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癒し系獣医師の動物病院開業日誌

アニマルセラピー団体で活動している癒し系獣医師。農業団体職員から脱サラし、動物病院を開業しています!

散歩

2012年04月02日 | Weblog
今日は実質新年度の初日でした。
新しく異動してきた人の歓迎会もありました。
春のはずが、かなり寒い・・・

散歩は大好きです。
今読んでいる、スティーブ ジョブズの伝記で知ったのですが、彼も重要なことは交渉相手と自宅の近所を散歩しながら話して決めたようです。なにか重要なことを伝える時も「散歩」しながらだったそうです。しかも、「はだし」で・・・・・

私も犬との散歩は大変重要です。
単に歩くだけでなく、いろいろと考えるには散歩が非常に集中をもたらしてくれます。
今日の仕事の段取り、これからの予定や将来のこと。
すべて、散歩しながら決めています。

「無心」になれるので散歩はいいのでしょう。
毎日の同じコースなので安心して歩けるし、無意識になれるのです。

散歩の効用は健康だけではないと考えています。
散歩をあまりされない方には、散歩をお勧めします。
何かが起きます。

送別会

2012年03月28日 | Weblog
3日間連続飲み会です。
送別会やらいろいろあって、今日が一応の区切りでしょう。
職場で去る人がいるのは寂しい一方で、何となく新たな道に進むという意味ではうらやましくもあります。
「新たな一歩」はどんな形でも、うらやましく感じるものではないでしょうか?

ともあれ、昨日は連日の飲み会で体調を崩しそうになりましたが、31日のセラピー犬の適性検査が終わるまで寝込むわけには行きません。

31日の検査を無事終えなくてはならないのです。
大変ですが、達成感と充実感はとても心地いいものです!

ヤギ

2012年03月27日 | Weblog
友人が「山羊」を飼いたいというので、4月にあるところまで山羊視察に行く約束をしました。これを聞いた別の友人も行きたいというので、いい大人3名で山羊視察団を形成することになりました。

ところで、山羊の肉は余り食べた記憶がなく、山羊乳は飲んだことがあります。
臭いかと思ったのですが、意外とさっぱりしていて、腹持ちがよかった記憶があります。

ヤギは家畜として古くから飼育され、用途により乳用種、毛用種、肉用種、乳肉兼用種などに分化し、その品種は数百種類に及ぶといわれています。
ヤギは粗食によく耐え、険しい地形も苦としないので、どんな雑草のところでもたくましく生きます。

ヤギの乳質はウシに近いといわれ、乳量はヒツジよりも多いそうです。
明治以降、日本でも数多くのヤギが飼われ、「貧農の乳牛」とも呼ばれたそうですが、いまは飼う人を探すのも苦労するほどです。
ヤギは新石器時代から家畜化されていたようで、従ってヤギの家畜化はイヌに次いで古いと考えられています。
初めて搾乳が行われた動物はヤギと考えられ、チーズやバターなどの乳製品も、ヤギの乳から発明されたそうです。いわば、酪農の元祖でしょう。
山羊乳や山羊チーズは生産も少なく希少価値があると思われます。
聞くところによるとヤギ乳は、牛乳アレルギーのある人の代替飲料として好んで用いられていたそうで、牛乳よりも消化性に優れ、芳醇な風味もあるため、アレルギーのいかんにかかわらず好む人は多いとか?また、アトピーにも有効といわれているそうですが・・・
太平洋戦争中は、牛に比べて大きさが手頃なことから、日本でも多くの民家でヤギの飼育が行われ、食肉やミルクの供給源となった。しかし、敗戦後はGHQの指導によりヤギ乳に代わって牛乳が普及した経過があるそうです。
これから、山羊は見直されるのか?ちなみに、十勝清水の「1000年の森」ではヤギチーズが売られているそうです。今度行く予定です。

スティーブ ジョブズの伝記

2012年03月26日 | Weblog
セラピー犬適性検査練習会も終わり、ほっとする間もなく、31日の「本番」に向けて準備するのですが、この時期は送別会とか色々行事があり(要は飲み会)、勝負は29、30日です。
まあ、いつものことですが。

スティーブ ジョブズの伝記のⅡを読んでいる途中ですが、登場人物が多くて大変ですが、本当に面白い内容です。

ジョブズ氏ははっきりした人で、人を白か黒、敵と味方、天才とバカのどちらかに分類してしまい、中間というものがない人だったことを知りました。

彼はソフト面ではエンジニア的な知識とか技量はないのですが、ソフトの「あり方」に拘った人でもありました。

もっとも、特徴的な仕事のスタイルはいろいろあるのだろうが、一言で言えば「集中」らしい。
とにかく、無駄なものは全てそぎ落とし、集中させること。

ジョブズ氏が一度アップルを追放されて、再度戻ってきたときに最初に行ったことは「人」と「クズみたいな製品」を徹底的に削ったことであり、これによりアップルは瀕死の状態から奇跡的に復活したのだと言われています。

ジョブズ氏は「哲学者」にもなれるが「どうしょうもない嫌味な男」にもなれる人でした。それに「冷酷」になれる人でした。
これは、誰にも真似できないでしょう。

まあ、詳しい内容は「本」を読めば分かるのですが、私が一番気になるのは、ジョブズ氏の後継者は誰なのか?

私は、本を読んでいて1997年から工業デザイナーとして一緒に仕事をしたジョニー・アイブ氏だと思いましたが、現実には違うらしいですね。

新しいipadのプレゼンをしていたのは、ティム クック氏ですしね。
ジョブズ氏に匹敵するプレゼンテーターはいないでしょうね、当分。

ちなみに、ジュブズ氏はパワーポイントが大嫌いだったとか・・・・・


ファイターズオープン戦

2012年03月22日 | Weblog
今日はオープン戦ですが、スターシートのチケットが手に入り、札幌ドームでソフトバンク戦を観戦しました。

開幕投手に決まっている、「斉藤祐樹」が先発で、今一でしたが、何とか7回を投げきり勝利投手となりました。

中田、スレッジ、稲葉がタイムリーヒットを打ちいい試合でした。
いつもドーム観戦するとファイターズが負けるので、久々の勝ち試合で大満足でした!

退院

2012年03月17日 | Weblog
雪解けが一層続きます。
今日は入院していた身内が2ヶ月半で退院のこぎつけ、その手続きやら帰宅やらで半日が過ぎました。

思えば、1月のお正月明け早々から、雪解けが始まり、卒業式シーズンで退院になったのは感慨深いです。

厳しい冬から春暖の季節となり、退院の喜びも増しますね。
大変厳しい手術で胃、十二指腸、空腸、胆管、膵臓を切ったり繋げたりする、「カラガラポン」の手術でしたが、根治となり今はホッとしています。
膵頭十二指腸切除術というそうですが、術式として確立したのはそう昔のことでなく、生成期が安定してきたのはここ10年くらいのことでしょう。
何せ、膵臓と空腸を繋げるのですから大変です。膵液が漏れたら一大事ですから。

体重は減りましたが、その分からだに負担がかからなくなったことはよかったのか、歩行が楽になったようです。
術後の経過も大変よく医師からも太鼓判をもらいました。

今日はぐっすり休めそうですが・・・・・
これからNPOの理事会があるので、行ってきます。

来週はセラピー犬の適性検査の練習会と31日には検査の本番です。
これから、忙しくなりますが、頑張ります!

復興元年

2012年03月11日 | Weblog
用事があり、札幌駅に行きましたら、ごらんのような横断幕があり、その後ろに沢山の小学生と思われる子達の絵が天井から下がっていました。

1年経ちました。
僕たちにとっては早く感じますが、被災した方々はどうだったのでしょう。
節目の1年というには余りに大きな震災でした。
まだまだ、復興には長い時間がかかるのでしょうが、進んで行くしかないですね。

先にも書きましたが、まだまだ被災した地方には余裕はないのですが、セラピー犬を受け入れてくれる多少の余裕が出てきているのを、会員さんが個人的に行かれることを通じて、想像しています。

実は今日は震災の黙祷が行われるのですが、申し訳ないけど何となく辛い気持ちになるので、TVを見ないようしていたのですが、母のお見舞い先の病院で意図せず見ました。
日本国民として避けられないことであると感じた次第です。

個人的に大したことはしていませんが、一日も早いというか、確実な復興を祈るのみです。これからが、本当の復興元年ですね。

涙液の構造

2012年03月07日 | Weblog
非常に暖かい日が続きます。
雪解けが続いて非常にうれしいですね。
でも、まだまだ油断できませんね。
風邪やインフルエンザに感染して発症する人も結構います。

自己血清点眼は角膜炎が進行し場合に行う治療でしたが、最近ドライアイと診断される場合が増えたようです。
人間の場合はパソコン等のモニターを見る機会が増えて、瞬きが阻害されて涙成分が角膜に十分いきわたらない場合に発症するので、最近増えた理由が分かるのですが、犬猫はパソコンしませんからねぇ・・・・・
まあ、以前より診断技術が上がったのと、眼の出た犬種が人気だったりすることで増えたのでしょう。
でも根本の原因については大半が不明だそうです。

涙は感情が激しく動いたときに沢山でますが、だてにでているのではないのです。
涙液の役割は、
(1)角膜、結膜の表面に潤いを与える、
(2)角膜に対する酸素や栄養供給、
(3)感染を防ぐ
などがあります。

実は涙液は3層からなり、角膜側から粘液層、涙液水層、 油層で、その厚さは0.01mmといわれているそうです。知っていました?僕はよく知りませんでした(恥)。

「粘液層は涙液最内層で、結膜の杯細胞(さかづきさいぼう)、 結膜上皮および角膜上皮よりムチンが分泌され、直接角膜表面 を覆っています。
ムチンの上に涙液水層がありムチンの存在により面張力が低下し広がりやすくなっています。
涙液の中間層である水層は涙腺および副涙腺から分泌され、最外層の油層は眼瞼縁のマイボーム腺(眼瞼縁の存在)より分泌されています。」
なのだそうです。

涙って複雑なんですね!

血清点眼

2012年03月06日 | Weblog
3月3日はアニマルセラピーのNPOの役員会でした。
3月31日にセラピー犬の適性検査を行うことや、主に今後の活動計画について協議しました。
私は「会議」が苦手なのですが、まあ話している中身が興味があることなら2時間くらいは持ちますね・・・・・・


最近は動物医療の分野でも人医なみの診療を行うようになってきましたが、角膜潰瘍の治療に「自己血清点眼」治療というものがあるのですね。人医でも行われているようで、人で眼科医が使用してから動物にも使用されるようになったようです。

角膜には通常血管が通っていませんが、必要な栄養成分を角結膜に供給します。
(ビタミンA・上皮成長因子(EGF)・アルファマクログロビンだそうです)
患畜から最低5mlを採血し、血清を得て点眼することで治療しますが、人は血清点眼をすると浸みるので、人では希釈をするようになりました。
犬猫はしみるのを訴えることが少ないので血清の原液の点眼がよいとされていますが、実際はしみるようです。

 生ものですから必ず冷所保存します。3-4日以内に使用が良いとされています。1週間が限界で沈殿物できたら使用中止とこのと。

角膜の上皮細胞は、約1週間で全部入れ替わりますが、このとき古い角膜を溶かす酵素が出ます。ところがキズがあったり、感染が起こったりして表面が傷害を受けていると、その酵素が悪い影響をおよぼすことがある。溶かしてはいけないところまで溶かしてしまうのです。そこでその酵素を抑えるために、その子の血液からつくった血清を点眼する方法を取るそうです。


自分の血清を点眼すると、融解が進まないのと感染を抑えることができて、菌さえ繁殖しなければあとは自然に治るということです。ですから治療としては、酵素を抑える血清と、感染を防止する抗生剤が必要らしい・・・・・

私にとっては目新しい治療なので紹介まで・・・・・




ホホバオイル

2012年03月05日 | Weblog
今朝は寒かった~!マイナス10度!雪融けない?

今、スティーブ・ジョブズの伝記を読んでいるのですが、「カウンターカルチャー」という言葉が何回もでてきます。ジョブズはカンター カルチャーの旗手を標榜していたようです。

「カウンターカルチャー(対抗文化)は、既存の・主流の・体制的な文化に対抗する文化という意味である。1960年代から1970年代前半にかけて、狭義にはヒッピー文化や、1969年のウッドストックに代表されるような当時のロック音楽をさすものである。海外のカウンターカルチャーの代表的なロック・ミュージシャンとしては、ジョン・レノン、ニール・ヤング、ボブ・ディラン、グレイトフル・デッド、ジェファーソン・エアプレインなどがあげられる。日本国内のカウンターカルチャーを象徴する人物としては、若松孝ニ、大島渚、寺山修司、松田英子らがいた。1990年代には、オルタナティブカルチャー(オルタ・カルチャー)という言葉も使われている。」

と説明されていますが、自分的には70年代は確かにいろんなカルチャーに満ちていたと感じています。まあ、私自身は余り影響されなかったですけど、日本の「学生運動」や「連合赤軍」、「よど号ハイジャック」なんかは一種のカンター カルチャーでしょう。事の是非は別にして、若者のパワーが溢れていた時代でしたね。
今はどちらかというと、私は「癒し」の文化の時代であると感じていますがね・・・どうでしょうか?

さて、最近にわかに「ホホバオイル」に注目です。僕自身はぜんぜん詳しくないのですが、今の若い方が結構身近に用いているようです。
「ホホバは、1600年代のスペイン宣教師が、アメリカインディアンが、ホホバという実をつぶしてオイルを作って髪の毛に塗ったりしていると記録されています。そして、70年代のアメリカ政府の捕鯨禁止から鯨油に代わる高級スキンケア材料として長年利用されてきました。」
と解説されています。

オイルと言われていますが、正確にはワックスエステルだそうで、このワックスであるために、 過酷な高熱と乾燥した自然条件の砂漠でもホホバの木は生育できるそうで、植物性オイルの中でホホバオイルが一番多くワックスエステルを含んでいるそうです。
ホホバオイルは、アトピーに良いと言われているシアバター、馬油よりも多くの不飽和脂肪酸を含んでいて、酸化しにくいためオイルの劣化が遅いため、アトピーや湿疹の補助療法として用いられているようです。

ホホバオイルは
皮膚の抗炎症作用や保湿、保護、鎮痛作用、抗酸化作用、血行とリンパの流れ改善
といった作用があるそうです。
我が家ではもちろん人間に用いていますが、試しに犬の肉球や鼠けい部をマッサージしてあげるとたいそう気持ちよさそうでした。