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癒し系獣医師の動物病院開業日誌

アニマルセラピー団体で活動している癒し系獣医師。農業団体職員から脱サラし、動物病院を開業しています!

医師の数

2012年01月26日 | Weblog
さむい  寒い  さぶい!
とにかく、しばれる!
家のワンコは一日中ぬくぬくしているので、外に出ると雪で体を冷やしてます!

医師の数関係ですが・・・・・
医師の数は、総数もあわせほとんどの科の医師数が増加しているのですが、
一方で差にあるように、各地域まんべんなく増加しているわけではなく、片寄りが生じた上での増加であるそうです。「医師密度指数」、東京と茨城では4.56倍もの差があるそうです。
外科と産婦人科のみが減少を続けているのが分かる。特に2002年以降の減り方が著しく、両者ともこの10年で10%くらい減り続けています。
一方で「精神科」「泌尿器科」「皮膚科」などは顕著に増えています。「内科」は多すぎて最近では伸びが鈍化しているようです。「小児科」も増えてはいますが、緩い。
医学部に入る学生の意識の変化が現れていますね。

精神科はニーズに応える形で増加、小児科は少子化傾向にあるもやや増加など、ほとんどの科で増加している、のだが。それだけに外科と産婦人科の減り具合が目立つのです。
産婦人科の減りが大きい県は
岩手県  26.2%   青森県  24.6%  香川県 24.3% 高知県 23.7% 山口県 22.3%
という具合です。こんなに減ったら、深刻ですね!




外科医の数

2012年01月25日 | Weblog
非常に厳しい寒さです。
最近では「ももひき」必須です。

外科医数の都道府県別ランキングがありました。


順位 都道府県 外科医師数 人口10万あたり
1 長崎県    438人 29.62人
2 徳島県    233人  28.77人
3 広島県    813人  28.26人
4 福岡県    1,387人  27.47人
5 愛媛県    398人  27.12人
6 高知県    215人  27.00人
7 京都府    713人  26.93人
8 岡山県    518人  26.47人
9 鳥取県    158人  26.03人
10 山口県    383人  25.66人

21 東京都    2,811人  22.35人


28 北海道   1,130人  20.08人



47 埼玉県    896人  12.70人
全国  26,075人  20.41人

10万人あたり外科医師数ランキングを見ると完全な西高東低となっていますね。
もともと医師が西日本に偏在してるため、それを反映したものだそうです。
特に四国、中国、北部九州など瀬戸内海沿岸で密度が高いのはなぜ?

東京が意外と密度が低く、埼玉が最下位。

よく分かりません。



上腹部系外科

2012年01月24日 | Weblog
帰る頃になって、メチャクチャ寒い!
東京も寒いらしいですが、北海道の寒さは半端じゃない。
プラス気温がほしい。

外科の中でも上腹部系の手術は難しいと思います。
まあ、故あって少し調べてみたのですが。
主に胃・肝・胆・膵の悪性疾患に対する外科的治療を行う外科を上腹部外科ということがあります。
特に、膵臓、胆管、肝臓系の手術は様々な管や血管、それと臓器の位置関係から手術としては難易度が高いものです。

すい臓がんの手術となると、十二指腸、胆管、胆嚢、膵臓の一部、胃とメスを入れることになり、これを再建するのですから大変でしょう。胆管などは直径が1mmくらいしかなく、これを腸管に繋ぎなおすのですから、縫合が半端なく難しく、縫合不全でも起こすとたちまち、腹腔のなかが癒着しますからね。

外科で派手といったら御幣がありますが、脳外科や心臓外科が華やかな感じがしますが、この膵臓、胆管系の外科も最近では手術体系も確立されてきて、注目されてきているようです。病気そのものも増えて来ているのでしょう。
大鐘稔彦原作の「メスよ輝け!」の主人公もこの上腹部系の外科医です。
以前にも紹介したコミックですが、面白いですよ。
小説版もあり、両方読破しました。
映画のCDがレンタルされていたので借りてきました。


新年会

2012年01月22日 | Weblog
昨日は、ボランティアドッグの会の新年会でした。
沢山の方が参加して、自己紹介やゲームで盛り上がりました。
セラピー活動以外での「親睦」は大切ですね。
情報交換にもなります。

そんで、今日は町内会の新年会を日中ですが行い、これまた結構沢山の方が来てくれました。年々高齢化していくのですが、まだ皆さん元気です。
町内会も同様で、「親睦」が町内の安泰を促進してくれるのです。
毎年、景品付きのビンゴゲームとかカラオケでも盛り上がるのですが、今日は同じ階で「法事」をしていましたので、控えさせていただきました。お経の中で「カラオケ」はねぇ・・・・・


今日はかなり暖かく、プラスの気温になり、ちょっとだけ春の気分がかすりました。


国家試験

2012年01月20日 | Weblog
今日は東京でも雪というか霙が降り大きなニュースになっています。
我々雪国の人間は雪が降るのは当然ですが、今年の一部地域の降雪は異常で、さすがにニュースになりました。

年が明けると、何となく不安な気持ちになるのは「試験」を思い出すからでしょうか?
自分自身は余り深く考えないタイプで、試験で不安というのもなんですが、それでも「思い出」としてよく思い出します。それも鮮明に。

我々の時の国家試験はそれまでの記述式からマークシートになり、初めての試験でしたから、「不安」が一杯でした。

この間の、「センター試験」でもありましたが、初めての方法で行うときはよほど注意しないと困惑するものです。

僕たちのときは、初めてのマークシート式試験でしたので、事前に2回くらい本番のときと同様の模擬試験を実施してくれました。

問題を読んで、5つの選択肢から選択する試験と、図や写真を見て正しい答えを選択する試験がありました。前者が従来の記述試験に代わるもので後者が従前の実地試験(口頭試問)に代わるものです。

試験前日から試験会場に近いホテルを借り切り、試験対策をしたことを覚えています。試験は2日間あるのですが、1日目を終了して早くも合格を確信し、その晩に「すすきの」へ繰り出したつわものもいました。

当時の合格率は90%以上はありましたから、普通にできればまず大丈夫と考えていましたが、最近はやや合格率が低迷しています。ちなみに、私たちの学校では130名くらい受験して落ちたのは1名のみ。

合格率が以前は高かったけど、段々に下がっている国家資格に「歯科医師」の試験があります。60%程度しかなく、将来的には50%程度になるといわれています。大学でも進級試験を厳しくして、留年者も大量に出して、なんとか合格率を上げようとしているのですが、それでも厳しい大学もあるようですね。定員割れの大学も珍しくありません。

国家試験は一定のレベルに達していれば受験者が何人いようと、「合格」となるはずですが、最近は需要と供給のバランスも考慮していると思われます。
需要が多い分野ではそれこそ一定のレベルで合格させますが、やはり飽和している分野は厳しくなるのでしょう。

不況の中、資格志向が高くなり、学生もいろんな資格を取ろうと頑張っているので、一定のレベルに達した人は皆合格させてあげたい気がするのですが・・・

今年もあと2ヶ月ほどで国家試験のシーズンです。

東洋医学の臭いと色

2012年01月19日 | Weblog
今日はいい天気で気温も0度近くまで上がり、暖かく感じます。
北海道ではこの時期0度だと暖かいと言いますね。

東洋医学では血液検査はしませんので、いろいろなことから「証」を判断しますが、
面白いのは「臭い」です。

脂くさい:肝の血が少なくなり、熱が発生して「肝虚」

焦げ臭い:心に熱が多く「腎虚心熱」

香ばしい:「脾虚」で「胃」に熱がある

腐れ臭い:「腎」の津液が少なく水が腐る

それに「顔色」で判断する場合もあります。

赤:心に熱がある

黄色:口の周囲が黄色だと「脾虚胃虚熱証」

白:体質として「肺虚」

黒:特に耳が黒いと津液がなくなっている

とこんな感じです。

面白いですね。経験に基づくものだと思います。

鳥の臨床

2012年01月16日 | Weblog
それにしても、岩見沢市は狂ったように「雪」に呪われています。
思わず、「雪!腹立つ」というメールが友人からきました。
まあ、なんとか治まってほしいのものです。
札幌も例年より雪が多いのですが、岩見沢市は例年の2.5倍以上ですから。

昨日は、札幌市小動物獣医師会の「新年会」でした。
まあ、皆さん元気な方ばかりで、活気あふれる新年会でした。
この世界だけは不況と無縁か?

新年会に先立ち、「鳥の臨床」の講習会があったので、参加しました。
私も鳥に関しては結構詳しいつもりでしたが、ぜんぜんレベルが違いますね。
認識としては鳥の病気は「感染症」と「代謝病」が殆どであるということに気づきました(遅いか?)。
鳥ポリオーマーウイルルスとか、アデノウイルスとか、抗酸菌症、ヘリコバクター、マクロラブダス感染症等普段余りなじみのない感染症が、鳥の世界では問題になっているのです。
病気の5割近くが感染症なのでは?

しかも、ここ数年でかなり高度な診断が要求されるようになって来ています。
専門病院ができるのも頷けますね。

明日は稚内に行きます。

50過ぎたら粗食はだめ?

2012年01月13日 | Weblog
今日はお正月勤務の振替でお休みでした。
久々にプールでひと泳ぎ!
平日の区民プールはお年寄りでいっぱいでしたね。
普段行かない時間帯に行くと面白いものです。

昨日の朝刊に面白い記事がでていました。
50歳過ぎたら「粗食」は危険だと・・・・・
つまり、低栄養では健康へのリスクが高まるのだそうです。
むしろ、栄養を豊富に採り、ややぽっちゃりくらいが調度いいとか?
そんなこと、今更言われてもと思いましたが、データはそう言っているのです。

肉や脂分をきっちりとっていた方が、日本の伝統食より体にはいいということです。
メタボ対策はアメリカから来た風潮であり、アメリカのメタボと日本のメタボではケタが違うということでしょう。

20代、30代、40代は低カロリーを意識したほうがいいのですが、50歳以上になると、しっかりとエネルギーもとって体力をつけるほうがいいそうです。
鍵となる数値は、BMI,アルブミン、へモグロビン、コレステロールで

10年間の生存率ではそれぞれ、「高い人」「少し高い人」「少し低い人」「低い人」に分類して生存率の追跡調査した結果、BMI(体脂肪)では高い人は前半は悪いのですが、後半はよくなり、一番生存率の低いのは「低い人」だそうです。

コレステロールやアルブミン、ヘモグロビンでも同様の結果だったようで、低い人は高い人にくらべて、死亡率が1.5倍以上だったそうです。

低栄養で痩せた人は、ウイルスに対する抵抗性が弱く、心臓・血管、ガン、肺炎のリスクが高いそうです。
血管も低栄養だと血管が弱まって壊死して脳梗塞を起こす場合があるようです。

やばい!
私はかつて、完全なるメタボでしたが、今はどちらかと言うと低いグループで現にヘモグロビンが低い傾向にあるので。

ウーン少し考え直す必要があるのでしょうか?
この記事少し衝撃でした。

確かに痩せた人のほうが急死する例が多いような気がしますね。

寅さん

2012年01月10日 | Weblog
今朝は結構降りました。
1週間の開始は雪かきから。


今年はお正月映画は不作の年ですね。
「ミッション・インポッシブル」を観に行き、それなりに面白かったですが、それ以外はどうもね・・・・

一昔前は、お正月といえば「寅さん」、つまり「男はつらいよ」シリーズでした。
僕がまだ中学生くらいのときは確か、私の出生した札幌の「円山地区」にも映画館がかろうじてあって、混み合った映画館の通路に新聞紙を引いて観たように思います。

寅さんが最近は見直されているようで、東京では「寅さん塾」なんてのもあると新聞で紹介されていました。
私もなんとなく癒されたいとき、DVDを借りて観ています。

寅さんは基本的に子供みたいな性格ですね。
だけど、ときどき心に響く言葉を発したり、行動したりする。
庶民と労働者、そして弱い人に寄り添うところがある。

渥美清が人生で実際に経験した境遇や職業も元に映画が展開しているところが興味深く、また現実的になっています。
例えば、テキヤ稼業は渥美さんは経験があるらしいですし、旅芸人も経験しているといわれています。
中央大学中退は意外な一面です。学歴は結構あったのですね。

私が通っていた高校の英語教師が熱狂的寅さんフアンで、授業のうち、三分の一くらいは寅さんの話でつぶれた記憶があります。まあ、こういう授業は好きでしたがね。

現代の30歳代の女性が寅さんに「癒される」というのは理由がよく分かりませんが、年代や性別に関係なく「癒される」のではないでしょうか?

私は、印刷工場の職員に、「労働者諸君!今日も残業か?」といって茶化すシーンが大好きです。

病的ペットロス

2012年01月03日 | Weblog
今日は、半日勤務でした。
まだ、交通機関も空いていました。
明日からは、出勤の人もいるでしょうね。私も明日も勤務です。

一日悪天候の日です。
ふぶき混じりの天候で寒い。
これから、冬は長いですが、雪かきさえなければねぇ。

正常なペットロスは必要ですが、病的なペットロスは対処が必要です。
正常なペットロスと異なり、時と共に回復しないのが病的ペットロスです。
異常な悲しみや不安、抑うつ状態を基本とした随伴症状が起きて中々立ち直れなくなることもあります。こうなると、医学的対処が必要となります。

日本でも病的ペットロスが増えつつあるようです。
背景には当然、「孤独」があります。

高齢化、離婚、少子化、核家族化etc
これらを背景にして「ペット」がその孤独を生める役割をにないつつあるのです。
過剰な濃密化となると病的なペットロスになる可能性が出てきます。

しかして、ペットロスになっても社会的には「たかがペットが死んだくらいで」という認識があるとすれば、病気からますます立ち直りにくくなります。
日本にはまだ支援体制があるとは思えません。
今後もっと社会での認識と支援体制を検討すべき時代になってきたと思います。

イギリスでh1994年からペットロスに対する支援ボランティア活動が盛んなようです。
相談者は90%が女性で、34%がひとり暮らしだそうです。死別した動物は68%が犬とのこと。

まだまだ日本では「ペットロス」に対する社会的認識が低い中で、海外での取り組みも参考にすべきかもしれませんね。