日本男道記

ある日本男子の生き様

八いつ第三21

2010年05月25日 | 論語を読む

【原文】
哀公問社於宰我、宰我對曰、夏后氏以松、殷人以柏、周人以栗、曰、使民戰栗也、子聞之曰、成事不説、遂事不諌、既徃不咎、

【読み下し】
哀公、社を宰我(さいが)に問う。宰我、対(こた)えて曰わく、夏后(かこう)氏は松を以てし、殷人は柏(はく)を以てし、周人は栗(りつ)を以てす。曰わく、民をして戦栗(せんりつ)せしむるなり。子これを聞きて曰わく、成事(せいじ)は説かず、遂事(すいじ)は諌(いさ)めず、既往(きおう)は咎めず。

【通釈】
哀公が[樹木を神体とする土地のやしろ]社のことを宰我におたずねになったので、宰我は「夏の君は松を使い、殷の人は柏(ひのき)を使い、周の人は栗を使っています。[周の栗は社で行う死刑によって]民衆を戦慄させるという意味でございます」と答えた。先生はそれを聞くといわれた、「できたことは言うまい、したことは諌(いさ)めまい。[これからはこんな失言をくりかえさぬように。]」

【English】
The Duke Ai asked Tsai Wo about the altars of the spirits of the land. Tsai Wo replied, "The Hsia sovereign planted the pine tree about them; the men of the Yin planted the cypress; and the men of the Chau planted the chestnut tree, meaning thereby to cause the people to be in awe."
When the Master heard it, he said, "Things that are done, it is needless to speak about; things that have had their course, it is needless to remonstrate about; things that are past, it is needless to blame."

『論語』とは、読んで字の如く「論じ語る」、孔子と弟子達や要人達との間に交された対話録。
『論語』は私たちの生き方の原点を見つめた思索の宝庫であり、人間性を磨く叡智が凝縮した永遠の古典。
読めば読むほど胸に深く沁み込む簡潔な言葉の数々。
『孟子』『大学』『中庸』と併せて儒教における「四書」の一つに数えられる。
全20編(学而第一~堯曰第二十) 構成され、編の名称は各編の最初の二文字を採ったものであり内容上の意味はない。
したがって、学而第一から順に読む必要はなくどこから読んでもかまわない。







Daily Vocabulary(2010/05/25)

2010年05月25日 | Daily Vocabulary
9371.impulse purchase(衝動買い
I definitely improved my bargain-hunting abilities and have cut down considerably on impulse purchase.
9372.power tie(勝負ネクタイ)
I guess that is why so-called power tie are usually bright red.
9373.take an oath(誓う、宣誓する)
In court,you are obliged to take an oath that you will tell the truth.
9374.take charge of(~を担当する、~の管理を引き受ける)
Mr.Yamada took charge of the meeting.
9375.take over(仕事・職務・責任・家などを〕引き継ぐ)
Mr.Yamada will be taking over for the manager next month.
今日の英語ニュースを聞こう!NHK WORLD Daily News

本日午後3時33分、二男の長男が無事誕生!メールで写真が送られてきた。
可愛い。明後日上京してご対面の予定。

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