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癒し系獣医師の動物病院開業日誌

アニマルセラピー団体で活動している癒し系獣医師。農業団体職員から脱サラし、動物病院を開業しています!

身近な生薬

2012年06月28日 | Weblog
綿毛のような種?がいっぱい地面に落下し、しかもデジカメの調子が悪くピンクの芝桜のように写っています。
今日も暑い一日でした。

最近、漢方薬に凝っていろいろ本を読んでいるのですが、身近に生薬の原料はあるのもです。

・シナモン
 桂皮といいます。ベトナムのクスノキ科の常緑の木の皮ですが、ご家庭にありますよね。単独では温める作用が強く、頭痛、発熱、寒気に効きます。
・厚木
 こうぼくです。その樹皮を使います。これも温める作用が強く腹痛、咳、腹囲膨満に効くと言われています。
・シソの葉
 紫蘇葉といいます。単独ではやはり温める作用があり、シナモンと同様の効き目があるほか、精神安定や魚とカニの中毒に効くといわれています。ですので、サシミ料理にシソを添えるのは理にかなっているのです。
・芍薬
 シャクヤクの根です。冷やす作用があります。腹痛やめまいなどひえに伴う症状に有効です。
・桃の実
 桃仁といいます。お血症状、つまり血の結滞に有効です。
・ボタン
 牡丹は木ですが、その皮を使います。冷やす作用があります。

まだまだ沢山ありますが、意外と身近にあり特別なものでないものが漢方の生薬になっているのです。

マコモ生活

2012年06月14日 | Weblog
マコモを服用しています。まあ、味は慣れないとあれなんですが、低血圧が解消してきたようです。
家のワンコにも与えるようにしたところ、排便に苦労していたのが楽に排便するようになりましたね。なんとなく、元気になった「気」もします。ワンコにはご飯にふりかけているのですが、難なく食べます。

マコモ菌は、枯草菌(こそうきん)の仲間です。ちなみに、日本人にはなじみの深い納豆菌も枯草菌の一種です。
 マコモ菌の特徴は、熱や温度(高温にも低温にも)、強酸性といった過酷な環境に負けない性質を持ち、増殖力が強く、人や動物などの生命に対して有益な働きをするということとのこと。
強烈な紫外線や放射線をあてても、ぐらぐらと煮たり、凍らせても、あるいは胃の中の強い酸性にさらされても、「芽胞」(がほう)で身を守ります。そして、環境が適当な状態に戻ると、その鎧を脱いで、動き出すのです。

医薬品としては、多くの整腸剤に枯草菌が入っているらしく、農業分野でもある大手企業が、微生物農薬として、枯草菌を利用した「灰色かび病」の防除用に販売しているようです。
マコモ菌はpH1~2ぐらいの強酸性状態の胃を通過しても問題なく、人間の身体の中でも、免疫活動が行われる腸へ届いて、腸管免疫や腸内環境改善に役立つ働きをするといわれているので、今後もいろいろ応用されるのではないでしょうか?

家では「マコモクッキー」も作りましたけど・・・・

アトピーの要因

2012年06月09日 | Weblog
今日は一日曇り。
はっきりしない天気でした。
よさこいソーラン祭りが開催され、北海道も初夏を迎えます。

昔はなかった、アトピー性皮膚炎の要因として、「食品添加物」説が有力だと考えています。これは、食品添加物が体に入ると、腸管粘膜を傷つけてその粘膜の傷から消化が不十分な(分子量が大きい)養分が血液中に取り込まれてしまいこれが抗原抗体反応を起こすと考えられています。抗原抗体反応が抗原抗体複合物を作りそれが血液で全身に運ばれて毛細血管に引っかかり、ここで体を傷つける物質(メディエータ)を出し、これが皮膚や粘膜を障害するのです。この表面に傷ついた部分に例えば皮膚ならダニやホコリが入りさらに抗原抗体反応が起こると考えられています。

そもそも検査をするとアレルゲンはいろんなものがあげられますが、根本は食べ物かもしれませんね。
しかし、現実食品添加物を完全にフリーにして生活することは山奥で自給自足でもしない限り難しいでしょう。
なるべく自然のものをいただく努力程度のことしかでいないのが現状ですが・・・・・


放牧黒豚

2012年06月07日 | Weblog
TVで道南のせたな町の放牧黒豚のことを紹介していました。
とても、いい放送内容で感激しましたね。

とても、小規模な養豚で常時飼養頭数は30頭ほどで、母豚2頭、父豚1頭と超小規模ゆえに可能となる経営があるのではないか、と考え、なるべく豚や環境、人間にに負担をかけない経営を目指しているそうです。

エサには通常抗生剤やホルモン剤が含まれていますが、一切使わず自家配合しているそうです。中には、トウモロコシや大麦など、植物性のものだけが入っていて、危険性の疑われている肉骨粉末は人知れず2005年4月より使用が許可されましたが、政府が認めても使わないそうです。

通常の養豚では分娩柵のなかでお産させますが、ここではそういうものがなく母豚は広い場所で自由に動ける状態でお産して子豚に授乳しても事故はそんなにないようです。


当農場では5月~11月豚達を放牧させていて、外では、走り回ったり、土を掘ったり食べたり、昼寝をしたりして過ごします。太陽の下のびのびと育った豚達は、自然の恵みで健康です。

出荷は月に僅かに3頭だけ。
経営的には大変でしょうが、お肉はオーナー自身が加工して付加価値を高めています。

それにしても、こんなに小規模だと出荷するときに情が多少なりとも移ると思いますが、食べさせてもらって感謝の気持ちを持つことが自然の摂理なのでしょう。

黒豚は産子数が少なく最近は飼養数が減っているようですが、こういう飼い方で付加価値を高めるといいかもしれませんね。

自然に飼って自然に食するのです。

ヤブカ

2012年06月06日 | Weblog
今年は「ヤブカ」の発生が多いように感じています。雪解けが遅く、その後急に暖かくなったことが関係しているのでしょうか?皆さんはヤブカの多さを感じませんか?
メスのヤブ蚊は発生源の水たまりからおよそ100m範囲に飛んで生息に適した環境に定着し、発生源と生息場所が異なる場合があり、生息に適した環境が整っていれば家のまわりに水たまりがなくても蚊は集まってくるそうです。

1. 風があたらない 2. 直射日光があたらない 3. 外敵が少なく、身を隠せる 4. 湿気があり、水がたまりやすい このような場所を蚊は好むそうで、またヤブ蚊のボウフラは、葉にたまる水滴程度の雨水でも繁殖するそうです。雪解け水が積もった落ち葉などに水滴が溜まり、そこから湧いてるのかもしれません。蚊は水際に卵を産んだ後、約2日で幼虫(ボウフラ)になります。水中で約1~2週間生息したのち、成虫になりまります。

対策として、‘バケツなどで呼び水を設置して産卵を誘い、1週間ごとに水を地面に捨てるなんていう方法もあるそうです。
実際、東京の千代田区では貸し出ししているみたいです。(図参照)
「.容器を設置場所に置き自然水(雨水や池の水など)を入れ満水にしフタをする(水道水は不適当です)。
2.設置場所は、地表から30cm以内、雨だれが落ち、風や直射日光が当たらないヤブの葉物植物の陰が望ましい。
3.設置後、特に梅雨の期間は約2週間程でボウフラが発生し始める。3週間しても発生がない場合は場所を変更する。
4.設置に適した場所がない場合、日光をさえぎったり植木鉢で囲むなど、人工的な産卵場所を作る。
5.使用後は水洗いをして室内で保管する。」

このような装置だそうですが、これで蚊が減ればいいのですが。

エゾシカ

2012年06月05日 | Weblog
今日は暑い日でした。
エゾシカの話しです。
 ヨーロッパで鹿肉は“最高級の肉”との評価が定まっていますが、わが国では、野生動物を食べる習慣がほとんどないため、獣の臭いがするとか、肉が硬いなど偏見が強いのではないでしょうか。

私も、バター焼きやシチューで食べましたが、「おいしい」ですよ。
鹿肉は、高脂血症や糖尿病などの生活習慣病(成人病)患者や食物アレルギーの子たちも食べることのできる食材として注目を集めています。
北海道はエゾ鹿やヒグマを代表する野生動物による農作物被害は深刻な事態を招いており、ライフル銃の所持条件の緩和や、狩猟期間の延長といった鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律の規制緩和が求められているそうです。
北海道の狩猟期間は10月1日から翌年1月31日だそうですが、エゾ鹿の狩猟期間についてはだいたい11月1日くらいですが毎年見直しが行われているそうです。これらは生態系のバランスを壊さないように解禁日を決めて、そして春はいつ頃に狩猟期間を閉めるか綿密に協議されます。

捕獲頭数はメス鹿は特に制限を決められておらず無制限ですが、オス鹿の狩猟に関しては一日につき一人一頭と決められているとのこと。
エゾ鹿は10月から12月一杯までは特に冬の前になるとこれからやってくる冬を乗り越えるためにたくさんの栄養を採り食料を溜め込むために太っていますが、しかし、1月に入ると雪が積もり、段々と餌である木の実や笹の葉も食べ尽くされ、鹿の食物も少なくなってくるので痩せてくるのだそうです。

エゾシカ肉のカロリーは、牛肉・豚肉に比べて約3分の1、タンパク質はおよそ2倍。脂質は10分の1以下、鉄分は3倍と栄養面でも優れているので適正に捕獲処理することで有効に活用したいものです。

農業や森林への被害を食い止めるのが一番の狙いで、道がエゾシカ対策室を設置しています。今や道内で65万頭を数えるまで増えています。 昨年は車との事故も2306件と過去最多を記録した。列車との衝突も後を絶たたず、安全上も見過ごせなくなってきています。

 2016年度までに40万頭以下に減らす―これが目標だそうで、それには年15万7千頭の捕獲が必要とされています。これまでの最高は10年度の約11万頭だったそうで、初めて10万頭を上回り、取り組みを強めれば結果がついてくる傾向です。
 数字を上積みすべく、11年度は、行政が行う駆除の一環として、初めて通行止めにした公道からの射撃にも踏み出した。 環境省や市町村、猟友会などと連携し、餌でおびき寄せての一斉捕獲や車で移動しながら撃つ手法を試みています。
 捕獲を拡大するためには、そうした方式に習熟したハンターの質と数の確保が欠かせない。そろそろ職業ハンターを制度的に養成する時期に来ているといわれています。
 食肉としての利用は12%程度で広げられる余地があるりますから、ペットフード向けの需要も最近はでてきているので、これに期待したいものです。


獣医師会総会

2012年06月04日 | Weblog
昨日は、「さっぽろ獣医師会」の定期総会でした。
僕自身の出席は4年ぶりくらいでしょうか。
偶に出席していかないと忘れられるので。
出席者の平均年齢は高いです。つまり、若手があまり出席していません。
日曜日であり、開業の先生は日曜午後も開院しているケースも多くやむを得ない面もあります。

しかし、多少無理をしてでも出た方がいいこともあります。
何か直接利益に結びつくものではありませんが、顔をつないでおくことはいいことです。
懇親会もありますから、その中で貴重なもしくは有用な情報もあります。

携帯とかメールとかで連絡は取れますが、真のコミュニケーションは取れないと思います。
やはり、相手の目を見ながら表情を見ながら話すことが大切なのです。
TVはリアルタイムでコミュニケーシウョンはとれますが、やはり一枚窓越しに話している感覚です。

お酒は功罪ありますが、アルコールを飲みながら話すことで、普段言えないことも言っちっていいじぁないですか。アルコール飲めない人でも、ノンアルコールもあり飲んでいるとそれなりに、「酔う?」ものです。

もう、死語ですか?「ノミニュケーション」!

ちなみに、写真は会場で配られた試供品でエゾシカの心臓ジャーキーです。
低アレルギーで低脂肪だそうです。
斜里町のエゾシカ食肉事業協同組合のペット部門で販売しています。

死を処方する医師

2012年05月18日 | Weblog
今日は振替休みで午前中は用事たして、午後はとりためていたビデオを見ましたが、アウ・パチーノ主演の「死を処方する男 ジャック・ケヴォーキアンの真実」は面白かったですね。
日本では映画公開はなく、2010年にWOWWOWで放送されただけですが、エミー賞でかなりノミネートされた作品です。
実話に基づいていて

「ケヴォーキアンは、1928年にミシガン州ポンティアックで、アルメニア移民の子として生まれた。ミシガン大学を卒業後、デトロイトの病院などで病理担当の医師として活動。1980年代から安楽死についての研究を進め、1987年から「死亡カウンセリング」のための「医学コンサルタント」として活動を始める。1989年に自作の自殺装置を開発して末期病患者の自殺幇助の活動を開始し、世界的に議論を呼んだ。その後、総計130人に及ぶ患者を自殺装置で尊厳死させ、「殺人医師」「死の医師」などと呼ばれた。」

以上引用ですが、尊厳死に対する論争を巻き起こした人物です。
本人は2011年に83歳で没しています。

ケヴォーキアンが考案した自殺装置は、タナトロンとマーシトロンの二つがあり、
最初用いていたのはタナトロンで

1.まず、患者に点滴装置を取り付け、生理食塩水の点滴を始める。
2.患者がスイッチを押すと、一分後にチオペンタールの点滴が始まる。
3.患者がチオペンタールによって昏睡状態に陥った後、塩化カリウムの点滴が始まる。
4.最終的に、患者は心臓発作によって死亡する。
という装置でしたが、ケヴォーキアンが10ドルで材料を買ってきて自作したものらしいです。

しかし、自殺幇助罪で告発されると薬剤が入手できなくなり、マーシトロンによる自殺幇助になりました。これは一酸化炭素ガスによる自殺幇助で患者自らがガスをだす仕組みした極めて簡単な装置です。ガスが出るマスクをつけて、ガスが通る管をクリップで留めておいて、患者が自らこれを外すことでガスを吸うというものです。

最後はケヴォーキアンが尊厳死に関する論争を巻き起こす目的で、「積極的安楽死」を行いました。つまり、自身で静脈内に薬剤を投与して死に至らしめることで、「殺人罪」で起訴されたのです。
自殺幇助の場合は、本人と家族の意志を確認する模様をビデオで撮り、自殺を勧めなかったり延期させたりして、もう選択のなくなった段階で幇助したため、裁判では本人と家族の同意により、起訴されても勝訴していましたが、「殺人罪」となると家族の証言が裁判上でききなくなり、最終的には服役刑が科されました。10~25年の不定期刑でしたが、健康上の理由で8年半で釈放され、その後2008年に下院議員に立候補しましたがぼろ負けしています。

欧米では尊厳死を認めるところも少なくなく、スイスでは1942年に既に認めていますし、アメリカでもオレゴン州で認めています(もちろん一定の条件と州の認可が必要)。

私自身は尊厳死というか安楽死にはあまり賛成できませんが、日本人は一般的に否定的ではないでしょうか。しかし、この映画で考えさせられる部分はありましたね。

ケヴォーキアン自身はかなり変わった人物で支持者も少なかったようですが、刑を科せられることを覚悟で論争させたところは、まあ凄いですね。


クローン牛

2012年05月17日 | Weblog
5、6年前に家畜人工授精師協会60周年記念誌に書いた原稿が出てきました。
クローン牛に興味があったので、今日はその紹介をさせていただきます。
あんまり、面白くないと思いますが・・・・・

「クローン牛「ドーリー」の誕生は一般社会においても衝撃を与えました。所謂コピー生物の出現に世界が驚いたのである。クローンとは「核遺伝子が同一である個体」を指し、動物では一卵性双生児と同じと考えてよい。
クローン牛には「受精卵クローン牛」と「体細胞クローン牛」の2種類があり「ドーリー」は後者である。受精卵クローン牛は受精卵の細胞核を除核した卵細胞質に核移植した場合であり、体細胞クローン牛とは体細胞の核を核移植した場合である。
「受精卵クローン」はドナー牛の子宮から採取された16細胞期~桑実期の割球を単一の細胞にばらばらに分離し、供核細胞(ドナー細胞)として核を除去された未受精卵(レシピエント卵子)に密着させ電気刺激により細胞融合させることで核を導入させる。以後移植可能となる胚盤胞になったところで受卵牛子宮に移植して受胎させる。
「体細胞クローン」は哺乳動物の体細胞を供核細胞としてクローン個体を作出することであり、手技的には受精卵クローンの場合と大差ないが、体細胞を低濃度血清を含む培養液中で飢餓培養処理することで供核細胞の遺伝子を初期化して1個体になり得る能力を再構築させるものと考えられている。この手法で1997年に誕生したのが英国ロスリン研究所のクローン羊の「ドーリー」である。
受精卵牛クローンの問題点は、普通の受精卵の移植に比べ、受胎後の流産率が高く、過大児が見られ、それに伴う分娩時事故の発生率が高いことである。
体細胞クローンの問題点は、胚の発生率は向上しているが受胎率の低さや高流産率であり、産子の高死亡率である。成体の体細胞を使用した場合に細胞レベルの年齢の違いが影響していないかどうかの検討が必要である。
受精卵クローン牛技術は急速に普及し、既に牛肉として出荷されているが、今後は情報公開と安全性に関する検討がより一層必要となってくるだろう。
体細胞クローンは細胞提供牛との同一性が証明されれば高能力牛をたくさん生産できるという改良上のメリットがあるため今後の更なる研究が期待されるものの、メリットのみを追求することなく生命倫理に対する配慮も必要となってくると思われる。」

ということで、今は余りクローンのこと言わなくなりましたね。

医療デザイン

2012年05月15日 | Weblog
親族が長いこと、手術して入院をしていたので毎日のように「病院」に行っていましたがが、門外漢ながら「医療現場の環境は機械的」というイメージを持っていました。呼吸を管理する機械、点滴装置、モニター、入院ベッド、寝具、入院食の食器etcとどれを見てもいかにも、「病院」という感じです。
これはいわばやむを得ないことだと思いますが、「患者」の立場に立つと「長くいたくない場所」になります。
見舞う、世話をする家族として、病院に行くたびに「非常に気をそがれる」場所であると感じました。疲れます。

医療現場に求めるのは酷かもしれませんが、例えば点滴スタンドにしても、使う器具にしても、「人間の気持ちをやわらげるデザインにならないのか?」という思いがあります。所謂、スパゲティ状態を見るのは辛いものです。

ある、医療デザインを手がける数少ない会社のHPを見ると点滴スタンド製品があり、木のぬくもりを使い、点滴バッグのほか、帽子を掛ける部分やメッセージをはさめる部分があり、移動の際持つ手すりも木で作ったりしたものが紹介されていました。
まだ、取組んだばかりで製品はすくないのですが、大変おもしろい試みだと思います。機能性だけでなくホスピタリティーを表現した医療機器は今後必要だと思います。

そんな中で、札幌市にはデザイン学部と看護学部だけのユニークな大学があります。

「札幌市立大学は、デザイン学部と看護学部の2学部からなり、人間重視と地域社会への貢献という教育・研究の理念のもと、高い専門性に立った教育・研究をおこなっています。そして両者の架橋的連携により世界的に注目されるヒューマンサイエンスの深化をめざしています。さらにその学究成果を生かし、札幌市をはじめ道内各地域の特性・課題に即した地域支援活動に積極的に取組み、人びとの健康や安心のウェルネス・サポート、潤いとにぎわいのまちづくり、基幹・新規産業の活性化等に貢献しています。札幌駅に至近のサテライトキャンパスでは、質の高い生涯学習の機会を提供する市民講座、実務の可能性を拡張する産官学連携講座、生きがいを探求するキャリアデザイン講座などを開設しています。2012年4月からは、既存の大学院修士課程に加えて、新たに博士後期課程のデザイン研究科と看護学研究科を設置し、多領域との横断的研究の深化により、先端的な芸術・文化、新産業、地域創成、そして高度な看護学の構築に貢献する人材を養成します。 」

以上が大学HPの大学の概要紹介文です。

こういう、視点の大学があるのは非常に意義のあることだと思いますし、医療デザインを広める人材が沢山育ってほしいものです。