俺はワルポンだっ!

ちょいワルおやじを卒業したワルポンの斜め下から見た現代社会

『キジの赤ちゃん』

2010-05-29 16:29:17 | Weblog
散歩コースの2km以内に、キジのつがいが10組ぐらい棲んで居ます。
散歩へ出て彼らの縄張りに通りかかると“ケンケ~ン”と啼いて挨拶をしてくれます。

特に雨が続いた後の晴れ上がった温かい日などには、次から次と挨拶に現れます。
もう、すっかり顔なじみなってしまったようです。

      *☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*

今日も通りかかると畑の藪の中からつがいで現れました。


メスが “こんにちは”とばかりに全身をプクッと膨らませて、チョコチョコ走り寄って来ました。


更に寄って来て、通り過ぎ、戻ってきたりして・・・
“良い天気ですねぇ、お散歩ですか?”と、すっかり懐いて、ご機嫌伺いをしている様子です。

ここでも、ワルポンは女性(メス)には、もてるようです。


他の男(ワルポン)に心を寄せるメスに、やきもちを焼いたオスも寄ってきましたが・・・


すぐにジャガイモ畑に走り込んで隠れてしまいました。
でも、金色お目目と真っ赤な頭が見えています。
しばらくじっと動きませんでしたが、首をすくめたのか見えなくなってしまい、その間に、メスも居なくなってしまいました。


風もさわやかな良い天気です・・・ 彼女とデートしたようなルンルン気分で散歩を続けました。

      *☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*

一回りして、先程の畑まで戻ってみると、居るじゃないですか、彼女が・・・
今度はスズメと遊んでいます。
・・・気の多い奴です。


そ~っと近づいて行くと、悪い遊びでも見つけられたかのように、首をすくめて息をひそめ、草叢の中にしゃがみ込み、じっと、かくれんぼしています。


更に近づくと、突然すっくと立ち上がって歩き出しました。
後にぞろぞろ引き連れています。
スズメと遊んでいるのだとばかり思っていましたら、キジの赤ちゃんだったのです。


ひぃふぅみぃよぅ・・・全部で“七つの子”でした。
ヒナたちの歩くスピードに合わせて、ゆっくりゆっくり進みます。


生まれたばかりの赤ちゃんです・・・可愛いでしょう!


      *☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*

さっき、通りかかった時に彼女らが近寄って来たのは、近くに居たヒナたちを
守ろうと気を引いて、外敵(ワルポン)を遠ざけるためだったのです。

どうせ、そうですよっ! 
女性にもてるなどと思ってもいませんよっ!





『幕張メッセ』

2010-05-27 20:12:17 | Weblog


幕張メッセは1989年の開業で、国際展示場、国際会議場、幕張イベントホールなど延べ床面積164,919㎡、敷地面積217,151㎡という広大なの広さで、当時東洋一と言われ、東京モーターショーなど数多くのイベントが開催されて来ました。
東京ディズニーランド、成田国際空港と共に密かに千葉県民の誇りでも有りました。

      *☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*

良いお天気でしたので、メッセ周辺をカメラバッグを背負って散歩がてらにぶらりと歩いてみました。

駐車場の入り口には、駐車料金1,000円/日とありました。
場所がら、少々高くありませんか?
何年か前に来た時は、確か500円だったと記憶しています。


ありゃりゃ、が~らがらじゃありませんか?
数えるぐらいの台数です。
駐車場から渡り通路を通って行こうとしましたら、エスカレータが動いていません。
仕方無しに階段を歩いて登りました。

だ~ぁれも通りません。少々不気味な感じです。
国際展示場もガランとして、なんか廃墟のようです。
外周に沿って建物の周りを駅の方へ進むと、「本日、一般公開はしておりません」の立て札がガラス越しにありました。


正面の案内板には、今日の開催は国際会議場で「日本地球惑星科学連合・2010年大会」の一件だけでした。


「またのご来場をお待ちしております」の看板も白々しく見えました。


今年は変な天気です。
西の方から雲行きが怪しくなり、真っ黒の雲が押し寄せて来ました。
急いで車に戻ると危機一発、土砂降りの雨です・・・

       *☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*

今年から東京モーターショーは東京ビッグサイトへ行ってしまって、もう幕張には戻ってきません。
成田空港も羽田のハブ化で、どうなっちゃうのでしょうか?
このところ、千葉県の地盤沈下が激しくありませんか?

存在が薄くなりつつあります。

森田健作知事どの!千葉県は大丈夫でしょうか?


『アスレチックは楽しいゾ~』

2010-05-24 19:38:09 | Weblog
先日、つつじを見に野田の清水公園へ行って来ました。
ちょっと、遅すぎたようで見物客もまばらでした。

でも、若葉が出揃い空気も澄んで、森林浴が存分に楽しめました。

      *☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*

この公園には、バラや牡丹・花菖蒲・ラベンダーなどの「花ファンタジー」、噴水迷路の「アクアベンチャー」、バーベキューも出来てバンガローもある「キャンプ場」、ヤギやウサギもいる「ポニー牧場」、ニジマス釣りの出来る「マス釣り場」など、大人も子供も楽しめる施設が28万㎡の広大な自然公園の中に盛り沢山です。

フィールドアスレチックは大人にも子供にも大人気です。
中でも、水上コースはスリル満点です。
どうです!楽しそうじゃないですか。


丸太を横に敷き並べた斜面をボートに乗って滑り降り、水しぶきを上げて池に飛び込むのはスリル満点で、キャーキャー悲鳴を上げていました。
もっともボートとは云っても、一人乗りのプラスチック製の「たらい」に毛の生えたようなもので、ちょっとバランスを崩すと転覆の危険性が大です。


“キャー”の悲鳴も途中で消えてしまいました。
あ~ぁ、云わんこっちゃ無い・・・
仲間のみんなもお口あんぐりで見つめるばかりでした。

まだ寒いのに、かわいそう・・・



      *☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*

入り口の大きな看板には、大人820円ともありましたが、注意書きには“着替えを忘れずに”とありました。

気力・体力・運動神経と勇気のある方は是非とも挑戦して見て下さい。

“着替えを忘れずに”ですよっ!





『ねこちゃん』

2010-05-23 17:22:48 | Weblog
気に入っている散歩コースの一つに造成工事中の住宅団地があるのですが、すでに工事の完了した区画もあって、そこで雉が遊んでいるのを何箇所かで見かけました。

先日の天気の良い日に、雉を撮ってやろうと思って出かけました。

      *☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*

とっくに工事は完了しているのに不況で売れないのか、草茫々のままです。
と言うより牧草のイタリアンライグラスのタネを蒔いて、雑草が勝手に生えないようにしているようで、腰の高さぐらいまで生い茂っています。
それに、それよりも高くヨモギがところどころに密生しています。

いましたよ、金色縁取りの真ん丸いお目目と真っ赤な頭が草叢の間に見え隠れしています。
背をかがめて首をもたげて、こちらの様子をじっと窺っています。
そっと近づくと、更に首を低く下げ草叢深くもぐり込んで何処へ行ったのか見えなくなってしまいました。


仕方無しに舗装道路に戻って、彼を見失った辺りの様子をしばらく眺めていました。
すると、何処からとも無く一匹の猫が現れました。
カメラを向けると“ニャ~オ~”と甘え声を上げながら近寄って来たのです。


顔や身体を足下へ摺り寄せてきました。
近くに民家も無いのに何処からやって来たのでしょう?
首輪をしているので野良猫では無さそうです。
頭とのどを撫でてやりました。

若い子にはとんともてないワルポンですが、のどをごろごろ鳴らして甘える人なつっこい可愛い子です。


しばらく遊んでいましたが、「ねこちゃん、雉君、何処へ行ったか知らないか? 雉君の巣を教えてよ」と、猫なで声で尋ねました。

すると、すっくと立って宅地の区画を区切っているブロックへぴょんと飛び乗りました。
そして“付いてお出でよ”とばかりに草叢の中へ歩き始めたではありませんか。
藪の中へ進む猫ちゃんの後ろに付いて行きました。
立ち止まっては考えて、辺りの様子を窺がっては、再び更に奥へと進みます。


      *☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*

すると、しばらく立ち止まったまま動かなくなりました。
“これは雉が近くにいるに違いない”と、直感しました。
でも、今度は上を見上げています。


突然、1m以上もあるブロック塀の上にジャンプして飛び乗ったのです。
こちらを見て、“お出で!”と言っていますが、カメラは持っているし、出来ません。


だいいち、持っていなくても、そんな高い所に飛び乗ることなど出来っこありません。

結局、こうして、“若い子”に振られたのです。

・・・年は取りたくないものです、はぁ~






『船橋大神宮』

2010-05-21 20:55:20 | Weblog
ちょっと前に、テレビの「ちい散歩」で、船橋大神宮とその周辺が放映されました。

ちいさんのトレードマークであるハンチング(鳥打帽)を門前の商店街にある「中村屋」という明治年間創業の帽子店で買い求める場面がありました。
私としてもヘッドを防護する必要があるので買い求めたいと思い、行って参りました。

      *☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*

車を止めた駐車場前にあるコンビニの女性店員に、「ちい散歩で放映の帽子店はどこですか?」と尋ねましたら、「まただ」という少々うんざり顔で、でもすぐに笑顔で親切に教えてくれました。

店に入るなり「テレビで見たので来ました」というと、「ちい様様です」と、ニコニコ顔で応対してくれました。しばらくは反響が大きくて大忙しだったとのこと。
ちょっとしゃれた形のハンチングを買いました。気のいい店主は3800円のところを300円もおまけしてくれた上に、ハンカチタオルもサービスしてくれました。

買ったばかりのハンチングを早速かぶって、大神宮へお参りいたしました。
今から1898年前に日本武尊(やまとたけるのみこと)が東国平定の折、天照大神(あまてらすおおみかみ)を祀ったのが始まりとのことで、由緒のある神社です。

そもそも船橋の地名の由来は、馬に乗った日本武尊が市内を流れる海老川を渡るために、川に船を並べ、その上に板を渡して橋としたことからだそうです。

由緒ある大神宮に参拝した後、神宮の東側の丘の上に建つ「灯明台」を見に行きました。


千葉県有形民俗文化財にも指定されていて、ひときわ目を引きます。
六角形の洋風灯台で明治13年に建設されたそうで、当時は前を走る国道14号線の外側は東京湾の海だったそうで、漁民の安全のために建造されたそうです。

      *☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*

「灯明台」は、毎年の成人の日のお祝い事として年一回だけ燈されるそうです。

毎年、10月20日は例大祭が催され、奉納相撲が盛大に行われるそうです。

ぜんぜん関係ありませんが、ワルポンの誕生日は毎年、10月19日であります。


『食料自給率アップに貢献?』

2010-05-20 15:42:31 | Weblog
肩書き社会を卒業した高齢者、すなわちリタイヤ組にとって、「健康が一番」ではないでしょうか?
その上で、理想の生活の一つは「晴耕雨読の自給自足三昧」です。

       *☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*

先進国の食料自給率は、フランスが132%、カナダ122%、アメリカ118%、ドイツ93%の順で、日本は41%で先進国の中では極端に低くなっています。
コメの自給率は100%なのですが、食パンは1%、中華メン3%、スパゲッティ3%・・・何んとも頼りがありません。

「食料自給率を現在の41%から2020年度に50%に引き上げる目標を設定。規模拡大や効率化に重点をおいた自民党政権時代の農政から、小規模農家も幅広く支援する方針への転換を打ち出した」と、鳩山内閣で閣議決定されたとの記事が日経新聞に載っていました。

これもまた、首相お得意の言ってみただけの“お題目政策”かも知れませんが、国民の一人としても状況打開のために、極小規模農地(畑)を耕し自給率向上に貢献しようと思っています。

       *☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*

お米と云えば「ササニシキ」や「コシヒカリ」が一昔前までは主流でした。
今でも、「新潟県魚沼産のコシヒカリ」や「宮城県産のササニシキ」は超ブランド米でしょうが、この頃は「あきたこまち」や「ひとめぼれ」、「はえぬき」、「ミルキークウィーン」、「ふさおとめ」などの銘柄米がスーパーの売り場を占拠しています。

白いごはんにタクアンだけでも美味しいですよねぇ。
梅、サケ、たらこ、イクラ、すじこ、明太子、おかか入りのおにぎり・・・
ウメチャ、サケチャのお茶漬けさらさらはどうですか?
梅干しに朝粥もお腹にいいですよ。

お寿司、海鮮丼、ひつまぶし、関さばの押し寿司・・・
竹の子、山菜五目御飯、焼きほぐし鯛の炊き込みご飯
鯛茶めし・・・しょうゆ漬けの鯛刺身をあったかいごはんに乗っけて一杯、お茶漬けにしてもう一杯・・・うまいっ!

天丼、カツどん、親子丼、アナゴ丼、中華丼、ステーキ丼、かにいくら丼、牛丼、・・・
味噌汁ぶっかけごはんだって、一度やったら病みつきです。
チャーハン、ガーリックライス、カレーライス、オムライス・・・

パンばっかり食べていないで、お米を食べましょう!

       *☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*

極小の畑で採れたての新鮮野菜のサラダ・・・キヌサヤとワカメの味噌汁に白いごはん・・・
きゅうりの塩もみがあれば大満足の朝御飯です。
アッそうそう、勝浦で釣ってきたアジの手作り干物も添えて朝から贅沢な食卓です。

自給自足の生活は堪りませんな・・・

これで日本の食料自給率アップに貢献ですよね?・・・ポッポちゃん!

「散歩コースのゴミ」

2010-05-14 10:21:08 | Weblog
我が散歩コースは新緑に覆われて、田圃では早苗も植えそろいました。

さわやかな五月の風を頬に受け、鳥たちのさえずりを聴きながら、澄みきった空気を胸いっぱいに吸い込んで、朝の散歩はこの季節ならではの至福の時であります。

       *☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*

ところがしかし、眉をひそめたくなるのは無法なゴミ捨てです。
立て看板が立っている、正にそのところに捨ててゆく輩(やから)のいることには呆れてしまいます。
どこのどんな奴か、奴の尻尾を掴んで、思いっきり振り回してみたい気分です。


まだまだ乗れる自転車だって捨ててあります。
きっと、駅前辺りに放置駐輪してあったのを、終電が無くなって勝手に乗って来ては草叢に捨てた奴がいるのです。勝手に乗って来たのも許せませんが、お世話になったのだから翌朝でも元の場所に戻せっちゅうのっ!


溜池の洪水吐けから落下する水を溜めておく溜め口のフェンスで囲まれた中にも色々な物が投げ込まられています。
ウィスキーの空き瓶、プラスチックの板片などと一緒に金魚や大きな緋鯉がいるのには驚かされます。


応接セットも有りました。
大きなソファーには、トノサマガエルが得意げに、ちょこんと座っていました。


       *☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*

近所の人では無いと思います。
ヨソモンがほっかむりして夜陰に紛れて捨てて行ったのだと推測しています。

許せませんっ!
今、すぐ持ち帰りなさい!




『散歩コースの雉』

2010-05-13 20:09:07 | Weblog
雨が降らなければ一日一万歩を目標に散歩を続けています。
家を出てから、その日の気分で四方八方へ、いろいろのコースを歩いています。
現在、団地の造成工事と、その中を通る国道のバイパス工事が同時進行で進められているので、その進捗をチェックしながら歩くのが一番のお気に入りのコースです。

       *☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*

うたのおばさんの安西愛子さんが歌う「かわいいかくれんぼ」は誰もが知っています。

              ♪ひよこがね
          お庭でぴょこぴょこ かくれんぼ
           どんなにじょうずに かくれても
            黄色いあんよが 見えてるよ
             だんだん だれが めっかった

              ♪すずめがね
          お屋根でちょんちょん かくれんぼ
           どんなにじょうずに かくれても
            茶色の帽子が 見えてるよ
             だんだん だれが めっかった

              ♪子犬がね
          野原でよちよち かくれんぼ
           どんなにじょうずに かくれても
            かわいいしっぽが 見えてるよ
             だんだん だれが めっかった

春ののどかな日を浴びながら、ふらりと散歩をしていると、どこからかこんな童謡が聞こえて来そうで、子供の頃の気分に戻ります。

       *☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*

“ケンケーン!”
するどい叫びに似た啼き声が、突然背後から浴びせられました。
雉です!

振り向くと、造成の完了した住宅団地の区画の一段高くなった空き地に、オスの雉がすっくと立って、じっと、こちらを見ているじゃありませんか。
とりあえず、カメラに収めなくちゃ・・・そっと近づきました。

くるっと身をひるがえすと背丈を低く縮めて、茫々に伸びた雑草の中に身体ごと突っ込み隠れたのです。
一瞬のアッという間の忍者のようなすばやさで、いわゆる雲隠れの術を食らったような早業でした。

見えなくなった辺りの草叢に一番近い道路から、そっと隈なく覗き込みました。
いるじゃないですか!
どんなにじょうずにかくれても・・・ 赤いトサカと、丸いお目めが見えてるよ・・・
「かわいいかくれんぼ」で、遊ばれている感覚です。


さらに、そっと草叢に分け入ると、突然バタバタと飛び上がり、深い草をなで斬るように林の方へ矢のような速さで飛び去りました。
夢中でシャッターを押しました。

ピンとは合っていませんが、極楽鳥にも負けない美しさでした。

       *☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*

翌日も彼に会いたくて現地へ行きました。
でも、そこにはもう居ませんでした。
諦めて、造成地を進んで行くと、またもや背後から“ケンケーン!”と、彼の啼き声です。

工事現場の仕切りのネット柵の地面をひっきりなしに突っ突いて何かを啄ばんでいます。


カメラをスピード連写モードに切り替えて、彼に一番近くの柵のパイプにカメラを載せてシャッターチャンスを待ちました。

こちらをじっと見つめてから、再び“ケンケーン!”と啼きました。
反射的にシャッターを押しました。(4.5/秒の連写で撮った連続写真です)

              “ケン”

              “ケ”

              “~”

              “ン”


“ケンケーン!”の叫びは、応援団長のエールのように精一杯の大声を張り上げ、力の限り全身を奮い立たせて羽ばたく雄叫びだったのです。

林を切り開き、大量の土を動かし、山も谷も平にして宅地造成を進め、自然を破壊し彼らの住処を奪った我ら人間への抗議の叫びにも聞こえました。

       *☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*

雉はここだけじゃありません。
ゴルフの練習場の裏の畑や、印旛沼や用・拝水路の堤防の草叢、学校のグラウンドと田圃の境など結構あちこちで見かけます。

ハンターが狩猟期のために自分たちで放鳥していることや、禁猟区が大幅に増えたために自然繁殖でも増えているのだそうです。


農家の農作物に悪さもするらしいのですが、みんな温かく見守っているために、人家の近くにも多く棲みついて出没しているらしいのです。

共存しながら自然を楽しみたいものです。


『緋牡丹』

2010-05-12 13:52:21 | Weblog
今年も牡丹の花がきれいに咲いて、あっと言う間に散りました。

牡丹の花言葉は「王者の風格」「富貴」「恥じらい」「高貴」「壮麗」「誠実」と花言葉事典に載っておりました。

       *☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*

牡丹には「王者の風格」がありますよね・・・
牡丹は百花の王、獅子は百獣の王・・・「唐獅子牡丹」を歌うと自分でも強くなった気分になるから不思議です。
「高倉健」のかっこよさに憧れたものです。

「唐獅子牡丹」(「昭和残侠伝シリーズ」の主題歌)
     ♪義理と人情を 秤にかけりゃ
       義理が重たい 男の世界
        幼なじみの観音様にゃ 
         俺の心はお見通し
       背中で吠えてる唐獅子牡丹~♪ 


でも“緋牡丹”は男性に見立てるよりも、女性の方が似合うようです。
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」とは、飛び切りの美人さんを形容する言葉です。

では、緋牡丹の成長を美しい女性に見立てて眺めてみましょう。

お母さんの後ろにふっついて隠れ、人見知りする幼子のように見えませんか?


花も恥らう年頃の風情ですね・・・


娘十八番茶も出花・・・


花開く大人の女性を感じますよねぇ?


三十路の熟れた年増のようです・・・
「緋牡丹のお竜」を演じた藤純子さんの粋な着物姿のうなじにハッとするような色気と、熟れた女のあでやかさに心躍らされた方も多いのではないでしょうか?


       *☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*

何? 色気より食い気だと・・・?

同じ牡丹でも牡丹鍋の方が好いって?
えっ?お前は牡丹餅(ぼたもち)が好いっての~?

女の色香(いろか)が判らないクソ餓鬼(子供)は相手にしないよっ!






『春爛漫』

2010-05-07 20:07:17 | Weblog
このゴールデンウィークは本当に良く晴れましたよね~

草木萌え出づる春到来、正に春爛漫・・・

       *☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*

スズメはお隣の瓦屋根に巣を作ったようで、軒先の隙間から出たり入ったりしています。
ムクドリは裏のお宅の屋根のてっぺんにある空気抜きの小屋根の下へ、藁や枯れ草を口いっぱいにくわえて運んでいます。

うぐいすも山裾の茂みの中でさえずっています。
キジもカワセミも・・・、ヤマバト、タカも・・・みんなペアです。
春は恋の季節です・・・人目をはばからず交尾を繰り返しています。

ワルポンもこのお休みの間、“セイコウ”に耽っていたのです。
おかげで筋肉痛と節々が痛んで、ブログを書く余裕も気力も無く、公開せずに長期のお休みとなった次第です。

あつ!すみません!
言葉足らずで・・・ 誤解していませんよねっ!
“セイコウ”たって、あなた! オン年を考えてくださいよっ!
晴耕雨読の“晴耕”ですから誤解のないようにっ!

       *☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*

約70坪ある隣の空き地の畑を耕す前に、まず草取りです。
どこからタネが飛んで来たのか野生のポピー、背の高いクローバ、牧草になるアルファルファ、なかなか抜けないタンポポ、地中深く白い根を張るドクダミ、イヌフグリも驚くほど背丈が伸びています。他にもつる草、etc.・・・

いつの間にか逞しく育った雑草を取り除くのに、三日もかかりました。
取った草を積み上げた小山は軽自動車ぐらいの大きさになりました。
でも、一年も経てば、これは良い堆肥になるのです。

ほったらかしの地面は固くて、精一杯高くかざした鍬を力一杯打ち下ろしても跳ね返される始末です。仕方が無いので、剣スコップの肩に右足の土踏まずをかけ、全体重を乗っけて突き刺してから手前に引き起こして土のブロックをひっくり返します。
これを繰り返して、畑にする地面をすべて掘り起こしました。

掘り返した固い土の塊に鍬の頭を打ち付けて、こなごなに打ち砕きます。
小さな椅子に腰掛けて、草や根っこや小石を取り除きます。
両手で土をすくっては、揉み手して土の団粒を擂りつぶします。

畝を作ってから生石灰、堆肥、ケイフン、化学肥料などを鍬で二度三度耕して鋤き込みます。
畝を整えて畑の完成です。

       *☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*

トマト、トーモロコシ、ナス、シシトウを植えました。
キヌサヤやジャガイモは大分順調に成長しています。
ネギやニラは食べごろで、アスパラも出始めました。



長期休みの連休の遠出はリタイヤ組は遠慮して、若い人たちにおまかせし明け渡すべきです。
それでも帰省や行楽地への高速道路はどこも渋滞ばかりです。

負け惜しみじゃなくて、一週間の土いじり三昧は至福の時でもありました。
おかげで顔も手も本物のお百姓並みです。

自然相手はいいなあ~