![]() | 私たちはどのように働かされるのか |
クリエーター情報なし | |
こぶし書房 |
【一口紹介】
◆内容(「BOOK」データベースより)◆
殺されてたまるか!就活でだまされないための理論武装。
幻想まみれの「意識高い系」就活よ、さようなら。暴力、いじめ、うつ、ドラッカー…働く現場から描き出す現代日本のリアル労働論。
◆著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)◆
伊原/亮司
1972年生まれ。一橋大学商学部卒業。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了、社会学博士(2004年)。現在、岐阜大学地域科学部准教授。専攻、労働社会学、経営管理論、現代社会論
【読んだ理由】
書名に惹かれて。
【印象に残った一行】
「誤解のないように最後に付言すると、筆者は、勤勉に働くことを否定しているわけではない。まじめに働く人を茶化したいわけでもない。勤勉さを無条件に善とみなし、働くことに生きがいを見いだすことを当然視し、それを受け入れない人を頭ごなしに非難したり、独善的に矯正しようとしたりすることに疑問を呈しているのである。字義通りの多様な働き方・生き方を許容し、自分たちで働くルールを決められる社会こそが、本当の意味での豊かな社会ではないだろうか」
【コメント】
著者が三か月半、トヨタの現場で一期間従業員として働いて書いたことに驚きもし感心した。また本の五分の一のページが註というのにも驚いた。全体的には難解だ。
「仕事にコミットすると同時に、職場の内と外に労働や活動を規制する足場を持ち、労働者生活を守る方法をいくつか備え、自らを強く緊縛してきた労働倫理を相対化し、半ば強要された労働ー消費中心生活を見直すことが欠かせないのである」(最終文)
と、言われてもね。????