日本男道記

ある日本男子の生き様

子路第十三の十二

2015年11月24日 | 論語を読む

【漢文】
子曰、如有王者、必世而後仁。

【書き下し文】
子曰わく、如(も)し王者あらば、必ず世にして後に仁ならん。

【現代語訳】
孔子がおっしゃいました、
「もし天命を受けた王者が世を治めたとしても、仁が国中にいきわたるには30年ほどかかるだろう。」

【English】
Confucius said, "Even if a monarch who received Heaven's will rules a country, the country needs thirty years until benevolence prevails."

『論語』とは

読んで字の如く「論じ語る」、孔子と弟子達や要人達との間に交された対話録。
『論語』は私たちの生き方の原点を見つめた思索の宝庫であり、人間性を磨く叡智が凝縮した永遠の古典。
読めば読むほど胸に深く沁み込む簡潔な言葉の数々。
『孟子』『大学』『中庸』と併せて儒教における「四書」の一つに数えられる。
全20編(学而第一~堯曰第二十) 構成され、編の名称は各編の最初の二文字を採ったものであり内容上の意味はない。
したがって、学而第一から順に読む必要はなくどこから読んでもかまわない。


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