菜の花の沖〈6〉文藝春秋このアイテムの詳細を見る |
【一口紹介】
内容(「BOOK」データベースより)
突然の災厄が、嘉兵衛を襲った。彼自身がロシア船に囚われ、遠くカムチャツカに拉致されたのだ。だが彼はこの苦境の下で、国政にいささかの責任もない立場ながらもつれにもつれたロシアと日本の関係を独力で改善しようと、深く決意したのである、たとえどんな難関が待ち受けていようとも…感動の完結篇。
【読んだ理由】
「播磨灘物語」に続いての司馬遼太郎作品。
【印象に残った一行】
『日常語は、四、五百の単語があればすむという。人間の幸福の一つの型は、生涯一つの村落に棲み、先祖伝来の幾枚かの田畑を耕し、気心の知れた人間関係のなかで、日常語のみをつかって生涯を送るということであろう。』
【コメント】
全六巻を読み終えることができた。四巻あたりのロシアに関する記述は少し冗長であったが、嘉兵衛が拉致されてから帰国するまでは興味深く読むことが出来た。
「ガーデニングに挑戦!」