八甲田の紅葉が真っ盛り、10月8日、台風18号は過ぎ去り「台風一過は撮影日和」ということでカメラ大好きの先輩に誘われ、昨夜遅くに白馬から帰ったばかりなのに、青森行きの新幹線“はやぶさ1号”に乗って七戸十和田へ行きました。
駅レンタカーでSカーを借り、秋晴れの青空の下、八甲田山を目指して順調に出発しました。
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酸ケ湯温泉の駐車場に車を止め、そこからバスでロープウェー乗り場まで行くことにしていたのですが、ところが酸ケ湯に着いた途端、それまで良く晴れていたのに突然の激しい雨、風も吹き出し霧も濃くなって、まったくの荒天・嵐になってしまったのです。
“山の天気は判らない”、突然の変化は当たり前、引き返す勇気を、無理はしないが鉄則・・・
危機管理には昔から徹底している性格です。心配性の小心者と云う人もいますけど・・・
まあ、ということで八甲田山は翌日回しにし、奥入瀬・十和田湖に行き先を変更しました。
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奥入瀬入口まで下りると、雨は時折ぱらつく程度でほとんど止みました。
平日で、しかも紅葉にはちと早いこともあって道は空いていました。
奥入瀬は川と道路が隣り合っているので路上駐車しながら、いいとこ撮りのらくちん撮影で行くことにしました。
昔、鬼神のお松という美人の盗賊が棲んでいたと云われる「石ケ戸」です。
「ケ戸」とはこの地方で小屋を云うそうで、岩屋の意味だそうです。
蛇足ですが、七戸、八戸の“戸”は、奥州藤原氏が軍馬の産地として一戸から九戸までの地域に分けて、それぞれを管理した“城”の意だそうです。
奥入瀬では、このような渓流が至る所で見られます。紅葉が進んだら綺麗だろうな・・・
目の高さほどの杭の頭に小さなナメコが・・・
「雲井ノ滝」です。
こんなところにも3人組のニイハオ娘がしゃべちょくって写真を撮り合い、ベストポジションからなかなか動きません。
下手な写真ですみません。いい訳ですが、という理由です。
奥入瀬本流にかかる「銚子大滝」です。
十和田湖を“とっくり”に見立て、ちょうど注ぎ口になるのがこの滝で“銚子”の名が付いたと云う。垂直に切り立っているので魚が上れず、「魚止めの滝」とも呼ばれています。
十和田湖に着きました。
まずは、あの有名な「乙女の像」に会わねば・・・ 高村光太郎作の・・・
えっ! オ・ト・メ ?!・・・ さすが馬産地! 軍馬も農耕馬も顔負けの逞しさです!
智恵子があまりに繊細だったので、寒立馬(かんだちめ)のような屈強な女性に憧れたのでしょうか?
帰りに奥入瀬口からちょっと入った「蔦池」に行ってみました。
でも、紅葉にはやはりちょっと早かったです。
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十和田市内のホテルへ・・・
タオルなどの入浴セットを借り、只券をもらって、歩いてすぐの温泉へ行きました。
よく温まる、いい風呂でした。
夕食は中華フルコース2600円也、リーズナブルで美味しかった。
控えめの酒で、明日に備えて寝ました。
なんたって、昨日は八方尾根に登って、300km運転して、4時間しか寝てなかったんですよ。 ・・・むにゃむにゃ、ぐっすり・・・