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癒し系獣医師の動物病院開業日誌

アニマルセラピー団体で活動している癒し系獣医師。農業団体職員から脱サラし、動物病院を開業しています!

麻酔

2013年02月19日 | 動物医療
写真は一応「院長室兼宿直&休憩室」です。
病院の2階部分です。
入院の動物がいる場合は病院に泊り込みます。
自宅は別にあるので通いですが、必要に応じて泊り込ます。


トイレですね。
鏡に間接照明を組み込みました。
結構いい雰囲気ですよ。


明日は研修病院が休みなので、業者と医療機器の納品と医薬品の購入について相談です。
病院開設準備と研修も手を抜かずギリギリまで勉強するつもりです。
研修に行っている病院には大学から「麻酔医」が週二回来ているので、麻酔のことをよく教えてもらえます。
おかげで麻酔に関してはそんなにおおきな不安はありません。
うまくはないでしょうが、失敗は回避できると思います。

麻酔は本当に重要です。
鎮痛と麻酔、覚醒と時と場合、犬か猫か、体調により使い分ける必要があります。
まだまだ未熟ですが更に習得したいですね。

椎間板ヘルニア

2013年02月18日 | 動物医療
ものすごい雪に圧倒されますね。
降雪量はそんなに多くないそうで、要は寒くて解けないから積雪が多くなっているようです。
半端ない雪の量に、慢性的渋滞が続いています。

野良猫の捕獲は難しくなってきたので、野良猫のお世話をしている近所の方に野良猫を家におびき寄せて捕獲してもらうことにしました。
大分慣れて夜はその方の家の玄関のダンボールの中で寝ているそうです。
あすかあさってには捕獲できそうです。
オスですので去勢の練習方々、今研修している動物病院で手術させていただくことになります。

今日もいつもの病院で研修でしたが、フレンチブルの椎間板ヘルニアのグレード3の子が受診しました。
完全に犬座姿勢でしたが、深部痛覚と引っ込め反射は僅かにあり、皮筋反射は腰椎のあたりで消失しています。
椎間板ヘルニアはレントゲンでもわかりにくいので、当面犬をお預かりしてステロイドの静脈注射で反応を見つつ、手術するか飼い主の判断を待ちます。

最近、神経系の病気に興味があり更に勉強したいと考えています。
まだまだ知らないことばかりです。情けない!


第二診察室

2013年02月17日 | 動物医療
一応、写真は第二診察室です。
扉を閉めて、逃げ出しそうな猫ちゃん用の診察室です。
それとX線管理室で鉛の板を貼ってある部屋です。
今は放射線の漏洩に関してはより厳しいので、経費は掛かりますが、1mmの鉛板を貼ります。
鉛は国際市場で高騰しているらしく、坪単価の高い部屋になります。
写真だとドアがガラスですが、当然鉛入りの重い扉になります。

開院まで1ヶ月半ですが、まだ研修に集中したいと考えています。
午前から研修に集中し、午後遅くから病院設置関係の準備をする生活が続いています。

今日は、5週間の病院研修に行っていた、息子を迎えに旭川まで行きました。
途中吹雪いてぐったりです。
明日からまた研修頑張ります。
今週はまた手術を敢行したいと目論んでいます。

忙しいのは忙しいのですが、忙しい方が体調いいですね。

ハイリスク麻酔

2013年02月16日 | 動物医療
まだまだ整備中ですが、診察室です。

もともとオープンスペースの病院だったので、パーテーションでしきりました。


入院室です。
スペース的には結構広いですね。
まだ、殺風景ですが、快適に動物が要安心できるなスペースにします。


小医局です。
大きな医局は2階に休憩室を兼ねて設けていますが、診察中にあいた時間やカルテ書きのときに利用します。

焦らずじっくりと用意していくつもりです。
考えるのも楽しいです。

今日もいつものとおりの病院で研修でした。
日曜以外の日はたいてい複数の手術があるのですが、今日は20歳の犬の前立腺肥大の手術がありました。
超ハイリスクの手術ですので、麻酔医の腕の見せどころでしょう。
この病院では週に2日間麻酔を専門とする獣医師がきており、今日はその先生が麻酔担当です。
導入はプロポフォールで、イソフルで維持ですが、ブトルファノールも使ったのですが、徐脈が酷く、アトロピンを加えて脈を維持できたようです。
やはり、麻酔は大切ですね。
私は用事があって最後まで入れませんでしたが、麻酔の勉強になりました。

縫合の練習

2013年02月15日 | 動物医療
今日も同じくいつもの病院で研修していました。

車線は麻酔機器です。
モニターは麻酔ガス濃度、SPO2、血圧、心電図、体温等すべて測定モニターすることができるもので、友人が買い換えたので譲ってもらいました!ありがたい。モニターは新品で買うと100数十万円します。

手術第二弾を敢行すべく準備しています。
手術する動物を用意しなくてはなりません。
先輩の病院か自分で用意するかですが、中々機会を作るのは簡単ではありません。
しかし、練習はしています。縫合の。

鳥の胸肉の安いやつで練習するのですが、筋肉が脆いのが難点です。
専用の縫合練習キットは高くて手が出ません。
持針器の手首の返しが十分ではありません。
練習練習です。


病院準備は着々と、でもじっくりと

2013年02月14日 | 動物医療
昨日で内装はほぼ完成です。
放射腺防護工事とサイン(看板)はあとで行います。
さすがに看板がでちゃうと患者さんが来ちゃうので。
実勢内装工事中に患者さんが来られたそうです。
来てくれた片、ごめんなさい!
もう少しお待ちください。

写真は受付カウンター側からステンどグラスを写したものです。
なかなかおしゃれでしょ!
壁は全体的に薄いピンク色です。

これから医療機器を徐々に入れていきます。
レントゲン
カラーエコー
新しい診察台
自動血球測定装置
生化学的検査装置
麻酔モニター
輸液ポンプ
各種眼科検査機器
麻酔気化器
レントゲン自動現像装置
分包器
電気メス(予定)

等々です。
まあ、こうして見ると結構機器はありますねぇ。

目指すところは所謂「統合医療」です。
東洋医学と西洋医学の融合です。

それプラス、秘密兵器も準備中です。
お楽しみに!

研修以外のお仕事

2013年02月13日 | 動物医療
今日は研修病院がお休みで、病院設備や内装の準備にかかっていました。
カウンター回りも含めて8割は出来上がりましたが、放射線の遮断設備はこれからです。
2階部分も出来上がり広い部屋をどう活用するかです。


サイン工事(看板等)はまだ早いので後日です。
あんまり早く看板をだすとなんですからね。

後は医療機器の関係です。
頑張らねばなりません。

会陰ヘルニア

2013年02月12日 | 動物医療
授業の黒板です。
ほとんど「漢文」の世界です。
でも、慣れると楽しいですよ。
同期の皆さんは西洋医学を極めてさらに高みを目指す方がほとんど。
私はかなり劣勢ですが、根拠なない自身に満ちているのはなぜでしょう?

今日もいつもの病院で研修です。
会陰ヘルニアという病気がありますが、これは大変難しい病気であることが分かりました。
兎に角手術でしか完治しませんが、この手術が難しい。
時間もかかるし、部位的にも筋肉と血管と直腸が入り乱れており、とりわけ気を抜けない手術です。
しかも、両側に発症する確率が高く、両側手術すると4時間はかかります。
今の私には手も足もでません。
しかし、難しいということと、術式の概要が分ったことは収穫です。

どうでしょう?
内装も終盤です。

マイボーム腺腫にお灸

2013年02月11日 | 動物医療
写真のような感じで、「マイボーム腺腫」のお灸をしています。
1週間に1回程度で今回で3回目ですが、半分くらいになりました。4回でいいとこいくでしょう。
目に表面麻酔もかけていません。

通常の治療では、モスキートで引っ張って破裂させて、絞るのが常道でしょうか?
それで小さくなってもまず再発することが多いようです。
でかくなっていよいよ犬も気にするようになったら、手術です。

さて、お灸ではどうでしょう??

今日も、いつもの病院で研修していました。
祝日だったのですが、混んでましたね。
結構、血液検査とかエコー検査が必要な患者さんも多く、診療を回すだけで大変そうでした。
お待たせしないよう頑張っているのですがね。
シフトによっては休みの方もいて、患者さんが少し多くなると回らなくなることもあるようです。
まあ、忙しいことはいいことです。
私の病院もこれほどでなくとも、そこそこ忙しい分には苦ではないのですがね。
どうなりますか。

いやー、まだまだ手術したいですね。
手術って大変ですが、やりがいありますね。
達成感がいいのでしょうね。
完璧な避妊手術ができれば心配なしです。
鍛錬鍛錬!!

成田に居ます

2013年02月09日 | 動物医療
多いですね、泌尿器疾患が。
小動物の世界では重要疾患です。
やっぱり、食べのもでしょうかね。
犬も猫も同じくらい発生します。
それから皮膚病も多いですね。
どうしても、ステロイドとか抗生剤中心の治療になります。
アトピーとなるとほとんど治りません。改善して病気に付き合うのが常道です。
こういうのを中獣医学で治療できないかと、いつも考えています。

明日は東京の中獣医学の専門学校の授業の日ですので、今晩は成田にいます。
昼間研修して、夜の便で到着しました。
早朝の電車に乗って、授業を受けます。
毎回楽しみにしていますし、早くもっと臨床に生かしたいと考えています。

昨日は猫の去勢も行いましたが、猫の去勢方法は結構いろんな方法があります。
切る場所から縫合方法も組み合わせると結構な組み合わせがあります。
糸を使わない方法がいいですね。
手術方法は獣医師により微妙に異なり、違いを語ると結構盛り上がるみたいです。
早くその仲間に入りたいですね。まだ、遠巻きに参加しているようなもんです、自分は。

等と書いているともう11時過ぎです。
あす早いので寝ますか。
手術実施の前の日には何となくキンチョウして余り眠れなかったので、まだそれが尾を引いています。
情けない・・・