俺はワルポンだっ!

ちょいワルおやじを卒業したワルポンの斜め下から見た現代社会

『九十九里浜』

2013-06-30 18:01:02 | 観光地
今、住んでいる所から一番近い海は東京湾の稲毛海岸や三番瀬ですけれども、東京湾も海は海なんですが“海”というと若干イメージが違いませんか?

“海が見たい、本当の海が見たい”と、ワイフが云うので九十九里浜へ行きました。

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東金から高速(東金九十九里有料道路・200円)にのって太平洋に出ます。
海を眺めながらお茶でもと思って、国民宿舎「サンライズ九十九里」の2階のレストランへ行きました。
ところが、3時を廻っていたため、中は真っ暗のクローズでした。
平日でしたが、思いの外、沢山のお客さんが居たのにです・・・ さすが、官営施設です。

仕方が無いので、外の景色も見えない地上階のラウンジのカウンターでキャッシュを払い、ソフトクリームも求めました。
全席空いていたので適当に近くのテーブルに陣取って舐めてると、官営にしては“ご親切”にも檀れい似のお姐さんが水を運んで呉れました。感心、感心。

カウンター内に戻った彼女はコーヒーセットを何組も作って、売店や他の店員仲間たちに手招きポーズして、何処かへ運んで行きました。
3時休みのお茶の時間のようでした。
やっぱり官営です。

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館の裏庭から海岸沿いを走る道路の下のトンネルをくぐって小さな砂山を越えると大海原が目に飛び込んできました。


人っ子ひとり居ません・・・
しばし、打ち寄せる波を眺めては、梅雨空の合い間の初夏の海を堪能しました。


本当の海です・・・

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海岸から再びトンネルを戻って、館の反対側の防風林を見ると、「九十九里浜の智恵子抄詩碑」
の案内板が・・・
彫刻家であり詩人の高村光太郎の「九十九里浜の初夏」の“詩碑”です。


     「千鳥と遊ぶ智恵子」
         人っ子ひとり居ない九十九里の砂浜の
         砂にすわって智恵子は遊ぶ。
         無数の友だちが智恵子の名をよぶ。
         ちい、ちい、ちい、ちい、ちい――――
         砂に小さな趾(あし)あとつけて
         千鳥が智恵子に寄って来る。
         口の中でいつでも何か言ってる智恵子が
         両手をあげてよびかへす、
         ちい、ちい、ちい、ちい――――
         両手の貝を千鳥がねだる。
         智恵子はそれをぱらぱら投げる。
         群れ立つ千鳥が智恵子を呼ぶ。
         ちい、ちい、ちい、ちい、ちい――――
         人間商売さらりとやめて
         もう天然の向こうへ往ってしまった智恵子の
         うしろ姿がぽつんと見える。
         二丁も離れた防風林の夕日の中で
         松の花粉をあびながら私はいつまでも立ちつくす。

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日頃全く忘れていた“純真な愛する心”に接することが出来ました。

いやぁ~、柄にもありませんが・・・



『練習グリーン』

2013-06-26 20:29:04 | 写真
今日は造園屋が来て庭の害虫駆除の消毒をする日です。
朝からどんより梅雨空の雨模様です。

9時過ぎに二人組みがやって来ました。
「じきに雨が降るんじゃないの!と云っても“今日やります”という。
云わんこっちゃ無い、終ったとたんに降り出しました。

コチトラ、一ッ週間もかかって消毒のし易いように枝切りをしたり、草をむしったり、芝刈ったりしたのに大雨降りになってしまったではないか・・・ まったくもう、あいつらは・・・

       *☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*



宍戸国際のようなわけには参りませんが、うちのグリーンも短めに刈り、カップも切りました。
1ピン以内は100%入るように練習しなきゃ・・・



でも、いつやるの? 今でしょっ!
とは参りませんが、習志野CCキングコースにお誘いを受けました。

練習、練習、練習、練習・・・

“ナイスパット~ッ”!!! の掛け声が聞こえます。



※追って書き
  7月1日朝9時、先日の消毒のやり直しのため再消毒にやって来ました。
  なかなか良心的な造園屋です。
                ・・・悪口言ってごめんなさい!


『東歌工房』

2013-06-15 18:14:21 | 観光地
日頃から趣味と称して何処へ出かけるにもカメラを担いで出かけては、主にネイチャーフォトを撮り歩いています。
もっとも、道楽?暇つぶし?と、おっしゃる方もおられますが・・・

印旛沼の周辺だけでも、この何年間かで相当の枚数を撮りためています。
そんな中から季節毎に選別して、2014年版「印旛沼の四季」と題したカレンダーを作りました。A-4版の縦見開き、カラー刷り、表紙を入れて月毎の13枚綴りの本格的なものです。

我ながら中々の出来と思い、先月あった学生時代のワル仲間の会である「竹千代の会」で、皆さんにそのカレンダーを差し上げたら、“これは売り物になる”と、大変ご好評を頂きました。
酒の上でもあるし、お世辞だとは思いましたが、おだてられりゃ乗るタイプなので・・・

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佐倉市は江戸時代から「西の長崎、東の佐倉」と云われて蘭方医学が盛んだったことから、今でもオランダと友好都市の関係にあります。
そんなことで印旛沼のほとりの「佐倉ふるさと広場」にはオランダ製の風車が聳え立ち、春にはチューリップの花畑などが咲き誇り、中々の人出で、ちょっとした観光施設になっています。



広場の一角には休憩所を兼ねた売店があります。
屋外にはサンデッキもあって、のどかなオランダ風の田園風景を楽しみながら簡単な軽食もとれるようになっています。

売店には、地元産の新鮮野菜や、おせんにキャラメル・パンなどのお菓子類、ジュースなどの飲み物、オランダ製陶器の人形や絵葉書などのおみやげ品が所狭しと置かれて売られています。

そうだ! ここであのカレンダーを“佐倉土産”として売ってもらおう!

早速、店のおねえさんに置かしてくれないか頼むと、“ここは「佐倉市観光協会」が運営しているので、そこへ行って頼んで下さい”と、協会へ電話を入れてくれました。
すぐさま、協会へすっ飛んで行きました。

協会の受付の方に、売店から電話を入れて頂いた者ですが、というと、奥の応接で来客の応対をしていたお偉いさんとおぼしき方に取り次いでくれました。
来訪の主旨を話すと、扱う条件として「年額一口5000円、出来れば二口以上で観光協会に入会すること、それ相応の販売手数料を支払うこと」とのこと。

売値も決めていなし、果たしてペイするのか?
インク代が高いし、それに用紙代も結構するし、連結金具も・・・
とりあえず、検討して来ますと、退散した。

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売れるか売れないかやってみなきゃ判んない・・・
年金生活者としては一万円の投資は痛いけど、まあ、仕方ないか・・・
売値を1800円、販売手数料を15~20%ぐらいで交渉すれば何とかなるか?

観光協会へ入会する会社名をどうするか・・・
サンキュウ不動産? ザマックス? ワルポン? ・・・
手造り生活小物を扱うワイフの「東歌(あずまうた)工房」を借用しよう!

余談ですが、「東歌工房」の“東歌”は万葉集の東歌からとったものです。
東歌の作られた範囲は遠江、駿河、伊豆、信濃、相模、武蔵、上総、下総、上野、下野、常陸、陸奥のいわゆる東国(とうごく)といわれた12カ国です。

ここ下総の国でも東歌は作られました。印旛沼サイクリングロードを「ふるさと広場」から西へ1.7kmほど行ったところに印波郡丈部直大麻呂(いにはのこおりのはせつかべのあたひおおまろ)の万葉歌碑があります。



「潮船の舳越そ 白波にはしくも 負ふせ賜ほか 思はへなくに」

碑の脇の説明文には、「潮路を行く船の舳先を越す白波のように、にわかに仰せなさることか、防人(さきもり)になるとは思いもかけなかったのに。これは万葉集にのる印旛郡出身の防人の歌です。万葉集は日本最古の歌集ですが全4千五百余首の中で佐倉市周辺の出身の人の歌はこの一首だけです。云々」とありました。

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話がそれましたが本題に戻しましょう。

「東歌工房」の名刺を持って、再び観光協会へ行き、会員の入会申込書を出しました。
ところが今年の5月から協会が“公益”社団法人になったため入会審査が厳しくなって、理事会の入会審査に諮らなければならない、理事会は3ヶ月に1回の開催で5月下旬に開いたばかりだという。

9月の理事会という事は、カレンダーの販売時期になんとか間に合いそうです。

それではどうかよろしくお願いいたします、と頭を下げて帰って来ました。



『ラズベリージャム』

2013-06-08 12:03:03 | 写真
我が家庭菜園のラズベリー(木苺)が今年も沢山の実をつけました。


雨も降らないのに立派な大きな粒です。
ボールに一杯摘むと約800gになります。
ミキサーにかけ、網で漉して種を取り、砂糖etcを入れて煮詰めると鮮やかな真っ赤な
ジャムになりました。


パンに付けたり、ヨーグルトに入れると、特有の香りと甘酸っぱさが口いっぱいに広がります。

今年は枇杷も沢山実をつけました。


木で完熟させると、指先で皮もペロンと剥け、そのまま口に放り込むと、ほんのり酸味の利いた甘い実が口の中でとろけます。
こちらも皮と種を取ってシロップ煮にします。

採れたての果物や野菜に囲まれて、家庭菜園っていいなぁ~

『サンコウチョウ』

2013-06-05 20:44:18 | 写真
印旛沼に流れ入る手繰川には何組かのカワセミが縄張りを作っています。

そのカワセミを撮ろうと、いつも沢山のカメラマンがこちらも縄張りを張って陣取り、日がな一日カメラを構えています。

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「手繰川写真倶楽部」というカワセミを撮る写真同好会があり、毎年写真展を開いています。
今年も「第三回写真展」が5月27日~6月2日までの一週間、駅前のイベントホールでありました。

川面の小枝にとまって獲物の魚を狙っているカワセミ、川に飛び込む瞬間や魚をくわえて水面から飛び出した瞬間、天を仰いで身に余るほど大きな魚を飲み込もうとしているカワセミなど、迫力満点の傑作揃いです。

前二回は、ほとんどがカワセミの写真でしたが、今回は様々な小鳥たちの写真も多くてなかなか見応えがありました。
そんな中に見たことの無い尻尾の長い鳥がいました。
写真の名札には“サンコウチョウ”撮影場所“市原”とありました。

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野鳥図鑑で見ると、「スズメ目、カササギヒタキ科で全長雄45cm、雌18cm、体は雌雄であまり差は無いが雄の尾羽は長い。夏鳥として本州以南に飛来」、「“ツキ(月)ヒィ(日)ホシ(星)ホイホイホイ”と鳴くので、お月様、お日様、お星様の三つの光から三光鳥=サンコウチョウと名付けられた」と有りました。

ネットで調べると、森の妖精として知られるサンコウチョウは市原市の「市民の森」に毎年やって来て営巣するらしい。
目ずらし物好きのワルポンとしては、“行かざあ、なるめぇ~”

と云うことで、先週の土曜日に、たかが小鳥のために片道2時間もかけて行って来ました。
着くやいなや、探鳥コースという森の中の谷へ向かいました。
途中、ウグイスがあちこちで鳴いていました。
他の鳥たちも沢山鳴いていました。

何人かのグループのカメラマンたちが超望遠レンズのカメラを三脚に立てて森の彼方を見据えていました。
「まだ巣は作ってないようだ」、「鳴き声はするけど姿は見えない」、「“ホイホイホイ”と鳴くよ」、という。確かに“ホイホイホイ”という鳴き声が聞こえました。

更に谷の奥へ行くと、山の斜面に3人のカメラマンが大声で話しながら前方上空にカメラを向けて必死にシャッターを切っていました。
「サンコウチョウが見えないから他の鳥撮ってんだ、オオルリが桧のてっぺんに止まっているけど、空が明る過ぎて真っ黒にしか写らない」と云う。

「ウグイスは撮れないか」と聞くと、「藪の中から出て来ない、撮れても真っ黒だよ、“うぐいす餅”って云うけどあれはメジロと間違えてんだよ」だと・・・

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残念ながら、声はすれども姿が見えず・・・
ということで、写真はありません。

お詫びに以前撮ったウグイスの写真をお見せしましょう。


ウグイス色ですよねぇ~