったような感覚で、失点。

 

だけど、その後はどちらも得点が入らず、4-1で試合終了。

新潟が、第2戦に向けて大きなアドバンテージを得た。

この試合の勝因は、なんといっても、気合の入れ直しだと思った。

勝つことにどん欲になった選手たちが、見事に惜しむことなく力を発揮してくれた。

インタビューに応えた太田も松橋監督も「まだまだ」を力説していたが、新潟の選手たちには、期待していた「泥臭さ」と「熱量」を見ることができた。

この試合では、守備でも攻撃でも、負けてたまるかという選手たちの気合が感じられ、非常によかった。

この日の新潟日報には、4連敗中の新潟の守備にふれていた。

2メートル未満「ブロック」が、4試合の平均で10.5回。

それ以前の第30節までが12.7回だったのに比べて、少なくなっている。

そして、「タックル」も連敗前は平均13、7回だったのに、連敗中は9、5回。

ボールに食らい付く対する執念が足りない。

タイトな守備や、1対1でボールを奪い切る強さなど、全員のハードワークが必要だ。

というような内容のことを言っていたが、この試合ではそれができていたよ。

相手の枠内シュートもわずか1本に抑えもしたし…。(決められたのは悔しいが)

 

この強度を保って、アウェイでの第2戦も負けずに勝って、国立競技場での決勝に進みたい。

だけど、日曜日、15時から始まるこの試合に、私は参戦できない。

パソコン視聴もできない。

そのころ自分は、別な戦いにグダグダになって取り組んでいる最中か、終わってホッとしているか、はたまた途中でダメになってしょげているかなのである。

それは、新潟シティマラソン。

8時半出発で7時間制限のマラソン。

仮に完走しても、会場からの移動で視聴不可能。

アルビのレプユニを着用し、決勝進出を祈りながら走ることにしよう。

 

Visca Albirex !!!

 

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2試合連続惨敗とは… ~2024第33節ホーム鹿島アントラーズ戦~

2024-10-05 22:17:58 | アルビレックス新潟

最低最悪!

惨敗は、「惨めに敗れる」と書くが、本当に惨めな負け方だった。

前半早々に2点を失い、前半のアディショナルタイムに3点めをとられる。

後半早々にも失点し、結局0-4で大敗。

前節も1-5で大敗しているから、2戦連続の大敗。

こんなひどい連敗は、J2に落ちた時も見ていないような気がする。

 

この前もひどい負け方をしているから、今節は見違えるような試合をしてくれると期待していた。

だが、その期待はあっという間に裏切られた。

すっかりおどおどして、なんとも自信のないゲームの進め方だ。

DFとGKのところでばかりボールを回していて、ちっとも敵陣に入れない。

たしかに、鹿島の守りに隙はなかったかもしれないが、それにしても前にボールがいかない。

そうこうしてボールを回しているうちに、相手にかっさらわれて、手間をかけずにエリア内に持ち込まれ、シュートを打たれて失点する。

前節そのまんまやないかい!!?

なーんにも進歩がない。

それどころか、点を取られるのを怖がっていて動きが悪い。

反対に鹿島の選手たちは、ボール奪取するぞ、攻め込むぞ、スペースに動くぞ、シュートするぞ、とよく動く。

こんな動きなら、かつては(過去形かい!?)新潟が(今季中盤まで)やっていたものだ。

相手にボールを奪取されたら、すぐに取り戻すために強いプレスをかけていたし、泥臭く追い回していた。

今日の試合も、似たようなことはやっていたが、あくまでそれは似たようなことであって、かつてのものほどではない。

むしろ泥臭さを感じたのは鹿島の方だった。

とにかく必死になってボールを追いかけ、アルビの選手にプレッシャーを与え、チャンスと見たら考える暇を与えずに攻め上がる。

そういうがむしゃらさ、泥臭さを鹿島の選手たちに感じた。

 

前半早々に2失点したので、もうこれ以上失点したらアウトだな、と思っていたら、前半のうちにその姿を見てしまった。

だめだこりゃ。

おまけに、後半少しは巻き返そうという姿勢はうかがえたが、やはりすぐ失点。

だめだこりゃ。

頭の中で、いかりや長介のセリフがループした。

あとで試合のスタッツを見たら、前半はシュートはゼロ。

いたずらにパスの回数ばかりを増やしていただけだった。

 

だめだ、こりゃ。

と、わがボスも思ったようで、一度に4人替えした。

そこから、ようやく試合らしくなった。

それまで感じられなかった、泥臭いがんばりがようやくアルビの選手にも見られるようになったのだ。

戦える選手が増えたということだろう。

相手に服をつかまれようがファウルまがいのことをされようが、ボールを失ってたまるかという小野裕二。

目の前の相手には絶対に負けない、と体を張って厳しく守備をし、相手の裏を突くパスをしようとするトーマス・デン。

時には裏をねらって、時には素早いドリブルで、なんとか得点につなげようとする谷口・太田の両ウイング。

 

あー、こういうサッカーを見たかったのだ。

泥臭く、気持ちの現れたプレーを。

こういうのが、アルビの持ち味だったはず。

それをきれいにはがそうだとか、相手を技術的に上回って得点しようだとか、なんか違うんだよな。

今日なんか、対戦相手の鹿島の鈴木や師岡のプレーにその泥臭さと、負けない・勝つんだという強い気持ちを感じたのだった。

もともと力のある選手たちに、強い気持ちの現れた泥臭いプレーをされては、敵に回して簡単に勝てるわけがない。

前節の試合については、次のようなことを書いていた。

川崎の攻撃には、鋭さがあった。

相手より1歩早く動き出すこと。

圧力をかけてボールを奪うこと。

奪ったらとにかく早く相手陣内に入ること。

そしてとにかくシュートを打つこと。

これらの点で上回られてしまった

今回の鹿島戦もまったく同様な形でやられたし、そこに気持ちと泥臭さが加わっていたから、完敗だった。

 

アルビレックス新潟は、挑戦者だったはず。

相手の攻撃をかわしてきれいに勝とうなんて、まだ10年早いわ!

と、Jリーグの神様に言われているような気がする。

4連敗している間に、またJ2降格圏に近づいている。

降格圏やそこに近いチームが、目の色を変えて泥臭くがんばっている。

アルビも、その点では本来負けていなかったはず。

来週のルヴァン杯準決勝を契機にして、泥臭い挑戦者として戦って勝つことを思い出してほしい。

Visca Albirex !!!

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雨中の惨敗 ~2024第32節アウェイ川崎戦~

2024-09-27 22:21:51 | アルビレックス新潟

星選手、復帰後初出場、即アシストおめでとう!

太田選手、復帰後、初得点おめでとう!

すばらしい連係、きれいなゴールだったよ。

 

じゃ、今日の試合のことはこの辺で…。

 

あー、おしまいにしたい。

 

 

………………惨敗でした!!!

 

だいたいねえ、雨でピッチコンディションがよくないのを試合前に見て、2年前の負け試合を思い出してしまったのだ。

そう、まだJ2時代のアウェイ秋田戦。

ぬかるんだピッチに1点が返せず負けたあの試合ですよ。

足元で勝負するアルビの選手たちは、ピッチの芝生はある程度ボールが滑りやすい方がよい。

だけど、濡れすぎると滑りやすすぎてコントロールが効かなくなるので、よくないのだ。

 

その不安が的中する。

最初の失点は、PKで与えたもの。

GK小島が相手選手を阻止に行ったのだが、途中でやめた。

だが、芝の上で体が滑りすぎて、体の一部が触れたらしい。

それで倒したという判定。

PKのキックのコースは読んでいたが、やはり滑るように脇の下を通過していってしまった。

14分の早すぎる失点。

 

今日の川崎は、ホーム戦でもあり、去年からリーグ戦で新潟に勝っていないせいか、気合の入り方が違った。

よく新潟を研究しているようで、徹底して高い位置からボールを奪いに来た。

そして、その1歩目が速い。

ボールを奪うと、すばやく前に送って、新潟のゴール前でDFの選手がいようといまいと、とにかくエリア内に入ったらシュートを打つ。

これを徹底していた。

その徹底した圧力の強さに負けて、18分には早くも2点目を決められてしまった。

めげる失点だ。

 

この後は持ちこたえて攻める場面もあった。

だが得点できずにハーフタイム。

 

2-0は危険なスコア。

3点目を取るのはどっちだ?

新潟の得点を期待したが、63分、追加点を決められた。

これで0-3。

これでは勝ち目がないな、とがっくりしたところ、2分後にも失点。

ダメ押しだ。0-4。

新潟、ここで選手交代3人替え。

それもむなしく、8分後にはダメ押しの上にダメを押された。

73分で0-5。

絶句…!!

 

86分になって、ようやく冒頭に書いた、星→太田の1ゴールが生まれたものの、焼け石に水。

結局1-5で惨敗。

 

3試合前には、得失点差がゼロになっていたのに、この試合で一気に「-8」までいってしまった。

スタッツを見ると、

ボール保持率 川崎41%:新潟59%

シュート数  川崎13本:新潟18本

枠内 〃   川崎 9本:新潟7本

パス成功数  川崎 291:新潟563

ほとんどの項目で勝っているのだが、枠内シュートだけは川崎の方が正確だったということだな。

だから、枠内にどれだけシュートを打ったか、打ったシュートがどれだけ決まったかということだよな。

 

川崎の攻撃には、鋭さがあった。

相手より1歩早く動き出すこと。

圧力をかけてボールを奪うこと。

奪ったらとにかく早く相手陣内に入ること。

そしてとにかくシュートを打つこと。

これらの点で上回られてしまったことに加え、滑りやすいピッチが、今日の川崎に味方した。

 

 

この悔しさは、10月のルヴァン杯準決勝で晴らすしかないな。

だけど、その前にリーグ戦の順位が落ちていることに要注意だ。

順位は川崎に入れ替わられると共に、失点がふくらんだから14位にまで落ちてしまった。

また降格圏に近づいてしまった…。

 

守備を立て直し、決定力を上げてほしい。

終盤戦になっての大敗はダメージが大きいが、踏ん張ってもらおう。

次は10月5日のホーム鹿島戦だ。

ホームでこの3連敗の悔しさを払拭しよう。

 

Visca Albirex !!!

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「てっぺん」を目指す厳しさを教わった ~2024第31節ホーム ヴィッセル神戸戦~

2024-09-23 21:44:43 | アルビレックス新潟

「悔しいけれど、勝利おめでとうございます。」

試合後、スタジアムから出てきた神戸サポーターと鉢合わせて、そう言葉をかけた。

「いやあ、苦しかったです。新潟がこんなに強いとは思っていませんでした。」

…という答えが返ってきた。

 

そう。

この試合は、新潟が強いことを示したが、同時にまだ勝ち切れるほど強いチームとなっていないことを示す試合となってしまった。

 

試合が始まると、前年王者の神戸は、予想通り強く当たってきた。

だけど、前の試合で名古屋に同様の攻められ方をして失点した新潟は、同じ轍を踏まぬよう、しっかり対応しているのが見て取れた。

下手なファウルをしないで技術で上回ろうとする神戸の選手たち。

そこに負けまいと厳しく迫る新潟の選手たち。

丁々発止のせめぎ合いは、見応えがあった。

こういう試合こそが、プロ同士の戦いだ。

どんな形でもやり方でもいいから点を取った方が勝ちだ、というどっかのつまらん精神のサッカーとは違っていた。

この試合、7月の広島戦のような、競ったいい試合になるぞ。

そんなことを思った。

 

神戸の鋭い攻撃に、どうか最初の15分は、持ちこたえてくれ、と願った。

だが、名古屋戦同様に、その時間が過ぎようとするころ、失点してしまった。

新潟で育った酒井高徳が、的確にゴール前にボールを上げると、飛び込んだ神戸の選手は触れることができなかったが、ボールはそのままゴールに吸い込まれて行ってしまった。

0-1。この試合も先制を許してしまった。

 

だけど、名古屋戦と違うのは、ホームで戦う選手たちの気迫。

少しも気を落とさずに、挽回を期す。

しばらくは、新潟がボールを支配するようになった。

すると、前半31分、谷口からクロスが上がると、長倉がゴール前からヘディングでゴールを決めた。

同点だ。

 

これで波に乗った感じの新潟。

どの選手も、攻守にわたって動きがいい。

前から追う小野。

相手GKの隙をねらって猛烈なダッシュをかける長倉。

酒井高徳とのマッチアップをものともせず、対等以上にわたり合う谷口。

プレッシャーをかけ、ボールを奪取しようとする宮本。

守勢になっても、自由にボールを回させないように細かく圧をかける高木。

ここに行ったら危ないというところを予知して、危機管理がしっかりしている藤原。

大迫や武藤といった元日本代表を相手にしても、まったく怖気づかず自由にさせない舞行龍。

つくづく感心して試合を見守った。

いい試合だ。

 

そのいい試合をさらにすばらしく見せたのは、橋本だった。

びゅんびゅん縦パスを通すし、自らもよく動く。

36分、そんな橋本が左から、針の穴を通すような鋭いグラウンダーのパスが斜めにゴール前に入る。

そこに小野が走り込み、しっかりポストに当ててゴールに蹴り込んだ。

新潟逆転。2-1。

まさか前半のうちに逆転できるとは思わなかった。

前半は、そのまま終わった。

 

だけど、試合巧者で優勝を争っている神戸がこのまま引き下がるわけがない。

控えメンバーにも嫌な選手たちがたくさん残っている。

アルビにもいい選手はベンチに残っているが、その選手たちが、今互角に戦っている選手たちと同様な動きができるだろうか?

後半も、チャンスを作るがゴールを割れずに、互角の展開が続く中、実はそんな不安もちょっぴり抱いていた。

いや。アルビの選手たちを信じよう。

リキさん(松橋監督)も言っていたじゃないか、「全員が戦力だ」と。

 

試合も後半は互角の展開で進んだが、その中盤を迎えた71分、その不安が現実になり始めた。

相手のFW陣に仕事をさせなかった舞行龍が、脚を痛めてデンと交代。

高木も、久々の出場の奥村仁と交代した。

その2分後、半端ない大迫から武藤へ半端ないパスが通され、同点ゴールを決められてしまった。

高木や舞行龍が守っていたなら、どうだったのだろう…?

しかし、そんなタラレバを言っても仕方がないから、とりあえず3点目をと願う。

 

神戸は、汰木や菊池といったよく聞く選手が出てきて、ますます圧力が強くなった。

新潟も小野に代わって鈴木、谷口に代わって長谷川元希を入れた。

新潟も攻めはしたが、最後が決まらない。

試合が最終盤に近づくと、明らかに神戸の選手たちの動きが力強さを増した。

「絶対勝つ」という気迫が見られるようになった。

だが、新潟も必死に守り、アディショナルタイム。

相手のゴール前での猛攻も必死でこらえ、バーも味方しなんとか失点を防いでいた。

ただ、最後にその強烈な攻撃を避けるように、ゴールラインの向こう側にクリアしてしまったのを見て、不安は最大に達した。

もう時間は切れている。

だから、このコーナーキックをしのげば、とりあえず引き分けだ。

しのげ。クリアしろ。

心の中での叫びもむなしく、的確にゴール前に上がったボールに、新潟の選手たちはせることができなかった。

高く飛び上がった神戸の選手のヘディングが、実に鮮やかに決まった。

2-3、逆転。

もう時間はないはず。

案の定、中央に置かれたボールは、1人目が触れた途端、試合終了の笛が吹かれてしまった。

崩れ落ちる新潟の選手たち…。

傍目に見れば、見ごたえのある、すごくいい試合だった。

面白かったはずだ。

だけど、新潟を応援する身にとっては、痛恨の負け試合であった。

勝っていたのに、…。

ブーイングを飛ばすサポもいた。

 

でもさ、これが今の実力の差というものなのだろう。

たしかに、神戸サポの言葉じゃないけど「新潟強かった」でしょ。

だけど、勝ち切るまではいかないのが、今の実力。

そして、神戸との経験値の差。

どれだけ悔しい思いをしたか。

勝つためにどうしなくてはいけないか。

そういうことを骨の髄まで知らなくては、勝ちを積み重ねるまではいかないということなのだ。

かつてノムさん(野球の野村監督)は言っていた。

「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし」と。

負けた原因を客観的にそして愚直に見つめ直し、次への勝利につなげてほしい。

今回は、昨季のリーグ戦王者、そして今季も激しい優勝争いを繰り広げているヴィッセル神戸が、勝利への厳しさを教えてくれた、と思うほかはない。

アルビレックス新潟だって、今季は「てっぺん」を目指している。

リーグ戦とは違うが、ルヴァン杯を手にして、その「てっぺん」に昇りつめてみたい。

その険しい道のりを、今節の試合を教訓にして、切り開いて突き進んでいってほしいと願う。

 

Visca Albirex !!!

 

 

…とはいうものの、昨夜はアルビの逆転負け、今日は天王山での阪神の負け、と2日続けて応援するチームが大一番を落とすのを見たのは、こたえるなあ…。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

0-3のスコアほど悪くないと思うことにする ~2024第29節アウェイ名古屋戦~

2024-09-19 15:03:05 | アルビレックス新潟

昨夜は、遠方で用があって、試合中継はLIVEで見られなかった。

その用がほぼ終わったとき、スマホで途中経過を確認したら、試合は後半の30分を過ぎた辺りであった。

えっ!?アルビ、名古屋に負けてるじゃないか。

しかも、0-2。

ありゃまあ…、じゃあこのまま負けちゃうのか?

1点くらい返してくれよ、と思った。

 

ところが、しばらくして見たら、今度は0-3になっていた…⤵

試合の前半に先制されて、前半の終了間際に追加点取られて、後半の終盤近いところでダメ押し点…。

勝つ方としては、理想的な得点の積み重ね方だな。

でも、負ける方としては、落ち込むなあ…。

この試合、そんなにガタガタのダメな試合だったのか…???

 

昨夜は帰りが遅くなったので、今日になって、DAZN視聴。

音を消して解説の声を聞かず、試合そのものをじっくり(でもないか)見るようにした。

 

試合開始から、名古屋の圧が強い。

新潟対策をした他チーム同様、前からボールを追いかけてくる。

ただ、他チームよりも強度が強い印象。

スピードがある選手が多いせいか、パスで相手を振り切ることができない。

それでも、15分くらい我慢すれば、動きつかれた相手を振り切ることができるはず。

だが、ちょうどそのくらいの時間が終わりそうなころ、失点してしまった。

サイドからセンタリングを上げられると、飛び込んできた選手に高い打点からヘディングされると、GK小島の手が届かないところに飛んで行ったボールがゴールネットを揺らしてしまった。

うーん、これは仕方ない。

ヘディングした相手をほめるしかない。

 

悔やむべきは2失点目だろう。

1点ビハインドとなった新潟は、追いつくべくそれなりに前がかりに攻めていた。

だが、そのときは、こちらのボランチがボール奪取され、それをすぐさま前線の永井に送られてしまった。

彼のスピードは半端ない。

こちらも守りのスピードはあるはずのDFトーマス・デンが振り切られてしまった。

GK小島も防げず、痛い失点。

 

前半のスタッツを見ると、なんと枠内シュート0本。

これでは勝てないなあ。

ハーフタイム後、それなりに互角の展開が続いた。

ここで次の1点を取れれば、まだ新潟にも希望が持てたのだ。

その希望のために、松橋監督は、前線を3人替えして攻撃力アップを図った。

 

だが、皮肉にも次の得点は、やっぱり名古屋。

カウンターから、やや遠目から打ったシュートは、左利き特有のカーブを描いてゴールの外からゴールの中へ吸い込まれていった。

あー…。

でも、これも仕方がない。相手のシュートが絶妙だった。

 

0-3となったアルビだが、あきらめずに懸命にボールを追った。

ボールがバーに当たったり、何度も相手GKのスーパーセーブにあったり。

選手たちは一生懸命に戦っていたのがよく分かった。

昨夜負けたのを知ったときに思ったような、ミスでガタガタのニイガタではなかった。

失点も3点はいずれも相手の名古屋の選手の個人技がよかった。

新潟は、チャンスも作ったが、今季よくあったように「決めきる」ことができなかった。

これには、名古屋の個々の選手の動きが予想外によかったことや、新潟以上に異常に蒸し暑かったコンディションが影響したのじゃないか、と思う。

追いつけずに失点を重ねたから、惨敗に見えただけのことだ。

 

試合後のスタッツを見ても、後半はシュート数、枠内シュート数ともに完全に名古屋を上回っていた。

(あれ?名古屋の枠内シュート数が前半終了時も後半終了時も同じ6って、ヘン!枠内に行ったから得点が1増えたはず。せめて7にならなきゃオカシイのでは??)

0-3のスコアほど惨敗だったわけではない。

決してすべてが悪かったわけじゃない。

悪いところは修正し、改善すればいいのだ。

リキさん(松橋監督)が言ったように、「こういうゲームもあるだろう」と割り切って、また次の試合に臨んでほしい。

 

すぐに来る次の試合は、日曜日のホーム神戸戦。

ホームで負けるのは見たくない。

首位を争うチームに対しては強いことを証明してもらおう。

 

Visca Albirex !!!

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

動きのよさに感心しつつ、1失点は余計だな ~2024第30節ホーム湘南ベルマーレ戦~ 

2024-09-15 10:58:31 | アルビレックス新潟

延期になった29節名古屋戦を前に、第30節のホーム湘南ベルマーレ戦。

8月負けなし、ルヴァン杯準決勝進出と、好調なアルビだが、町田とのルヴァン第2戦では敗れてしまった。

その影響はないのかなと、ちょっぴり不安だった。

なにしろ、13位の新潟と17位の湘南の対決で、その勝ち点差は4しかない。

もし負けると、再び降格圏が近づいてしまう。

それよりも、勝つとひとケタ順位の可能性だってあるのだから、勝ってほしい。

そんなことを願っていた。

 

試合が始まると、次第に不安は払しょくされていった。

アルビの選手たちの動きのよさが目立った。

湘南は、前からプレッシャーを与え、新潟の自由なパスを封じようとするのだが、それがはまらない。

新潟の選手たちが、パスしたら動く、動いてまたパスをもらう、という動きが小気味いい。

そして、時々通す縦パスが鋭い。

特に、ここのところレギュラー出場の稲村がすごい。

それを受ける、小野や長倉の動きもすばらしい。

 

そんなアルビの試合ぶりに感心のため息をもらしているうちに、8分、小野の先制ゴールが決まった。

相手DFがゴール前でかき出したかに見えたが、主審はビデオ判定をする裏方と連絡を取っていたのだろう、VAR確認を求める湘南の選手たちの要望を「映像で確認したから」のようなジェスチャーで受け付けなかった。

 

先制されて巻き返しを図る湘南だったが、落ち着いて試合を進める新潟は、32分に待望の追加点。

これがまた長倉劇場で、すごかった。

橋本からのパスを受けて、フェイントを入れ、ボールを持ちかえて相手の守りをかく乱し、

見事にゴールを決めた。

ゴール前でよくあんなに冷静にプレーできるなと、感心した。

 

得点を決めた小野や長倉だったが、前からの守備ということでも、見ごたえがあった。

2人に谷口を加えた3人が、とにかくよく相手を追って、自由にボールを扱わせなかった。

 

さすがに、後半になると立て直しを図る湘南は、選手たちのボール奪取への当たりが強くなった。

新潟は、湘南の攻勢の強さに、前半ほどボールを支配しようとしなくなったように見えた。

無理をして危ないシーンを招かないようにしているようだった。

新潟、後は効果的に選手を交代させていきながら試合を進める。

 

そして、75分、後方からのパスを受けた谷口が、試合を決定づける3点目を決めた。

日本海キャノン、お見事!これで今季10得点目。

J3でもJ2でもJ1でも2ケタ得点したのは、日本人で初めてなのだそうだ。

雑草魂だなあ。

 

3点差をつけられ、思い通りにならない湘南のFWルキアンは、ゴール前で宮本の顔を蹴るという暴挙をおかし、VARで一発レッドで退場となった。

あれは、ひどい。きっと何試合かの出場停止になるだろう。

降格圏に近い湘南にとって、今後これは痛手となるはずだ。。

 

一人少なくなった湘南相手なので、新潟ゴール裏は、「蹴っちらせ」の大合唱となった。

なのに追加得点は奪えず、逆に10人の湘南に、アディショナルタイムに得点を許してしまった。

この1失点は、余計だった。

相手が少なくなると、どうしてか「潟る」癖がある…か?

ということで、反省点を残しつつ勝ったのであった。

まずは、勝利を喜んだ。

 

場内は、プラネタスワン。

マン・オブ・ザ・マッチは長倉。

トントンとマイクをはたいて、確認した後、

「応援ありがとうございました! 次はアウェイですけど応援お願いします! ありがとうございました!」

なんとまあ、シンプルで力強いこと。

毎回こんな感じで、そっけないやら頼もしいやら。

 

これで戦績が10勝10敗9引き分け、得失点差もゼロに戻した。

勝ち点39で、順位も10位。

まだまだ上に行ける。

なにしろ、シーズン前は降格候補に推されていた、あの東京ヴェルディが勝ち点44で6位にいるのだから、新潟はもっとやれるはず。

とりあえず、来週水曜日の名古屋戦も勝って、7位まで浮上しましょう。

 

Visca Albirex !!!

 

 

※ ここのところ、悪意のあるコメントが続いたので、コメントを承認制にしました。コメントを投稿された方には返信が遅くなりますが、どうかご容赦くださいm(_ _)m

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

0-2で敗戦も、2戦合計5-2で準決勝に名乗り上げる ~2024ルヴァン杯準々決勝第2戦アウェイ町田戦~

2024-09-08 21:44:49 | アルビレックス新潟

リキさん(松橋監督)は正直だ。

今日の試合、「生きた心地がしなかった」という言葉も使っていた。

今日の町田とのアウェイ戦は、新潟から見て、0-2の負け。

クリーンシートで負けちゃったのは、ちょっとね…という気にもなった。

でもね、これがプロ同士の試合だよ、とも思った。

そうは言っても、このルヴァン杯準々決勝は、2戦合計の得点で勝敗を決する。

2戦合計で、5-2。

アルビレックス新潟の勝利なのだ。

今日の一戦、負けたからといって、下を向きすぎることはないのだ、新潟の選手たち。

そう言って弁護してあげたくなった。

そのくらい、どの試合も勝ちたいんだね、みんな。

自分たちが負けることを許さないその姿に、とても頼もしさを感じた。

 

前半の終わり近くにバタバタと失点をしてしまったけど、それまではある程度町田の攻撃を受けながら新潟のペースだった。

それが最初に失点したから動揺したのか、2点目はシュートなのかクロスなのかわからないような形で、アンラッキーにも失点してしまった。

すると、なんだか簡単に失点しそうな気がしてたまらなくなってしまった。

それは、アルビを応援して見ていた人たちが皆、感じたことじゃないのかなあ。

 

ちょっとした不安は、先発メンバー発表のときからあった。

センターバックに、ベテランがいなかったこと。

舞行龍が脳震盪の疑いで前の試合で退場したから、この試合には出られない。

じゃあ、代わりに誰が入るのか。

結局、前の試合で舞行龍が退場してから代わりに入った遠藤がスタメンに入った。

その代わりに、左サイドにキャプテン堀米を入れたのではないかなと推測した。

遠藤にしてみれば、ここでしっかり守れないと、アルビでのポジション獲得は難しい。

特別指定選手で来季入団予定の稲村が、遠藤に優先して起用されている。

舞行龍のもつ高い技術までいかなくても、遠藤はいい仕事ができる、と監督やサポーターたちに見せたいところだ。

それができないと、「明日(来年)」はないかもしれない。

では、今日はどうだったか?

チームは、前半に2失点してしまった。

ただ、遠藤は相手の決定的なチャンスのときに、ゴール直前で相手とスライディングで競り合って、ボールに一瞬早く触り、相手の得点を許さなかった場面があった。

そこは、プラスに考えたい。

千葉ではなく遠藤を先発で起用したのも、リキさん流に、個人の能力を伸ばしてほしいという期待の表れだったのかもしれない。

 

後半は、3点差になってムードが変わったせいか、町田の攻撃場面が目についた。

アルビの有効な攻撃を目にする場面が減ったように感じた。

そして町田の方がセカンドボールを回収して攻める場面が多くなった。

コーナーキックが連続したときなど、とてもヒヤヒヤした。

だけど、よく守り切った。

後半25分、ダニーロ、長谷川元希、鈴木孝司に代わって、長谷川巧、谷口海斗、小野裕二が出た。

その交代は心強く思った。

小野ゆのリーダーシップは、見ていて頼もしい。

なにせあのいかつい顔つきでチームを鼓舞する姿は、周りに対する説得力がある。

チームメートにも、サポーターにも。

だから、後半37分の相手ボールカットからの、GKとの1対1、小野ゆのシュートには期待したのだけどな。

残念ながら、立て続けに2本打ったシュートはGKに、DFにと防がれてしまった。

 

前回大爆発した長倉は、今日の3回のビッグチャンスをものにすることができなかった。

だけど、彼はよく走る。

攻撃でも守備でも、最後までよく走る姿には感心した。

とにかく、新潟は、後半は守り切り、相手に得点を許さなかった。

それが何より。

攻撃は少し物足りなくなったが、守備はしっかり修正できていたということ。

いろいろ反省点はあるだろうけれど、それはリーグ戦に活かしてもらおう。

 

勝ち進んで、次戦ナビスコ杯準決勝の相手は、甲府に勝った川崎フロンターレとなった。

相手にとって不足はなし。

てっぺん目指しましょう。

 

Visca Albirex !!!

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

5-0で大きな先勝 ~2024ルヴァン杯準々決勝ホーム町田ゼルビア戦~

2024-09-04 22:50:12 | アルビレックス新潟

快勝!

5-0は大きいなあ。

 

試合前は、こんなデジタルポスターもあったのだけど、モデルの小見は不出場。

こっちは、DFの要トーマス・デンがオーストラリア代表に招集され、いない。

だが、相手町田も、日本代表に3人、韓国・オーストラリア代表にそれぞれ1人と5人がいなかった。

チーム力で戦う戦術がしっかり浸透している新潟に比べ、町田は個人の強さに依存するところもある。

そんな違いが出るかもしれないな、と試合前に思っていた。

できれば、この第1戦、ホームで2点くらいの差をつけて、有利な状況で第2戦のアウェイの戦いに臨みたい。

そんな思惑は、監督や選手たちもサポーターたちも思っていたことだろう。

そのためには、まず先制点を挙げたいところだ。

 

16分、それが実現する。相手陣内に攻め込んだダニーロから、ゴール前の長倉に素晴らしいボールが供給されると、長倉はこれをボレーであっさり決めた。

その手前での小野のプレーがファウルだとしてVAR判定。

これがゴールには影響なしという判定で、新潟先制!

 

試合は、6分4分で新潟の選手たちがボールを保持して支配することが多い展開。

早く追加点を取ってほしいという願いで見守っていると、32分相手FW 藤尾がダニーロへの危険なスライディングで一発レッドとなってしまった。

新潟にしてみれば1人多いのは大きなチャンス。

 

ここから先は、パス回しに長けている新潟の攻めまくりシーンが続く。

42分、待望の追加点が生まれた。

攻め込んだ新潟が、谷口から小野に横パスを送ると、小野は利き足と逆の左足で相手GKもさわれないコースにボールを送ると、ポストに当たりながらもボールはゴールネットを揺らした。

小野ゆ、さすが!

 

だが、好事魔多しという言葉がある。

前半アディショナルタイムで、相手FWが空中でヘディングをしようとした舞行龍にレイトチャージでぶつかると、舞行龍はむち打ちのような症状となってグラウンドに倒れた。

守備の要、舞行龍を欠くことになってしまい、後半がちょっと不安視された。

 

その不安を払しょくするのは、追加点しかない。

町田も戦術を整え、後半開始から選手交代で打開を図ろうとした。

しかし、49分、得点したのは新潟だった。

ここでも決めたのは、長倉。

これで、3対0。

 

この後、町田もこのままではいけないと攻めてきたが、新潟も選手交代し、対応。

多少守勢に回る時間も増えたが、87分に相手GKのキックミスを拾った新潟は、前線の長倉にパスを送ると、長倉は、相手GKの動きをよく見て、4点目の追加点。

これで長倉ハットトリック達成!

 

長倉の爆発は、試合終了直前にもおまけ付き。

長谷川元希がゴール前でキープして出したラストパスを、長倉が見事に決めて4点目!!

VAR判定で、得点は有効となり、試合は、ここで終了。

5-0の大勝。

 

難敵と思われた町田に対して、いくら相手が10人になったとはいえ、追加点を重ね、見事に5点のアドバンテージを生み出した。

新潟の選手たちの技術が、町田の個人の力を上回っていた。

退場で1人少なくなったチームは、10人で11人の働きをしないといけなくなる。

町田も、そうしようとした。

だが、10人対11人になると、素早くボールを回す新潟の動きは、町田の選手たちにつけ入る余地を与えなかった。

ボールを正確に蹴る、止める。この技術が新潟の選手たちにはあるから、確実に上回れるのだ。感心した。

相手に守りを固められても、そこを崩す方法を見つけて得点することができていた。

すばらしかった。

 

だけど、4点取ってヒーローとなった長倉は、インタビューになると笑顔を見せなかった。「自分たちができたことだから、次の試合で町田もできるかもしれない」というような内容のことを話し、次戦に向けて油断しないよう気持ちを引き締めていた。

さすが、長倉だ。

 

今日の入場者数は、9,130人と1万人を割っていた。

でも、アルビサポは、みんな満足しただろう。

 

今日の試合、私は、前節のリーグ戦に続いてホーム戦の応援に行かなかった。

でも、家で、しっかりSPOOXと契約して、試合中継を見たのだった。

いやあ~、契約してよかったわあ~。

こんな気持ちよく勝利する試合、なかなか見られないもの。

【Y特派員写真提供】

油断せずに日曜日の第2戦も戦い、準決勝へと勝ち上がろう。

 

Visca Albirex !!!

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする