俺はワルポンだっ!

ちょいワルおやじを卒業したワルポンの斜め下から見た現代社会

『日本の棚田百選・大山千枚田』

2009-08-31 21:01:04 | Weblog


日本の棚田百選・大山千枚田に行って来ました。

「日本の棚田百選」は農林省の認定で、同省の定義では傾斜度が20分の1以上の水田を棚田と云うとのことです。

       ☆       ☆       ☆       ☆

鴨川から長狭(ながさ)街道を山へ10kmほど入り、左折しトンネルをくぐり抜け、急坂を進むと左側下の斜面に、「大山千枚田」が広がります。
少し傾き加減になった初秋のお日様の下で、たわわに実った稲穂が重そうに頭を垂れ、黄金色に輝いていました。

千葉県では、ただ一ヶ所ここが選定されています。
耕作されている水田は375枚、水源は無く天水(雨水)に頼っている全国でも珍しい棚田で、耕作米は「天水米」と名付けられて商品化されているそうです。

       ☆       ☆       ☆       ☆

棚田のてっぺんまで登ったら、ビデオ撮影中に出くわしました。

                         ↑
                      この大きな影がワルポンです

長良プロの演歌歌手・森川つくしちゃんの2曲目となる新曲のプロモーションビデオの撮影中とのことでした。デビュー曲は「夢かえる」とのこと。

えくぼが可愛い色白美人の19歳・・・ がんばって~!

アップの写真も撮ったのですが、肖像権の問題もありまして公開出来ないのが残念です。
ちなみに女優の中村玉緒さまや、演歌歌手の氷川きよしさん、ご当地ソングの水森かおりさんも長良プロ所属だそうです。

       ☆       ☆       ☆       ☆

帰り道、長狭街道沿いの亀田酒造に立ち寄り、限定品・長狭米仕込・純米吟醸・「大山千枚田」を買い求めました。


化粧箱の能書きに「大山の棚田(千枚田)の米は美味しい長狭米の中でも美味しさに定評があります。その長狭米を原料に・・・地酒・・・」と有りました。

秋の夜長、早速、いっぱい味わいました。
「ごっくん! こりゃ~美味い!」

もう、堪りません、止まりません・・・ 

「お一ついかがですか?」


日本百名峠・横根峠

2009-08-31 17:40:22 | Weblog


井出孫六の「日本百名峠」に千葉県で唯一箇所だけ載っている「横根峠」に行ってきました。

房総半島を横断して鋸南町保田と鴨川市を結ぶ全長27kmの「千葉県道34号鴨川保田線」があります。
通称「長狭(ながさ)街道」と呼ばれ、中ほどの鋸南町と富津市の市境にある鋸南町横根にその峠はあります。

☆       ☆       ☆       ☆

江戸時代から水産物や農産物を江戸に運ぶために、太平洋と東京湾を結ぶ街道として栄えました。

千葉県には高い山がありません。
周囲の山も山地というよりも2~300m級の丘陵地帯ですけれども、木々が生い茂り深山幽谷の観があり、猿や鹿なんぞも沢山棲んでいそうです。

峠の頂上には、何故だか理由は判りませんがペットショップ(プロドッグショップ・アミーハウス)がありました。
街道端には幟旗が立っていて、その少し奥に手打ちそば処「こぶし」もありますけれど、あまり「峠の茶屋」風という雰囲気では有りません。

その他には「日本百名峠」を示すような立て看板一つありません。

☆       ☆       ☆       ☆

鋸南町には金谷のフェリー港や鋸山ロープウェイがあったり、近くには新鮮な海の幸の食べ処も沢山ありますし、保田の春は水仙ロードも楽しめます。
鴨川には温泉郷があり、日本棚田100選の「大山千枚田」も有ります。

内房の富津岬から外房の大東崎の海岸線や内陸部の鹿野山や清澄山が「南房総国定公園」に指定されています。

「横根峠」をわざわざ訪ねたら少しがっかりしますから、是非ともトータルで旅の計画を立てて下さい。

『矢切の渡し』

2009-08-26 22:14:39 | Weblog
昨日、秋の旅をおすすめした手前、早速出かけて参りましたよ~!
ワイフは友達とダベリに横浜へ朝早くから出掛けました。

こちとらは風の吹くまま、気の向くままの気楽な一人旅です。
こうなりゃ、俺も「ふうてんの寅さん」の気分です。
そうだ! 葛飾柴又の帝釈天へ行こう~っと!

車にバラした自転車を積んで、森高千里のCDを聞きながら矢切りの渡しへ向かいました。

       ☆      ☆       ☆       ☆

千葉と東京にまたがる「残したい日本の音風景100選」の「柴又帝釈天界隈と矢切りの渡し」は、環境庁(現・環境省)が選定したもので、「下町ならではの雑踏と江戸川の野鳥の声」が「将来に残していきたい日本の音風景」の選定基準に合致して選ばれたそうです。

駐車場は矢切りの渡しからは少し離れたところにあるのですが自転車ですから、わけありません。駐車場でなんなくすぐに組み立てて、堤防の上を、秋風を受けながら走りました。
江戸川の河川敷のゴルフ場は平日だというのにゴルファーで賑わっていました。


「矢切りの渡し」は江戸時代から続いていて、今では江戸川に残る唯一つの「渡し」だそうで、松戸市矢切と葛飾区柴又を結んでいます。
料金は大人100円で、自転車も150円増しで渡してくれます。

でも、ですよ! 一番目に並んでいたのに「自転車は後回しだ!」と面倒くさそうに言われ、夏休みのせいか混んでいたので結局乗せてもらえませんでした。


渡し舟は、愛想も無いぶっきらぼうな船頭が手で櫓を漕いで渡します。
船着場から初めは舟を上流側に漕ぎ出して、徐々に円弧を描いて進み、中ほどからは川の流れも利用して流れ下って、ちょうど対岸へ着けるように、無い頭を精一杯使っているようでした。

ワルポンは仕方が無いので、自転車で堤防から国道6号線を回って自力で帝釈天へ向かったのでありました。

       ☆      ☆       ☆       ☆

帝釈天は団体さんもいたりして、結構な観光客で賑わっていました。
いつから行ったことがありませんが、すっかり整備され立派な大寺院となっていました。

それに、立派な鐘楼もあって、夕刻には撞き鳴らされて「日本の音風景」になるのだろうなと一人納得いたしました。


       ☆      ☆       ☆       ☆

そういえば、お腹が空いた。とっくに、お昼を回っておりました。
寅さんの草ダンゴにも惹かれましたが、江戸川産の「天然うなぎ」に惹かれました。
老舗の「川千家(かわちや)」ののれんをくぐりました。

なかなか頼んだ鰻重が出て来ないので、前勘定を済ませてから、「辺りの店を見てくるから」と女将に云い置いて、参道へ出てみました。

とらやの草ダンゴ・焼きダンゴもありました。
漬物、つくだ煮、せんべい、飴、氷にアイス、ソフトクリーム・・・
門前らしく仏具に線香、ロウソク・・・ 
おみやげ物の人形、おもちゃ・・・

行き交う観光客も多く、環境庁の思惑通りの正に「下町の雑踏」でした。

☆      ☆       ☆       ☆

うなぎ屋に戻ると、森光子と同い年という先ほどからのおじいちゃん客は益々アルコールのメーターが上がって、ろれつが回りません。
衝立の後ろのオバサンも「銚子一本追加」のかけ声・・・

まだ、陽が高いのに・・・ ふうてんの寅さんを生んだ風土は「健在」と見ました。

場違いなところに立ち入ったようで、そそくさと鰻重を食べました。
染まらない内に帰ろうっと・・・

何! とっくに、もう既に同類項だと?・・・



『秋は旅ですよ~!』

2009-08-25 20:44:54 | Weblog
多分、「日本三大○○」は小学生の5、6年生頃の「社会」で習いましたので案外とスラスラ出てきます。

日本三大工業地帯は京浜・中京・阪神の工業地帯でした。三大河川は信濃川・利根川・石狩川、三大急流は最上川・富士川・球磨川、三名園は偕楽園・兼六園・後楽園(岡山)、三名山は富士・立山・白山、日本三景は松島・天の橋立・安芸の宮島・・・

最近では、三大巨桜は三春の滝桜・淡墨桜・神代桜なども有名です。

☆       ☆       ☆       ☆

日本の「世界遺産」も最近のことであり、数も少ないので誰でも知っています。
知床・白神山地・屋久島の自然遺産と、日光の社寺・法隆寺・姫路城・白川郷・京都の文化財・・・など11箇所の文化遺産です。


今年の3月に「にほんの里100選」が発表されましたので、その中の「結縁寺」・「平久里下」・「曲川木の根坂」・「猪苗代湖」へ行ってみましたけれど、いずれもなかなかの里山で郷愁を覚え感動しました。
でも、知ってるのは猪苗代湖ぐらいで、後は皆初めて聞く地名ばかりです。

他にも「日本百選」は沢山あります。

書き連ねてみますと、日本森林浴の森100選、残したい日本の音風景、農村景観百選、都市景観、道、渚、滝、さくら名所、都市公園、棚田、名城、夜景、かおり風景、21世紀に残したい日本の自然、快水浴場、遊歩、日本の秘境、美しい日本の歴史的風土、歴史公園、地質百選・・・

国土交通省、農林水産省、環境省、関連団体・・・それに民間団体までもが競って選定しています。

「日本百名山」ぐらいは知ってるんですけどねえ・・・

いやあ!凄い数ですよ~!
「日本百選」は夫々に100箇所有りますから、総数では一万箇所以上で数え切れません。
日本中いたるところに有るのです・・・

☆       ☆       ☆       ☆

「日本名水百選」というのもありまして、その中の「熊野の清水」に行きました。
熊野と云っても紀伊半島じゃなくて、千葉県長南町にあります。
「熊野の清水(ゆやのしみず)」と呼ばれ、弘法大師が法力によって水を出したと云う由緒ある湧水です。


夏も終り、いよいよ秋です。
秋は旅のシーズンでもあります。

お近くの「日本○○百選」を訪ねてみませんか?




『夏から秋へ』

2009-08-17 23:41:11 | Weblog
関東甲信の梅雨明け宣言は7月14日だったのですが、東北はついに梅雨明け宣言無しで立秋(8月7日)となってしまいました。
8月に入っても集中豪雨やぐずぐず天気が続き大変でした。

☆       ☆       ☆       ☆

でも、8月15日の土曜日は、久々にすっきりと晴れて、残暑厳しく夏らしいお天気となりました。
このお天気に誘い出されて稲毛海浜公園までサイクリングに出かけました。

花見川沿いの弁天橋から先のコースは全体として下りです。
木立に覆われたサイクリング道路は涼風がわたり、おまけに追い風でスーイスイでした。ところが花島公園を過ぎると木陰がほとんど無くなり、炎天下の走行です。

紺色のTシャツも汗でぐっしょりとなってしまったのですが、稲毛海岸に着くころには、それも乾いて真っ白の塩の粉が噴き出て、誰もが近寄り難い、出来れば避けたい状況となってしまいました。
それでも夏は良いですね、そんなこと海辺では誰も気にしていません!


ウィンドサーフィンに興ずる若者たち、海辺で遊ぶ子供たち・・・
お盆休み中の若いお父さん連れが多く目立ちました。

帰りは向かい風の上り、往復44.13Km、久しぶりなので、いささか疲れました。

☆       ☆       ☆       ☆

8月16日の日曜日、今日も朝からよい天気です。

空はもう秋の雲です!


庭の枯れ木にはミソトンボが・・・


油蝉の抜け殻だけが、あちこちの木や草の葉っぱに・・・風に揺られて・・・

夕暮れ、送り火を焚きました・・・
コオロギや鈴虫が秋の夜長に賑やかです・・・

もう、すっかり秋です・・・


『入道雲』

2009-08-11 12:33:13 | Weblog

白い波、きらめく青い海、紺碧の空、水平線にもくもく並ぶ白い入道雲は夏の風物詩そのものです。
変化するその形は可愛い坊やであったり、白い犬たちの戯れであったりする親しみの入道雲ですけど・・・

空高く盛り上がり天衝く大入道となって雷神を呼ぶのです。
辺り一面真っ暗となって稲妻が走り、思わず両手で耳を塞ぐ天地をひっくり返したような雷鳴を轟かせて、突然バケツをひっくり返したような夕立を降らせるのです。

でも、さっと通り過ぎた後は、打ち水をしたかのようにひんやりしたさわやかな夏の夕暮れとなるのです。
実に男性的ですがすがしい。

☆       ☆       ☆       ☆

今年の天候は、いつ梅雨が明けたのかどうか判らないですねえ。

一昨日の日曜日、久方ぶりに南房総へドライブして来ました。
海水浴場は何処も子供連れの家族で溢れ返っていました。

その海で生まれた灰色の湿った雨雲が、やがて巨大な入道雲となって湧き立ち上がり、夕闇のような薄墨色の空を次から次へと山へ向かって流れて行きます。
風雲急を告げる!

☆       ☆       ☆       ☆

台風に、地震・・・
集中豪雨・・・ 地すべり、水害・・・。
家が倒壊、橋が流失、車が流され、人が亡くなり、行方不明も多数、農作物への被害も甚大です。

毎年、毎年、毎年・・・ 繰り返される光景です。
「天災」で片付けるには、あまりにも安易過ぎませんか?

治山治水は、国を治める基本ではないですか・・・ 入道雲怒る!

案山子は案山子

2009-08-02 17:01:16 | Weblog
古典的な案山子の顔は「へへののもへじ」で、かすりの着物に蓑笠着けて一本足で立っています。

今日、近所で見つけた案山子は外人風ですが、顔は「へへののもへじ」もどきでした。


この間見た田んぼの案山子は5本立っていたのですが、今日行って見たら倍の10本になっていました。

きっと、効き目が無いので増やしたのだと思います。


その案山子たちの写真を撮ろうと近づいたら、スズメの群れが一斉(いっせい)に飛び上がりました。


やっぱり、案山子の効果は無かったんだ・・・

『佐倉市民花火大会』

2009-08-01 19:02:17 | Weblog
家のことで立て込んでおりまして、この一週間ほとんど外出していなかったのでストレスが溜まってばかりです。

前世が牢屋暮らしだったのか、家の中にいると牢獄にでも閉じ込められた気分で嫌になってしまうのです。
「出かけたら」と云う奥の院のスターターの声掛かりと同時に自転車に跨って飛び出しました。

      *☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*

今日、8月1日(土)は佐倉市民花火大会が行われます。
行ってみよう~っと!



印旛沼のサイクリング道路を花火大会会場方面へ進むと通行止めです。
回り道をして風車(佐倉市が3億円も出してオランダから輸入・建設したもの)のある公園の入り口に行くと、「ここから先は有料席ですから通行禁止です」と、ガードマンに制止されました。



風車の前のチューリップ畑だったところにはビニールシートを敷き詰めて600席の有料観覧席がぎっしり並んでいました。その奥側の一段高いところには県会議員や市議会議長、市長さんを中心に市のお偉いさん方の貴賓席が50席ぐらい並んでいました。
でも、有料席は5,000円/席ですと・・・


二尺玉も3発上がるそうです。


風車の前の貴賓席や有料席では、花火師の抱え手が10数メートル上がる火の粉の中で勇壮に手に持って上げる手筒花火も見られるそうです。念入りな準備中でした。


鹿島川の反対側の堤防の上ならば良く見えるのではと思って行ってみたら、そこは桟敷席で3万円也の協賛者の席ですと・・・
最近、カミツキガメが増えてるらしい印旛沼です。
観覧される方は、せいぜいお気をつけ下さいませ!

      *☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*

立ち入り禁止区域外では、まだ3時だというのに印旛沼の堤防の上の陣取り合戦はもう始まっておりました。



印旛沼は広いのです。
無料の特別席はいたるところにあります。

庶民は賢くて、たくましく、強いですよ~。