俺はワルポンだっ!

ちょいワルおやじを卒業したワルポンの斜め下から見た現代社会

『安房の国・寺社巡り』

2017-09-02 20:42:04 | 観光地
今日は台風15号の影響で肌寒い雨空です。

でも、先週の木曜日は今年最高と言っていいほどの暑さでした。
そんな中、安房の国の有名な神社仏閣を訪ね歩きました。

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安房の国と言えば、里見家の姫・伏姫と八房によって結ばれた「八犬士」を中心とする滝沢馬琴によって書かれた長編伝奇小説・「南総里見八犬伝」で知られていますが、今でも史実と物語が混同して現実の観光資源となっている土地柄です。

館山道の富津金谷ICで高速道路を下りて鋸山日本寺へ・・・
正しくは乾坤山日本寺と称し、今から約1300年前の神亀2年(西暦725年)に行基菩薩によって開かれ、初めは法相宗に属し、次いで天台宗、真言宗を経て徳川三代将軍家光公治世の時に曹洞禅宗となって今日に至っています。

段差の大きな石段を上ると、日本一の大きさと言われる大仏さまが鎮座ましましておられます。
総高31.05m、御丈21.3m、大仏さまのお名前は「薬師瑠璃光如来」と称します。


境内の広さは33万㎡もあり、山頂へ向かう参道には千五百羅漢が迎え並んでいますが、この夏日なので、大仏様のお参りだけにさせて頂きました。

平成21年から本堂の建設が始まり全貌が大分見えてきましたが、建物の完成は平成30年夏頃、それから内装工事などもあって落慶式は未定とのことです。


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「崖の観音」で知られる真言宗智山派船形山大福寺にお参りしました。
船形山の崖の中腹にある祠に「十一面観音菩薩」(磨崖仏)が刻まれています。
経年変化による大改修が平成28年7月に完成し、祠の朱色も鮮やかです。


御住職は観音堂の扉の開け閉めのために毎日登っておられるそうですが、小生は夏日に弱いので遥拝で済ませてしまいました。

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次に向かったのが通称「那古(なご)観音」です。
正式には真言宗智山派補陀洛山那古寺といい、銅造の千手観音菩薩立像(国重文)が御本尊として祀られています。


元禄16年(西暦1703年)の大震災で塔堂は全壊、那古山のすぐ下まで迫っていた海岸線は隆起によって後退してしまったそうです。
その後徳川幕府の命によって現在の地に再建されました。

御朱印のご記帳はちょうどお昼休みだったので、仁王門や鐘楼堂、多宝塔、阿弥陀堂など境内を一巡してから記帳の建物へ入りました。
和尚さんから安房国札三十四観音霊場の懇切丁寧な説明を受けましたが、室内は特別にクーラーが利いていてお陰様で噴き出していた汗もすっかり引きました。

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安房国の総社・鶴谷八幡宮にお参りしましたが、お留守で御朱印は頂けませんでした。


駅前のイタメシ屋で遅い昼食を摂りましたが、特筆することはありません。
その前にネットで見た五つ星のイタメシ屋を訪ねたのですがケーキ屋に代替わり、電話をかけてみましたが、“おかけになった電話は現在使われていません”のアナウンスが・・・

以前にお邪魔した館山湾内のレストランも、寿司店も、魚介の焼き物店もお薦めできるような星は付きません。

観光地・館山も商売はなかなか大変のようですな。
どなたかお薦めのお店ご存じないですか?

8月31日作成