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癒し系獣医師の動物病院開業日誌

アニマルセラピー団体で活動している癒し系獣医師。農業団体職員から脱サラし、動物病院を開業しています!

角膜損傷・・・結構いたいんダゼェ

2012年07月25日 | Weblog
朝、犬の散歩の途中で真にゴミが入ったらしく、帰ってから目を洗っての痛くてしょうがないので、眼科に行きました。

角膜に傷がありもうゴミはないので、3、4日で治るとこともなげに医師はいいます。
しかし、痛い、じっとしていられないくらい痛い!

タリビットの軟膏と非ステロイド系の目薬を処方されました。

大分痛みは引きましたが、目を余り使えないので今日はこの辺で。

スイカの効能

2012年07月23日 | Weblog
スイカの季節です。
共和町でブランドスイカの「らいでんスイカ」の出荷がピークを迎えているでしょう。JAきょうわ発足支所の選果場にはスイカがずっしり並び、連日約100トンが全国に出荷されているはずです。漏れ聞くところによると今年も糖度が高くおいしいらしい。

日本ではこの時期よく「スイカ」を食べますが、中国でもよく食べられるそうです。
中医的には、スイカは津液を補い体調を潤し、利尿作用があり水湿を取り除いて熱を冷ましてくれます。所謂、陰虚の状態を改善してくれるといわれています。中医では暑さで津液が不足して体に潤いのない状態を陰虚といいます。喉の渇き、のぼせ、ほてりの症状がでますが、かといって水分をとりすぎると水分が溜まって、むくみ倦怠、おしっこの出が悪い状態となります。

スイカを食べるにも意味があると分かると、一層おいしく感じますね。

カラスの連続死

2012年07月22日 | Weblog
今日は涼しい一日でした。
それでも25度でしたね、札幌は。

先日、ある場所でカラスが2羽同時に死んでいたのですが、今日通ったらほぼ同じ場所でまた1羽死亡していました。
特に外傷はなく、どうして連続して死亡するのか、しかも同じ場所で・・・

気持ち悪いですね。
丁度、ゴミステーションの近くで、誰か意図的に何らかの形で死亡せしめたのかと思いたくなります。
カラスの死骸そのものはそんなに目に触れることがないので、市街地で同じ場所で死亡するのは異例です。
大概、カラスはねぐらのある山の方で衰弱して死亡するものですから、市街地まで出てくるというのは「元気なカラス」のはずです。

まあ、伝染病で次々と・・・というのも考えられなくもありません。

「ニューヨークのブロンクス動物園の周辺では7月末から多数のカラスが死んでいるのがみつかり、8月までに死亡したカラスの数は40羽に達していました。 このカラスの死亡に引き続いて、8月初めから9月の第1週にかけてこの動物園では鵜、フラミンゴ、アジア産キジの1種のジュケイやハゲワシが死んでいるのが見つかり、解剖の結果、脳炎と心筋炎の病変が認められました。」
という報告もありこれは結果ウイルス性の疾患に罹患していたことが分かりましたが、今回のに当てはまるとは思えません。

外見上は特に異常なく、いかにも急に死亡した感じがしました。
誰がゴミステーション周辺に毒でも置いたのか?
それは、リスクがある過ぎると思われます。

明日もその場所を通るのですが、何か怖い半分、正直興味深い・・・
さて。

でも、意図的に殺したのであれば犯罪です。

サクランボ狩と猫ちゃんの足

2012年07月21日 | Weblog
今日は町内会のサクランボ狩を開催しました。
札幌からバスで1時間半くらいのところにある、仁木町のサクランボ園です。
今年のサクランボは美味しいです。
サクランボの場合この時期雨が少ない方が、実が割れないし甘みがでます。
参加者は20名くらいでしたが、喜んでくれました。
貸切バスで帰りはお食事と温泉で至れり尽くせり。コレで会費1000円です。

普段閉じこもりがちな、一人暮らしの方も見えて楽しそうでした。
企画して実行するのは大変ですが、喜んでもらえるとよかったと感じます。
なるべく、地域の行事に貢献したいですね。
地域の活性化で自分も活性化されます。

これはサクランボソフトクリームです。美味しかったです。


参加してくれたあるおばあさんの飼い猫が、1ヶ月位前に動物病院で注射してもらった際に痛がって、それ以来は行であると相談されました。
筋肉内注射で後ろ足に注射されたということです。
ぜんぜん改善しないということで、診てほしいと。
ウーン分かりませんが、神経に刺さってしまったのでしょうか?

右後肢の症状は、「1ヶ月前から」という事と、痛みを伴っていない様子ですので、神経麻痺と思われます。肢が細くなっているかどうかも不明ですが、完全に麻痺していないようですので、ステロイド剤、ビタミンB剤での治療と筋肉を使わせるリハビリが効果があるかもしれませんね。

おばあさんは真剣に心配してます。

猛暑、豪雨で寒い北見

2012年07月20日 | Weblog
北見に行ってきました。
イヤー、むしろ寒かったです。
最高気温が13度で、今日も15度くらい。
写真はチューリップの里で有名な網走管内の上湧別町のチューリップ園?の建物です。
寒々しく見えます。
低温が続くと農作物への影響が心配です。


私は家畜や畑の風景を見ていると癒されるんですね。
根は農業人だと感じてしまいます。

昨日は熱中症に関する続編を投稿したのですが、これまで最高のアクセスが記録されました。通常の3倍です。
如何に、猛暑に見舞われているかか・・・です。

しかし、北海道だけは快適のようです。
申し訳ないですが、大変過ごしやすい夏ですよ。
ホント、北海道で仕事できるならはかどると思いますよ。
IT企業などはいいのではないでしょうかね。

九州とか関西方面は豪雨で大変なことになっていますね。
ご心配でしょう。

九州では口蹄疫支援で派遣された時、やはり大雨がありましたが、雨粒の大きさが北海道のそれと違って大きいと感じました。
体に当たると痛いくらいでしたね。

猛暑、豪雨を繰り返す今年の夏・・・
穏やかな夏が早く戻ってほしいものです。

熱中症 2

2012年07月19日 | Weblog
今日は北見に来ています。
この地方も季節により寒暖の差が激しいところで、夏は35度、冬はマイナス20度なんてことも。
でも、今日は寒いくらい、なんだろう。

熱中症の続きですが・・・
対策はまあ、それぞれの家に応じた対策ですね。カーテンは閉めて、空気の流れをよくし水は自由に飲める環境にすることです。
車内での待機はなるべく避けることです。

家庭での応急処置は水をかけて熱を下げることですが、なるべく早く病院に行くことです。病院では高体温で拡張した抹消血管により低酸素状態ですから、血圧を上げるためにも点滴が必要です。できれば、霧吹きで体を濡らして扇風機で風を送った方が、急激に水につけて毛細血管を収縮させるよりいいようです。首と股間に氷嚢をあてるのもいいでしょう。動脈血を冷やすのです。
余談ですが、先日のマラソン大会では扇風機と霧吹きがセットになった機械がずらりと並びマラソンでほてった体を効率よく冷やしてくれました。

熱中症の動物の血液を遠心分離すると上澄みがオレンジ色になることがあるようです。高熱により筋肉が損傷を受けてミオグロビンという筋色素が血中にでるのです。組織代謝の亢進で酸素供給が追いつかず、組織が酸欠になると言われています。つまり、組織がダメージを受けるのです。筋肉ならまだいいですが、脳にそのようなことが起きたら命取りです。

恐ろしい「熱中症」を甘くみず、予防に配慮しましょう。

熱中症

2012年07月18日 | Weblog
本州の関西、関東は連日の「猛暑日」で大変です。
北海道は例年並みの気温で結構過ごしやすいので、酷暑に耐えている方々には申し訳ない。
しかし、こんだけ暑いと人間だけでなく、ペット、とりわけ「犬」の熱中症が心配になります。
犬の熱中症は、日射しの強い暑い日中に起こる病気と思われがちですが、そうとも限らないようです。
ご承知のとおり、犬は呼吸によって唾液を蒸散させ、その気化熱を利用して体温調節を行いますが、「湿度」が高いと唾液が蒸散しにくく、温度調節が難しくなります。そのため、朝や夕方でも、蒸し暑く湿度の高い日であれば熱中症になる可能性があります。注意が必要です。

熱中症の症状としては・・・
急激な体温の上昇(40℃以上)
口を大きく開けて、ハァハァと息苦しそうに呼吸
よだれを大量に出す
悪心や嘔吐、下痢したり、一時的にふらついて倒れてしまう。
目や口腔粘膜の充血

熱中症がさらに進行した場合は・・・
虚脱や失神、筋肉のふるえ
意識が混濁

知っていると思いますが、犬は汗腺がおもに肉球にしかなく、人間のように発汗による体温調節があまりできません。暑くなると、舌を出してハァハァと速く浅い呼吸(パンティング)を行い、唾液を蒸散させ、気化熱で体温を下げようとします。体温調節のほとんどを呼吸に頼らざるを得ないため、その分、人間より熱中症になりやすいといえます。短頭種の犬は、体の構造上、スムーズな呼吸がしづらく、暑いほどさらに悪化するため、熱中症になりやすい傾向があるそうです。

また、北方が原産の犬原産の犬は、厚い被毛を持つため、生まれつき暑さに強いとはいえず、熱中症になりやすい傾向があります。 太っている犬も要注意です。肥満気味の犬は、皮下脂肪が断熱材となって体内に熱がこもりやすく、かつ心臓にも負担がかかります。そのうえ、首のまわりの脂肪によって気管が圧迫されて呼吸機能が低下し、呼吸による体温調節が難しくなるため、熱中症になりやすいともいえます。老犬や子犬も体の生理機能が未発達であったり、逆に衰えていることが多かったりで体温調節が上手くできないため、熱中症になりやすいとのこと。


マラソンと腎機能

2012年07月17日 | Weblog
マラソン競技を年数だけは重ねているので、完走後の身体に与える影響は体感によってわかっています。
まず、確実に影響するのは「腎機能」への影響です。
腎臓は重さは体重の0.5%以下にすぎませんが、心拍出量の約25%に相当する1300ml/分の血液が流れており(腎血流量RBF)、単位面積あたり体内で最も血液量の多い臓器といわれています。
その機能は、1.水・電解質のバランス調節、2.老廃物の排泄、3.血圧の調節、4.各種ホルモン分泌など、身体の内部環境を一定に保つ働きをしています。ある意味で“運動すること”は腎機能面からはマイナス要因となっています。また、激しい運動後に血尿や蛋白尿が出ることはよくあり、放置していてもほとんどの場合問題がないのも事実だそうです。
今も体がだるいのは腎機能の軽い損傷でもあったか?
腎機能としては激しい運動でろ過機能に無理がかかり、一時的に機能低下するのでしょう。
まあ、数日すると回復するようです。

それから、尿です。
激しい運動後に認められる着色尿は、尿の濃縮・ミオグロビン尿・ヘモグロビン尿・血尿などが原因です。
ミオグロビン尿:激しい運動で筋肉の障害が起こると、ミオグロビンが筋細胞外に逸脱し、血中に流出、腎を経て尿中に排泄されます。マラソンなどの長距離走や様々な運動で認められます。運動後の着色尿の出現とともに四肢、腹部の筋肉痛や全身倦怠感を感じます。

ヘモグロビン尿:特に剣道での報告が圧倒的に多く、“打ち込み”動作により、踵、足底にかかる物理的衝撃が、血管内の赤血球を破壊し、ヘモグロビンが尿へ排泄されます。私は高校時代少し剣道やっていましたので経験があります。というか、もろに、足の裏のマメが破れて出血していました。サポーターで予防できます。

血尿:ここまでなる方もいるようですが・・・

スポーツ医学の世界でもマラソン後のBUNの値をハーフ、フル、100kmで測ったデータがあるようで、いずれも優位に上昇していたようです。

ほんとは、マラソン後は尿検査した方がいいのかもしれません。

筋肉痛

2012年07月16日 | Weblog
写真は我が家の庭に遊びに来た、蝶です。ラベンダーの蜜でも吸っているのでしょうか?

筋肉痛が残り、かなり歩行困難です(泣き)。
膝は全く問題ないですね。
筋肉痛はなぜ起こるかかは完全に解明された訳ではありません。
意外ですね。

過激な運動を行えば行うほど、筋肉の中には乳酸などの疲労物質が溜まってくることが分かっていて、この溜まった疲労物質が痛みを起こす、というのが筋肉痛発生の原因の一つではあるようです。

疲労物質は運動直後に最も増加しているはずですから、運動直後に起こる筋肉の痛み(即時性筋肉痛)は主にこれが原因だと考えられます。

また、筋肉は大きな力で収縮を繰り返すと、小さな断裂を起こすことがあります。また、筋肉の中には伸び縮みせずに強度を保っている結合組織という部分があり、筋肉が激しく形を変えることでこの結合組織が傷つくという説もあるようです。
この傷ついた部分が炎症を起こすことによって、痛みが発生するというわけです。
これは自分でも経験的にその要因は大きいと思います。
激しい運動をすると、筋繊維や、その結合組織が損傷します。その損傷を修復するために、カリウム、ブラジキニン、ヒスタミン、プロスタグランジンなどの痛みを出す物質が神経を刺激したり、炎症を起こしたりして、痛みを感じるわけです。
 
筋肉痛の原因と言われているのが、運動することで体にたまる乳酸です。筋肉の中には、運動に必要な栄養素として、ブドウ糖・アミノ酸・グリコーゲンなどのエネルギー源が蓄えられています。運動するときに筋肉が伸び縮みすると、このエネルギー源が消費され、酸素や栄養を供給する血流が不足します。それによって、痛みを受ける神経が過敏になり、大量のエネルギーの燃えかすである老廃物や乳酸が体内に蓄積されてしまうのです。
乳酸がたまると筋肉が固くなり、うまく伸縮ができなくなり、痛みや炎症がを引き起こす結果となるとのこと。


筋肉痛対策の基本は「温→冷→温」だそうです。

運動の後、痛みが出ていない間は温めると、筋肉組織の血液の循環が良くなるので、筋肉痛が治るのが早くなります。ただし、炎症が進行している場合は、温めると炎症を促進してしまうので注意です。炎症がひどいときは、冷やしてあげましょう。冷やすと痛みを一時的に軽くすることができます。痛さが引いてきたり、一定になってきた後は、再び温めます。温めるにはお風呂やサウナ、マッサージなどがいいですね。
痛いからといって、じっとしているよりもずっと回復は早くなります。入浴する際は38~40度のぬるめのお湯にゆっくり入るのが血行促進には最も効果があるらしいです。

経験的にある程度回復したら動いたほうが回復が早いように思います。

筋肉痛は辛いのですが、完走したあとの痛みは少し誇らしげな気持ちになります。


フルマラソン完走!

2012年07月15日 | Weblog
今日は、「札幌ドームマラソン」に参加しました。
この大会は「6時間耐久レース」と「フルマラソンレース」の2種目です。
たすきをチーム8名くらいまでで渡して思い思いの距離を個人毎に決めて走れるのが最大の特徴ですが、「一人」つまり「ピン」で参加も可能なのです。
しかしこれは極めて少数派。
私はこの少数派でした、フルマラソンの。
昨年は余りの過酷さに38Kmくらいでダウンしました。

1周2kmの周回コースで、コースの半分以上がコンクリートかアスファルトで、晴れたら地獄です。
今年も晴れました。でも昨年より気温がやや低めだったのがよかった。

不安だらけでスタートし(最初から右ふくらはぎが痛かった)、とにかく水をかぶり、水を、ポカリをがぶがぶ飲んで必死に走りました。

スタート地点で、知人(以前うちの団体で共に働いた女性)とか大学の先生も応援に来てくれて気を紛らわし、励ましを受けたことが良かってですね。何とか完走!!!
へろへろでした。

途中、メダリストのワイナイナが走っていて、背中を軽くたたいて「頑張れ」と数回はげましてくれたのもうれしかったですね。
猫ひろしさんも「ニャー」とか言って走ってましたが。

フルマラソン完走は何年ぶりでしょう。
多分、5年ぶりくらいです。
自分で馬鹿だと思いつつ「単純にうれしい」です。
なぜ、うれしいのか分かりませんがとにかくうれしい。
フルマラソンには一区切りつけて、これからは、せいぜいハーフにします。
だって、体に悪いですよ、フルマラソン・・・
明日、休みでよかった!
体痛い!日焼けがヒリヒリ!