いや、続くときは続くもので、見知らぬ子猫はいたので捕獲、保護しました。
写真は懸垂している姿?です。
2ヶ月齢くらいでしょうか?結構痩せていますので、どこかで母猫とはぐれ、さまよい、我が町内にたどり着いたのでしょう。オスのようです。
落ち着くまで保護して管理センターに里親のお知らせを出してもらいます。
第一日は高鍋町で新富の本部から30分ほどのところです。
この時点では処分農場は新富町と西都市に集中していました。進捗率も50%未満でしたから。現地に着いたのは10時近くなっていました。バスが誤った農場に向かってしまい途中で引き返したので作業開始がやや遅れました。
先に県内のグループが到着していましたので、作業は開始されていました。大概県外チームと県内チームがセットのことが多く、県内は県内、県外は県外で作業して、スピードに差があればお互い手伝いあうという感じです。
その農場は肥育農家で処分対象の牛は大きなものが多く、作業は難航が予想されました。僕の班の6名は新参者でしたが、そく作業。保定チームが牛を繋ぎ、まず麻酔を投与していきます。僕はまず麻酔をするほうに「立候補」しましたが、この麻酔の加減が難しいものでした。キシラジンという薬を使うのですが、あまり軽くても、余り深くてもいけないので、その加減を考えながら投与していくのですが、投与の際牛が暴れることも多く、肢が飛んできます。2回くらい蹴られましたが、うまくかわしたかな?
麻酔で十分沈静されたことを確認したら、殺処分になります。頚静脈から薬剤を投与するのですが、和牛は表皮が厚く、頚静脈を探し当てるのが難しい場合もあるので、駆血帯を利用する場合もあります。
薬剤が完全に投与されると、5~10秒くらいで牛は倒れるのです。この倒れる際もお互い気をつけて作業しないと牛の下敷きになったり、倒れた牛の肢で蹴られることもあるので注意が必要です。
しかも、作業は騒然とした中で行われますから、本当に危険です。人も牛も殺気立っていますから。非常に緊張を要する作業でした。気がつくと2時間はあっという間に過ぎていて、昼食の時間に気がつくと極度の脱水状態でしたが、アドレナリンにより何とか立っていたのかもしれません。
昼食の時間もダイベックス(つなぎ)を脱ぐわけには行きませんので、ほとんどそのままの姿でお弁当を食べます。それと、給水です。給水は電解質の補給できる飲料物やお茶、水で行いますが、この日は暑い日であったこともあり、
500mlのものを6本飲みました。
昼食もそこそこに午後の作業にかかりましたが、疲れは感じませんでした。極度の緊張がそうさせているのでしょう。無我夢中で作業していましたし、他の人もそうです。多少蹴られたり、ぶつかったりしていても余り気づきません。
この日は作業も埋める場所の確保もうまくいったのか、順調に処理が進みました。気がつくと予定の200頭を越していましたが、時間もあるので予定以上に処分されました。気がつくと午後5時頃だったでしょうか。
5時だと意外と早く終わった感覚になりますが、実際は「撤収」に非常に時間を要するのでそんなに早くないのです。
つづく
写真は懸垂している姿?です。
2ヶ月齢くらいでしょうか?結構痩せていますので、どこかで母猫とはぐれ、さまよい、我が町内にたどり着いたのでしょう。オスのようです。
落ち着くまで保護して管理センターに里親のお知らせを出してもらいます。
第一日は高鍋町で新富の本部から30分ほどのところです。
この時点では処分農場は新富町と西都市に集中していました。進捗率も50%未満でしたから。現地に着いたのは10時近くなっていました。バスが誤った農場に向かってしまい途中で引き返したので作業開始がやや遅れました。
先に県内のグループが到着していましたので、作業は開始されていました。大概県外チームと県内チームがセットのことが多く、県内は県内、県外は県外で作業して、スピードに差があればお互い手伝いあうという感じです。
その農場は肥育農家で処分対象の牛は大きなものが多く、作業は難航が予想されました。僕の班の6名は新参者でしたが、そく作業。保定チームが牛を繋ぎ、まず麻酔を投与していきます。僕はまず麻酔をするほうに「立候補」しましたが、この麻酔の加減が難しいものでした。キシラジンという薬を使うのですが、あまり軽くても、余り深くてもいけないので、その加減を考えながら投与していくのですが、投与の際牛が暴れることも多く、肢が飛んできます。2回くらい蹴られましたが、うまくかわしたかな?
麻酔で十分沈静されたことを確認したら、殺処分になります。頚静脈から薬剤を投与するのですが、和牛は表皮が厚く、頚静脈を探し当てるのが難しい場合もあるので、駆血帯を利用する場合もあります。
薬剤が完全に投与されると、5~10秒くらいで牛は倒れるのです。この倒れる際もお互い気をつけて作業しないと牛の下敷きになったり、倒れた牛の肢で蹴られることもあるので注意が必要です。
しかも、作業は騒然とした中で行われますから、本当に危険です。人も牛も殺気立っていますから。非常に緊張を要する作業でした。気がつくと2時間はあっという間に過ぎていて、昼食の時間に気がつくと極度の脱水状態でしたが、アドレナリンにより何とか立っていたのかもしれません。
昼食の時間もダイベックス(つなぎ)を脱ぐわけには行きませんので、ほとんどそのままの姿でお弁当を食べます。それと、給水です。給水は電解質の補給できる飲料物やお茶、水で行いますが、この日は暑い日であったこともあり、
500mlのものを6本飲みました。
昼食もそこそこに午後の作業にかかりましたが、疲れは感じませんでした。極度の緊張がそうさせているのでしょう。無我夢中で作業していましたし、他の人もそうです。多少蹴られたり、ぶつかったりしていても余り気づきません。
この日は作業も埋める場所の確保もうまくいったのか、順調に処理が進みました。気がつくと予定の200頭を越していましたが、時間もあるので予定以上に処分されました。気がつくと午後5時頃だったでしょうか。
5時だと意外と早く終わった感覚になりますが、実際は「撤収」に非常に時間を要するのでそんなに早くないのです。
つづく