俺はワルポンだっ!

ちょいワルおやじを卒業したワルポンの斜め下から見た現代社会

『読者の皆様へ年末のご挨拶』

2007-12-30 11:45:34 | Weblog
年の瀬も押し迫り、年越しの準備に忙しい。
時の流れは速いもので、めまぐるしく文明がどんどん変化してゆく。

映画「ALWAYS 三丁目の夕日」の時代設定は昭和33年で、東京タワーの完成した年である。翌年は皇太子(今上天皇)のご成婚。
映画に出てくる時代を表す「もの」に懐かしさと人情の暖かさ、切ない思い出が、当時にタイムスリップして心を突かれて涙があふれ出るのを止められませんでした。

生まれ育った田舎を離れ東京への集団就職列車、10円玉持って通った駄菓子屋、いっぱい飲み屋のすぐ怒鳴るオヤジさん、やってきたテレビに黒山の人だかり、吉葉山・鏡里・千代の山・栃錦の四横綱、空手チョップの力道山、オート三輪自動車は「マツダ」か「くろがね」か。

今のように金さえあれば何でも手に入るというような時代ではありませんでしたが、血のかよった温かな人のつながりがあり、未来に向かって「夢と希望」が胸いっぱいに溢れておりました。

☆       ☆       ☆       ☆

先ごろ、京浜東北線の電車に久々に乗ったら、「くらしの友 儀典センター」の吊広告がありました。そこには
「新しいテレビ塔に夢を見たあなた達がこれからの高齢者です」
「もっともっと熱く生きて下さい」
「私たちは心に熱い葬儀をお届けします」
とありました。

暖かく励まされているのか、それとも「そろそろ順番が来てますよ」と言われているのか?
還暦をとっくに過ぎたワルポンにとっては、甚だおもしろくない文言ではありませんか。

☆       ☆       ☆       ☆

今年ももうすぐ終りです。ご愛読頂きまして、本当にありがとうございました。

温かい心の通った人間らしい世の中の年が来ることを祈りつつ・・・
新しい年こそ皆様にとりまして、よりよい年でありますように!

                           ワルポン 中野 忠


『親分子分、先輩後輩』

2007-12-27 23:32:52 | Weblog
上司と部下、先輩と後輩、年上と年下、主人と使用人、上官と下士官、親分と子分などの上下関係などの長幼の序を重んじるということは、永いこと善しにつけ悪しきにつけ日本の風土であり、文化でありました。しかしながら、封建的であるとその開放を余儀なくされて来ました。

☆       ☆       ☆       ☆

とある地方都市で、その地の任侠の親分が逝去され、その通夜と葬儀に出くわしたことがあります。
通夜では、会場のセレモニーホールには数え切れない花輪が立ち並び、100台を超す駐車場は黒塗りの車で埋め尽くされ、会場前の通りには延々と黒い車が連なったのでありました。

通りを挟んだホテルはワルポンの常宿にしており、その日も投宿したのですが、その日は親分の通夜でございましたので、黒服の一見その筋と思われる宿泊者がロビーに溢れておりました。
缶ビールを抱えて早々に自分の部屋に入り、朝まで部屋から出ませんでした。

翌朝、朝食をとるべくいつものバイキングのあるレストランに行くと、彼らオンリーの張り紙があり、一般客は一階のホールで幕の内弁当の朝食でした。

所要を済ませた後、帰京のため空港に行くと、50人ぐらいの黒衣装の方々と出発の待合ホールで一緒になりました。

ところが、その日はあいにくと荒天で羽田からの飛行機が落雷を受けたということで、空港では飛行機の鼻先の黒い部分を、横にドア開きに開けて、なにやら多くの人が話し込んだり右往左往しておりました。

しばらく経ってから、「飛行機が落雷を受けて避雷針の部品が損傷したために、出発できない」とのアナウンスが流れました。「修理終り次第、出発する」という。

しばらくすると、又、アナウンスがあり、「修理できないので、次の羽田からの便で損傷部品の代替をを持ってくるのでお待ち下さい」だと。
それまで2時間以上もあるけれど、乗客たちは待つしかないのです。

黒服たちは自由奔放である。
・おう!みんな見てみろ!飛行機の鼻開いて鼻くそ取ってもらっているゾ!
・幼児が持っていたチョロキュウのようなおもちゃで、その子供と遊び出す。母親 は気が気でなくてうろちょろ
・あんぱん10個も買って仲間で頬張る
・親分風のかなりの年配者は腕を組み、じっとイスに座っている
・イスに居座って後方の仲間と後ろ向きになって話し込む。
一般客より時間のつぶし方がうまい。

ワルポンはトイレに立った。
トイレには痩せ型の老人が一人用をたしていた。前立腺肥大かワルポンの方が早く終わって手を洗いトイレの外に出ようとしたら、入り口で腰を90度に折り白いハンカチを頭上にささげ持った姿勢で、「理事長!どうぞ!」と若いのが・・・。

ワルポンすぐに気がづいて、「俺じゃねえだろう!」と云うと、若いのは直立不動のキオツケの姿勢で「たいへん失礼いたしました!」
仁義と社会性が彼らにはあると思いました。

そうこうするうちに、「雷雲が飛行航路から去ったので、避雷針無しで出発する」旨のアナウンスが流れ出発・・・、多少不安ではありましたが無事羽田空港に着陸することができました。

☆       ☆       ☆       ☆


年末のお得意先のあいさつ回りに後輩のH君と出かけました。
一軒目のお客のビルはかなり古いビルで自動ドアではありません。「H君、ドア開けて!」と言うと、きょとんとしていました。もう一度云うと「はいっ!」と云って開けてくれました。出る時も先にたって、開けてくれました。
次のお得意先からは率先してドアを開けて、「どうぞ」と言ってくれました。

先輩と行動する時は当然後輩がドアを開けるものと、彼は感じたと思います。
でも、「何を先輩ズラして威張っているんか!」と内心は憤慨していたかも・・・。


ワルポンはこの時期、静電気が異常に走り、そのショックに、からきし弱いんです。その日は静電気除去の秘密兵器を忘れてきたので、ドアの開閉を御願いしたのです。

他意はありません、あしからず・・・。

『南房総路』

2007-12-24 22:32:01 | Weblog
朝、遅く起きると雨上がりのすばらしいよい天気です。

今日こそいい写真を撮るチャンスだとばかりに、専属の飛び切り美人のいつものモデルを誘った。
館山高速道路が7月に全面開通してから、まだ、通ったことがなかったので、海を見るためにドライブすることにした。

近所のTSUTAYAに寄って、ポジフィルムを求めようとしたが、置いてないと云う。カメラのキタムラのレンタル部門だというのに置いてない。隣のコンビニにも寄ったが置いていない。しょうがない、観光地に行けば置いてあるだろうと、そのまま高速へ。

風は少し強いけれど青い空に小さな白い雲が流れ、羽田に下りる飛行機がぐんぐん高度を下げて飛んでいる。高速道は車の通行量も少なく快走、気分は最高に開放的だ。
1時間も走ると、もう鋸山が目の前に。あっと云う間に鋸山の山腹にもぐりこんだ。

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お昼も回り、お腹が空いたということで、保田ICで高速を下りて館山方向に5分ぐらい走り、以前何度か立ち寄った保田漁港にある「番屋」へ車を止めた。

「番屋」は鋸南町保田漁業協同組合が運営している食堂で、当時はひなびた漁港の番屋そのものの風情のある建物で、取れたての魚料理が美味しくて大評判、大繁盛でした。
今では3棟に建て替えられ、昔の5倍くらいの広さの建物となっていましたが、それでも順番待ちが出るほどの大はやりでした。

案内された席に着くと、うちのモデルの隣に,ハリウッド映画から今抜け出してきたような金髪の色白美人が鎮座ましましておられるではありませんか! ハッ!
急いで勘定場に行ってフィルムを置いているかと聞くと「無い」という。

しかたなく席に戻ってくると、くだんの主演女優はちょうど立ち上がってお帰りのご様子、ワルポンに向かってにっこりほほ笑んで手を上げて、鶯が鳴くような透きとおる声で「チャオ!」と言って立ち去りました。
目の前のうちのモデルがいることも念頭に無く、しばらくボーッと突っ立て、後姿を見送っていたのです。
見事にシャッターチャンスを逃したのであります。

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さわらの味噌漬け、ホウボウの煮付け、小あじの南蛮漬け、イカのかき揚げ、野菜サラダを各1品づつと、夫々につみれ汁とご飯、漬物を頼んで待つこと5分、次々と運ばれ、テーブルが溢れんばかりとなった。
さわらは30cmくらい、ホウボウは20cmくらいのが2尾、小あじは小あじじゃなくて中あじ6尾、かき揚げは手のひらサイズが4枚、サラダは大きめの西洋皿に山盛り。
どれもボリュームいっぱいでとても食べきれる量じゃない。

テーブルには「当店の料理は量が多いので、食べきれない場合はお持ち帰りできます。容器1ケ10円」とありました。
当然、3パックの持ち帰り、夕食に回しました。

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鴨川から勝浦にかけての太平洋の岩場を撮るべく長狭街道を鴨川へ。
フィルムを求めなければ、カメラ店は何処だと探すが見つからない。鴨川駅前の観光案内所でカメラ店を聞き、街の中ほどの店へ入った。
早速、ポジフィルムを注文すると店主はうれしそうに「鴨川ではうちしか置いて無いよ。今日はいい天気だから撮影日和ですね」と云って送り出してくれた。
・・・やはりデジカメの時代かなあ・・・。

勝浦の手前の海岸で傾きかけた太陽が大海原に反射して、海いっぱいにダイヤモンドをちりばめたようにきらきら輝いていました。
専属モデルを海辺に立たせて何枚かのシャッターをきった。

モデルはご機嫌で目いっぱいの決めポーズをとってくれたのだが・・・。


逆光で太目のシェルエットしか写ってないんだ・・・。

後がコワい。

『善い人』

2007-12-22 21:47:44 | Weblog
暮れも押しせまり、残すところ十日足らずとなってしまいました。
(財)日本漢字能力検定協会が募集していた世相を漢字1字で表わす「今年の漢字」は“偽”に決まり、清水寺の貫主が縦1.5m、横1.3mの巨大な和紙に揮毫。

不二家、ミートホープ、石屋製菓、ミスタードーナッツ、L&G、コムスン、パロマ、朝青龍、赤福、守屋事務次官、吉兆、マクドナルド、神世界・・・、枚挙にいとまがありません。

この世には善人と悪人がいます。

“偽”のうそつき経営者も、詐欺師、ペテン師、泥棒、追い剥ぎ、強盗、殺人、贈収賄、談合、手抜き、ごまかし、いじわる、脱税・・・は悪人の範疇に分類されて当然です。

善人には、社会に多大に貢献されていることを誰もが認める方々だけでなく、日頃から陰日なたなく暮らす多くの庶民もまた善人に属すると思います。

ところで善人の中に、人が善いというか少し変わった方がおられますけれど、この方たちも社会の潤滑油として無くてはならない方であり、善人であります。

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ワルポンのブログのファンの方から高級なボールペンを頂戴しまして、メールを頂きました。
「(前文略・・・) あのペン、愛用していただいていますか?ワルポンさんを思い浮かべて執筆活動のますますのご活躍を願って選んだのですが、手書きじゃないじゃない・・・ うっかり八兵衛でスミマセン 」

確かにブログはパソコンですからペンは使いません。

でも、エッセイを作成するには、新聞・テレビ・週刊誌・・・、他人の提供してくれたネタ(話・言葉・行動・メール・・・)に、自分で見たこと・感じたこと・思いついたこと・・・を加えて並べて文章にする、まあ言ってみればある意味でパクリですが、良く言えば取材したものを加工しているだけですけれども、それらをメモる時にはペンは無くてはならないものなので、ありがたく使わさせて頂いております。
うっかりさんは、ちょいとかんちがいのおっちょこちょいでもありますねえ。

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うっかり者は概してのんびり屋ですよね。おっちょこちょいは落ち着きが無くて騒がしい。

昭和20年代の後半か30年代に、花菱アチャコと浪速千恵子が夫婦役の「お父さんはお人好し」というラジオ番組がNHKから放送されておりましたが、夜8時になるとラジオの前にしがみついて、みんな集まって腹を抱えて大笑いのお茶の時間でありました。
「無茶苦茶でごじゃりますがな」は小学校での当時の流行語にもなりました。

うっかり八兵衛は水戸黄門漫遊記で高橋元太郎が演じていますが、いつも腹を減らした大食漢で、ドジで間抜けでおっちょこちょいです。でも、水戸黄門世直し旅チームの潤滑油的な脇役でありながら、主役以上に無くてはならない人です。

山形県出身の芸能人には伴淳三郎、成田三樹夫、ケーシー高峰、あき竹城、ウド鈴木・・・がおられますが、人情味が深く、どこか人なつっこさがあり、ちょっとおっちょこちょい的なところのある方が多く、心をなぐさめてくれます。

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サザエさん、おそまつくん、さくらももこちゃん、クレヨンしんちゃん・・・。

先頭に立って号令をかけ、周りを引っ張るやり手と云われる人だけでは世の中は成り立ちません。競争社会における人間同士のギスギスした関係のクッションになり潤滑油になる人たちも必要なのです。

グローバルスタンダードを受け入れた最近の日本の、強いものが生き残る、強いものが全てだという自由競争社会は少し変です。

あったかいぬくもりのある人たちは世の中を明るく幸せにしてくれる善い人たちです。

迎えくる新しい年の「今年の漢字」は是非とも“善”となりますように・・・!

『本当に必要な優先席は?』

2007-12-15 22:53:46 | Weblog
世の中には弱者へのいろいろの愛の手が配慮されていますし、その多くは本当に必要なものであると思います。

が、しかし、中には本当に必要なのかな?と思うような、又は付け足したような優先配慮では?と首をかしげるような優先処遇もあります。

ANAの飛行出発の時間が来ると、「3歳未満のお子様連れのお客様、現在妊娠中のお客様、お体の不自由な方でお手伝いの必要な客様、ご高齢のお客様」続いて、「スターアライアンスゴールドメンバー、スーパーシートプレミアム利用のお客様」が優先搭乗できるアナウンスがあります。
前者の方々が優先搭乗するのは良く理解できるのですが、後者は本当に必要なのでしょうか、大方が前方席に乗られる方なのですから、一番後でも良いのではないかと思います。

JR東日本の新幹線では全車両が禁煙車となりましたが、西日本は喫煙車両がまだあります。何故なの?
ワルポンは10年前にタバコを止めましたけれど、吸う人の気持ちは判らないでもありません。
でも、タバコの箱にも体に悪いと明記されていますし、周りにいる人の間接喫煙も体に悪いと、あれだけ言われて久しいのですから、喫煙者を優遇すべきではありません。国内如何なる所でも吸ってはいけないと法律で定めるべきです。麻薬のように。

グリーン車、指定席、喫煙待合室、ホームの喫煙コーナー、会社の喫煙室、優待券、招待券、ゴールドカード、VIPルーム、チップ製トイレ、裏口入学・入社・・・などなど。
優先待遇は本当に必要ですか?

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女性専用車・Women Onnly 「平日の7時30分から9時00分に○○駅を発車する上り電車で最後尾の車両は女性専用車両となります。○○線内では9時00分をもって、女性専用車を終了致します。お客様のご理解とご協力を御願いいたします」の毎日。

急いでいたのでヒョイと乗ったら、間違ってラッシュアワーの女性専用車に乗ったことがあります。
当然のことながら、男性はワルポンただ一人なもので、何か気まずい思いで身を縮めて、目だけ落ち着かなくキョロキョロ動かして、じっと耐えて乗っていました。
それでもジジイのせいか、みんな無視して一瞥もくれず無関心をよそおって冷ややかな雰囲気。もう、間違っても二度と乗ってやるもんかと思いましたよ。

バッグを腕に差し込んで、日経新聞の一面を両手で持って読んでいる多分キャリヤウーマンも居られたし、体が触れ合うどころか、かなり空いていたんですよ、女性専用車は。
一両前の車両は女性と男性が混乗りで身動きできないほど混雑していましたけど・・・。

ほんの一部のヒステリックな男性アレルギーの女性のために、本当に女性専用車両は必要なのでしょうかねぇ?


じゃあ、女嫌いの男のために男性専用車も作ってよ!
ジジイ専用車も作ってよ!
車内で騒ぎまわるクソガキ専用車、音漏れヤングの専用車、携帯ピコピコ専用車、おしゃべりオバサン専用車、鼻曲がり香水プンプン専用車、酔っ払い隔離専用車、痴漢専用車、暴力専用車・・・エトセトラ。   作ってよ!



『トンチンカンな相槌』

2007-12-07 22:20:59 | Weblog
ワルポンの小さい頃は、「寄り合い」があると、必ずと云ってよいほど酒が出て、爺さん婆さん父さん母さんが入り乱れて、順番に手拍子で民謡が始まるものでした。今で言うカラオケ大会のようなものでした。

唄は夜更けまで延々と続き、会のお開きは三々五々の流れ解散でした。最後まで残っているのはいつも決まった爺さんで、ベロベロに酔っ払って酒臭い息を吐いて、同じ話を何回も何回も繰り返し聞かされるので、相槌も打たずに、いい加減に聞き流していると怒り出す始末、いつも嫌になって、「お酒の燗をつけて来る」とかいって逃げ出したものです。その上、我々子供が送っていく羽目になるのです。

東北は「民謡の宝庫」だとよく言われます。
津軽じょんがら節、南部牛追唄、ドンパン節、真室川音頭、さんさ時雨、会津磐梯山などは、その頃聞いて、自然と覚えてしまった民謡です。

秋田音頭は中でも、その軽快な調子とタイミングの良い合いの手が耳について離れません。
(ヤアートセー)
こりゃ 秋田音頭です
こりゃ 秋田名物 八森はたはた 男鹿で男鹿ぶりこ 
(アーソレソレ)
能代春慶 桧山納豆 大館曲げわっぱ 
(ハイ キタカサッサー ヨイサッサ ヨイナー)

       ☆      ☆      ☆      ☆

人と人が会話する時も相槌を打って聞くと、話す方も話にのりやすく、弁舌もつられてさわやかに滑らかになります。
相槌と言っても、黙ってうなずく場合もあれば、「ハア」とか「ハイ」とか、「ウンウン」、「エェ」、「ソレデ」、「ナルホド」の合いの手を入れる時もあります。

けっして話を取ってはいけません。聞き上手と云われる人は適度の間隔を持った相槌を打てることだと言われています。早口の人ゆったり話す人、センテンスの長い人短い人、小さい声の人大声の人・・・など、人によって異なります。

内緒話、叱責を受けている時、褒められている時、教えを受けている時、昔話や自慢話を聞かせられている時、困りごと相談を聞く時・・・など話の内容によっても違います。
一対一の時、一対複数人の時・・・など場面でも違うと思います。

小泉さんの演説を聞いて、いちいちうなずくご婦人もいれば、「ソーダソーダ」、「ドーカン」とか大声を張り上げる男性もいます。
電車でも、まるで自分の家ででも話してるような会話と相槌過剰なオバサンも多いですねェ。
そんなのの隣の席になったら、うるさくて堪りません。

      ☆      ☆      ☆      ☆

相槌を辞書で引くと、〔①刀を鍛える時などに打ち合わせるつち、②人の話に調子を合わせること〕とありました。鍛冶屋が「トンテンカン トンテンカン」とリズミカルに調子を合わせて刀を打つことによって名刀が生まれるそうです。「トンチンカン トンチンカン」と云うのも鍛冶屋の槌音とのことで、これでは名刀は生まれないようです。

秋田音頭的な相槌を打つ人が時としておりますが、漫才じゃないんだから・・・。 それでは話し相手を怒らせてしまいます。聞き上手とはいえません。

会話での微妙なさりげない相槌を打つ「間」の取り方の難しさ・・・。

くれぐれもトンチンカンな相槌を打たないように・・・!

『抱っこする/許せません!』

2007-12-01 13:20:06 | Weblog
ウサギをつかまえる時は両の耳を持ちます。
決してお腹など抱えてはいけません。後ろ足の爪で、思いっきり引っかかれてしまいます。

伝書鳩などは羽ごと両手で捕まえても、大して力は無いので大丈夫ですが、鶏をつかまえる時は、抱っこすると、くちばしの突っつきや鋭い爪の引っ掻きがありますし、力が強いので翼をバタつかせて逃げられてしまいます。両方の翼を鶏の背中に回しあげて持つのがコツです。仰向けにして手のひらに乗せて持つと、観念したかのように、まるで眠ってしまったかのように、じっとしています。

昔はネズミ退治によく猫を飼いました。猫は首の後ろを皮ごとつまみ上げますと、よくネズミを捕る良い猫は両足をキュンと縮めて背中を小さく丸めます。逆につまみ上げた時に、足も体もだらりと垂れ下がったままの猫は運動神経が鈍く、ネズミ捕りには向かないと言われてました。余談ですが、ワルポンの小学校の低学年の頃はネズミのしっぽを学校に持ってゆくとキャラメルと交換してくれました。したがって、良い猫ちゃんが欲しかったのです。

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この間、都心の一等地を歩いておりましたら、きちんと上等のコートを着こなしたスタイルの良い可愛い美人のご婦人が、暖かい茶系の毛のふさふさした、これまた可愛い小型の犬を連れて散歩されておられるところに出くわしました。
深まりゆく秋の街の光景とマッチングして、なかなか絵になる雰囲気で、しばらく見惚れていました。

ところが、ワンちゃんが信号を渡り渋っておりました。するとご婦人、突然にわかにワンちゃんの首の後ろを、猫ちゃんみたいに毛ごと左手でつまみ上げ、ボールでも拾い上げて腕で抱えるように、すかさず、ワンちゃんを放り上げるスピードで持ち上げ、つまみ上げた左手と同じ左腕にヒョイッと抱え上げました。

そのまま抱っこして行ってしまいましたが、愛犬家の風上にもおけません。許せません。
あんな可愛い顔をして、なんと残酷な扱い。まるでワンちゃんを物扱いです。美人の皮を被った雪女です。

それを見ていた女子高校生が、「“うわ~っ!”て云うみたいな感じなんですよね」と同意を求めて話しかけてきた。彼女も犬を飼っているという。
犬の散歩の留意点について話した。(ワルポンが後で、付け足した部分も多い)

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【留意点】犬の散歩で許せないと思う行為
・ 犬の虐待行為をする奴
・ 自転車に乗って犬を“はあはあ”走らしている奴
・ 犬が嫌がっているのに、首輪が抜けるほど手綱を引っ張っている奴
・ うんこを持ち帰らない奴
・ ひとんちの門にオシッコを引っ掛けていても放置して、続けさせる奴
・ 公園でブラッシングして、抜け毛を放置してる奴
・ けんかをしかける奴
・ 口から泡やよだれをたらした犬を当方の犬に接吻させる奴
・ お風呂に永いこと入れていないような感じの犬が品のある犬にいい寄らせる奴
・ ボールやフリスビーを投げて、犬がヘトヘトになっても続けてやらせる奴
・ 犬を3匹以上ごちゃごちゃにして散歩させている奴
・ 犬だけで一人散歩させている飼い主
・ 犬を放したまま散歩させる奴
・ 幼稚園以下みたいな小さい子だけで散歩させている親
・ リール状の手綱を目一杯伸ばして散歩させている奴
・ 飼い主同士が話しに夢中になり、犬が退屈している飼い主
・ 犬に犬自身の排泄物の入った袋をくわえさせて散歩している奴
・ 不快感を与えるエトセトラ・・・