日本男道記

ある日本男子の生き様

Shane

2018年05月20日 | 映画日記
シェーン (1953) 遥かなる山の呼び声  Shane

製作年   1953年
製作国   アメリカ合衆国
原題     Shane 
監督    ジョージ・スティーヴンス
脚本    A・B・ガスリー・Jr.
音楽    ヴィクター・ヤング
撮影    ロイヤル・グリグス
出演    アラン・ラッド ヴァン・ヘフリン ジーン・アーサ
ストーリー 
南北戦争(1861~65年、日本では幕末)後の頃。
ワイオミング州の西部に広がる高原、グランドティートン山が前にそびえ立っているジョンソン郡の開拓地では、牧畜業者と農民との間でいがみ合いが続いていた。
南北戦争後に政府は西部開拓を積極的に進めるために、入植した農民が5年間耕作すると無償で一定の土地が得られる法律が作られて、農民が新しい土地に開墾に入るとそこに牧場主がいて、各地で争いが生じていた。

この土地では悪徳牧畜業者のライカー(エミール・メイヤー)一味の暴虐に農民たちが苦しめられていた。
ある日、この土地にやってきた流れ者のシェーン(アラン・ラッド)は、ある農家に辿り着き、ジョー・スターレット(ヴァン・ヘフリン)から「ライカーの仲間か」と聞かれるが、やがて息子のジョーイ(ブランドン・デ・ワイルド)と仲良くなり、この家に留まる。
そしてジョーやその息子ジョーイと友情を結ぶシェーンだったが、ジョーの妻マリアン(ジーン・アーサー)は彼に惹かれ、またシェーンも彼女に惹かれてゆく。そして農民たちとも親しくなっていった。

やがてライカーらの暴力はエスカレートし、ライカーは殺し屋のウィルソン(ジャック・パランス)を雇う。
力づくで農民たちを追い出す魂胆であった。
殺し屋ウィルソンは開拓農民の一人トーレーを挑発して1発で殺害するが、その暴虐に農民達は結束して立ち向かうことを決意する。
そしてこの抗争に終止符を打つため、ライカーがジョーに話し合おうと呼びかけたことで、ジョーは単独でライカーに会いに行こうとするのだったが、シェーンは罠だと諌めて力ずくで止め、一人でライカー一味に立ち向かう。

シェーンは酒場でライカーやウィルソンを、「0.6秒」の早撃ちで倒した。
そして2階から彼を狙い撃とうとしたライカーの弟は、ジョーイのとっさの掛け声で、シェーンに返り討ちにされる。
しかしシェーンもまた脇腹を撃たれていた。
彼が家に来てから彼を慕い、憧れていたジョーイは犬とともに酒場まで追いかけてきたのだった。
傷ついた身体を心配して一緒に家に帰ろうと呼びかけるジョーイに、シェーンはもう戻れないと言って、馬に跨りワイオミングの山へと去っていった。
必死に呼びかけるジョーイの声はやがて「シェーン!!カムバック!!」と山にこだまするのであった。



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