俺はワルポンだっ!

ちょいワルおやじを卒業したワルポンの斜め下から見た現代社会

干し柿』

2014-10-31 10:48:36 | 写真
いつの間にかカレンダーも後2枚になってしまい、朝晩などめっきり寒くなって暖房の欲しい季節となりました。

田舎から“庄内柿”がどっさり届いたので、干し柿を作ることにしました。
柿の皮むきは大変でしたが頑張って220個ほど剝き、カビの発生を防ぐため焼酎にくぐらせ、柿のへたのT字に切った枝を、1.6mに切り揃えたビニール製の縄に差しこんで両端を結んで輪を作り、朝から晩(夕方)まで良く日の当たる軒先に吊るしました。


一週間ほど経ってから良くもんで形を整え、更に一週間から10日ほど干しておけば、白い粉を吹いた美味しい干し柿が出来上がります。

湿度の低い晴れの日が続けば良い干し柿が出来るはずです。
尤も、これだけは運を天に任せるしかありませんけど・・・


『古希の祝いⅡ』

2014-10-30 13:12:44 | 観光地
26日、26日と筑波山へ一泊で行って来ました。

と云うのは、小中学校の同級会が9月に田舎であって古希の神社参りをしたのですが、今回は同じ小中学校の関東在住の同級生が筑波神社で古希のお祓いを頂いたのです。
云ってみれば、古希を祝う会の“はしご”をしたのです。
高校のは8月のお盆の時にありましたが、欠席したのでトリプルにはなりませんでした。

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我々は昭和19年、20年の生まれです。

産めよ増やせよの戦前戦中に比べ、戦争末期生まれは本当に少なく、団塊の世代の22~24年生まれと比べると半分ぐらいの生徒数でした。
終戦後の物の無い、食べるものもにも事欠く時代を生き延びて来た仲間なのです。

春には山菜を、夏は川魚、秋は木の実やきのこ、晩秋には川ガニ、冬には野ウサギやキジ、ヤマドリを、食料として、おかずや腹の足しに争ってとったものです。
それらは遊びであると同時に、空腹を満たすための仕事(狩猟)でもあったのですから、遊び仲間であると同時にライバルでもありました。

ものごころ付いた頃から今日まで過ごして来た、いわゆる竹馬の友なのです。

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筑波神社でお祓いを受けました。


物知りの仲間が、お社の脇に植えてあった “つくばね”の実を見つけ、羽子板のはねつきの原型だったと教えてくれました。
スギ、ツガ、モミなどの針葉樹に寄生する反寄生落葉低木でビャクダン科の植物です。


境内では例のガマの油売りの口上実演に人だかりが出来ていました。


宿では下界を見下ろしながら、良く温まる温泉に浸った後、盛大に宴会をやって古希を祝いました。
朝起きると、下界は霧の中です。
でも、出立し、下に下りた頃には晴天の日本晴れ。

牛久大仏に寄りました。
正式には浄土真宗東本願寺派本山東本願寺「牛久大仏」と云うとのこと。
背丈100m、青銅製大仏としては世界最大でギネスブックにも登録されています。
胎内に入り一周すると、あたかもあの世へ行って来たかのような感覚になりました。


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帰り際に「阿見アウトレット」に立ち寄りました。

ここからも横向きの牛久大仏が手招きするように間近に見えました。
いや、あの世へ行くのは、まだ早い。

中華料理店で、たらふく食べて帰途に着きました。


『朝の散歩道』

2014-10-22 15:56:52 | 写真
天気の良い日は足腰がこれ以上衰えないように朝の散歩をするようにしています。

おかげで、山へ登って風景写真を撮ったり、東京に出て地下鉄の階段も、一日一万歩程度だったら、へっちゃらで苦になりません。

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此間の朝、散歩道でどのぐらいの草花に出会えるか写真を撮ってみました。
「秋の七草」と云えば、ハギ、ススキ、キキョウ、ナデシコ、クズ、フジバカマ、オミナエシですが、キキョウ、ナデシコは、すでに終わってしまいました。

オミナエシはこの辺りではあまり見かけません。
クズは山道や貯水池の土手に沢山生えているのですが撮り忘れてしまいました。
というより秋の七草の一つと云う事を失念していましたので撮らなかったのです。

丈夫で元気で長持ちなのは、フジバカマです。


というのは近所の奥さんに分けて頂いて小さな庭に植えたのですが、勢力が強くて支配面積をどんどん広げ、隣のホトトギスが追いやられているのです。


ほとんどが緑色の小さな丸い実になってしまったハギですが、まだ元気に咲いている株もありました。


ススキも種がほとんど飛んでしまい枯れススキになってしまいしたが、中には奥手のもいました。


親戚筋のヨシは、これからのようです。


外来種のセイタカアワダチソウは余りに蔓延って嫌われ者になったために、みんなで駆除してきたからか、この頃はひと頃の勢力は有りません。
少数派でいる彼らは、見方によっては一際目立ってきれいに見えるのはなぜでしょう?


公園の斜面のツツジが沢山咲いていました。いわゆる狂い咲きですね。


ギクッ!何の実ですか? 校門の脇に植えられた薔薇の実です。


目を引く美しさのムラサキシキブです。いえ、正確にはコムラサキかもしれません。


ラズベリーが実りました。
ミキサーにかけ、フルイでこして種を取り、砂糖、ブランデーなどを加えてジャムを作っています。
毎年のことですが、春の方が沢山採れます。


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去年はブナの実が豊作だったそうで、クマ君もあまり暴れなかったようですが、今年はどうでしょう?

学校のイチョウの枝には沢山の実が付いていました。


暖房きかした寒い夜、炒った銀杏に塩振って、それをつまみに飲むビールは旨いですよね! 
堪りませんっ。



『八甲田山』

2014-10-13 15:44:07 | 観光地
朝6時起床、素晴らしい天気,ぐっすり寝て体調も万全です。

ホテルの部屋のベッド脇の狭い空間でテレビのラジオ?体操をやりました。
勤めてた頃は毎日朝礼の前にやってたけど、4年前のリタイヤ後は初めてかな。
第一体操を終えて、ストレッチ体操で体を思いっきり捻ったら、右腰が“ギクッ”、ぎっくり腰の前兆では・・・
第二体操は止めにました。

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7時半にホテルを出発。
酸ケ湯温泉の駐車場に車を止め、そこからバスでロープウェー乗り場まで行く計画でしたが、直接ロープウェーの駐車場へ行くことにしてカーナビをセット、そしたら昨日とは逆の左回りのコースで八甲田山の中腹を周りました。


八甲田ロープウェー「山麓駅」・標高670mからは101人乗りのゴンドラに乗りました。
山麓は紅葉が真っ盛り、遠くの白く見えるのが青森市街でその上がむつ湾です。
手前の青森トドマツは厳冬期には樹氷になるという。
「山頂公園駅」・標高1320mには程なく10分ほどで着きました。


田茂萢岳(たもやちだけ)・標高1324m一帯は田茂萢湿原と呼ばれ、沢山の池塘(ちとう)が点在、高山植物の宝庫です。
池のほとりの草紅葉の中で星鴉・ホシガラスがしきりと餌を漁っていました。


紅葉が楽しみな“毛無パラダイスライン”と名付けられたコースを酸ケ湯温泉まで下ります。
でもこれがコースの名前に反して、昨日の荒天が想像つくようなぬかるんだ泥んこの急坂山道の連続。
やっとこさ下ると、再び大湿原が現れました。「上毛無岱(かみけむたい)」です。
大岳・1585mです。


更に山道を下ったり横道を上ったりして「下毛無岱」が見えてきました。




綺麗な秋模様は楽しんだのですが、疲労も増して腰痛をかばって急坂を下りたためか左膝も痛み出したので、カメラをバックに仕舞い込んで、ひたすら石だらけの泥んこ急坂を下りました。
やっと酸ケ湯温泉が見えてきて、ホッとしました。


先輩が風呂に入っている間に、ほとんど無いに等しいタクシーをやっとこつかまえ、置いてきた車を取りにロープウェー乗り場に行きました。
秋の日差しを浴びた八甲田が山登り(ほとんどが下りですが)の疲れを癒してくれました。


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足腰が痛くても写真は撮れます。
車を路上駐車して撮った「いいとこ撮りのらくちん撮影」の何枚かをお見せしましょう。

地獄沼の紅葉


睡蓮池からの八甲田


草原の秋の夕暮れ


新幹線に乗って弁当を食べ、缶ビールを飲んで、一寝入りして無事に帰り着きました。

『奥入瀬・十和田湖』

2014-10-12 17:25:13 | 観光地
八甲田の紅葉が真っ盛り、10月8日、台風18号は過ぎ去り「台風一過は撮影日和」ということでカメラ大好きの先輩に誘われ、昨夜遅くに白馬から帰ったばかりなのに、青森行きの新幹線“はやぶさ1号”に乗って七戸十和田へ行きました。

駅レンタカーでSカーを借り、秋晴れの青空の下、八甲田山を目指して順調に出発しました。

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酸ケ湯温泉の駐車場に車を止め、そこからバスでロープウェー乗り場まで行くことにしていたのですが、ところが酸ケ湯に着いた途端、それまで良く晴れていたのに突然の激しい雨、風も吹き出し霧も濃くなって、まったくの荒天・嵐になってしまったのです。

“山の天気は判らない”、突然の変化は当たり前、引き返す勇気を、無理はしないが鉄則・・・
危機管理には昔から徹底している性格です。心配性の小心者と云う人もいますけど・・・
まあ、ということで八甲田山は翌日回しにし、奥入瀬・十和田湖に行き先を変更しました。

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奥入瀬入口まで下りると、雨は時折ぱらつく程度でほとんど止みました。
平日で、しかも紅葉にはちと早いこともあって道は空いていました。
奥入瀬は川と道路が隣り合っているので路上駐車しながら、いいとこ撮りのらくちん撮影で行くことにしました。

昔、鬼神のお松という美人の盗賊が棲んでいたと云われる「石ケ戸」です。
「ケ戸」とはこの地方で小屋を云うそうで、岩屋の意味だそうです。
蛇足ですが、七戸、八戸の“戸”は、奥州藤原氏が軍馬の産地として一戸から九戸までの地域に分けて、それぞれを管理した“城”の意だそうです。


奥入瀬では、このような渓流が至る所で見られます。紅葉が進んだら綺麗だろうな・・・


目の高さほどの杭の頭に小さなナメコが・・・


「雲井ノ滝」です。
こんなところにも3人組のニイハオ娘がしゃべちょくって写真を撮り合い、ベストポジションからなかなか動きません。
下手な写真ですみません。いい訳ですが、という理由です。


奥入瀬本流にかかる「銚子大滝」です。
十和田湖を“とっくり”に見立て、ちょうど注ぎ口になるのがこの滝で“銚子”の名が付いたと云う。垂直に切り立っているので魚が上れず、「魚止めの滝」とも呼ばれています。


十和田湖に着きました。
まずは、あの有名な「乙女の像」に会わねば・・・ 高村光太郎作の・・・
えっ! オ・ト・メ ?!・・・ さすが馬産地! 軍馬も農耕馬も顔負けの逞しさです!
智恵子があまりに繊細だったので、寒立馬(かんだちめ)のような屈強な女性に憧れたのでしょうか?


帰りに奥入瀬口からちょっと入った「蔦池」に行ってみました。
でも、紅葉にはやはりちょっと早かったです。


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十和田市内のホテルへ・・・
タオルなどの入浴セットを借り、只券をもらって、歩いてすぐの温泉へ行きました。
よく温まる、いい風呂でした。

夕食は中華フルコース2600円也、リーズナブルで美味しかった。
控えめの酒で、明日に備えて寝ました。

なんたって、昨日は八方尾根に登って、300km運転して、4時間しか寝てなかったんですよ。 ・・・むにゃむにゃ、ぐっすり・・・

『八方尾根』

2014-10-11 13:19:14 | 観光地
浜松に上陸した台風18号が東北の東海上に走り抜けた10月7日は、北アルプスの白馬も正に台風一過で、さわやかな秋晴れとなりました。

風も無く青空が広がる八方尾根に登ることにしました。

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白馬ジャンプ競技場の前に立つと、1998長野オリンピック・スキージャンプ・ラージヒル団体・金メダルに沸いたあの感動が昨日のことのようです。


その近くに八方ゴンドラリフト・八方駅・標高770mがあります。
八方アルペンラインのリフトを更に2機乗り継いで八方池山荘・標高1830mまで20分(乗っている時間)ほどで一気に登ります。

澄み切った秋晴れで、妙高や戸隠、北アルプスの山々も一望の下(もと)です。


大小の岩がごろごろの山道をやっとこさ登ると、更に急峻なところは木道の階段が整備されていましたので、何度も休みながら、なんとか登りきることが出来ました。
1時間半ほどで八方池・標高2060mに着きました。(八方池の向こうが唐松岳です)


コンビニおにぎりの昼食後、八方尾根の第三ケルン・標高2080mまで登り、残雪の残る白馬岳を左後方に見ながら、ダケカンバの黄葉に別れを告げて下山しました。


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八方尾根は北アルプスの北に位置し、白馬連峰の唐松岳から四方八方に尾根が延びていることから“八方尾根”と名付けられたそうです。

久々の山登りで気分すっきりですが、身体の方は疲れました。
でも、これから400kmほど運転して帰らねばなりません。
安全運転に気をつけて・・・

『中島台獅子ケ鼻湿原』

2014-10-04 16:28:54 | 観光地
鳥海山の中腹にある「中島台獅子ケ鼻湿原」へ行って来ました。
秋田県にかほ市の象潟から車で約20分ほど上ると、国指定天然記念物となっている26haに渡る広さの湿原湧水群が見られます。

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大型バスも入る大きな登り口の駐車場に車を止め、ブナの林が連なる木道を30分ほど歩くと、この森の主である「あがりこ大王」に会うことが出来ます。

全国の数ある巨樹巨木の中から「森の巨人たち百選」にも選定されていて、幹回りは7.62mもある日本一の奇形ブナなのです。
「あがりこ大王」とは幹の上がったところから子枝分かれしている形から名づけられたそうです。


他にも「燭台」と名付けられたブナや


ダンサーが揃って踊っているようなブナもありました。


巨木に生えた大きな傘のブナシメジです。本当の天然ブナシメジです。
美味しそうです?


びっくりするぐらい精緻な文様の古木が風雪や嵐に磨きだされて横たわっていました。


ハンデルソロイゴケとヒラウロコゴケが絡み合って球体状になったという俗称「鳥海マリモ」です。
贔屓目に見ても球状には見えませんけど・・・


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万年雪とブナが蓄えた水が恐ろしい量の伏流水となって滝のように湧き出ています。


ブナの幹に耳を当てると、その体内を流れる水の音が聞こえます。

一周2時間のハイキングコースです。
自然の大きさに触れた一日となりました。