今、住んでいる所から一番近い海は東京湾の稲毛海岸や三番瀬ですけれども、東京湾も海は海なんですが“海”というと若干イメージが違いませんか?
“海が見たい、本当の海が見たい”と、ワイフが云うので九十九里浜へ行きました。
*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*
東金から高速(東金九十九里有料道路・200円)にのって太平洋に出ます。
海を眺めながらお茶でもと思って、国民宿舎「サンライズ九十九里」の2階のレストランへ行きました。
ところが、3時を廻っていたため、中は真っ暗のクローズでした。
平日でしたが、思いの外、沢山のお客さんが居たのにです・・・ さすが、官営施設です。
仕方が無いので、外の景色も見えない地上階のラウンジのカウンターでキャッシュを払い、ソフトクリームも求めました。
全席空いていたので適当に近くのテーブルに陣取って舐めてると、官営にしては“ご親切”にも檀れい似のお姐さんが水を運んで呉れました。感心、感心。
カウンター内に戻った彼女はコーヒーセットを何組も作って、売店や他の店員仲間たちに手招きポーズして、何処かへ運んで行きました。
3時休みのお茶の時間のようでした。
やっぱり官営です。
*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*
館の裏庭から海岸沿いを走る道路の下のトンネルをくぐって小さな砂山を越えると大海原が目に飛び込んできました。
人っ子ひとり居ません・・・
しばし、打ち寄せる波を眺めては、梅雨空の合い間の初夏の海を堪能しました。
本当の海です・・・
*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*
海岸から再びトンネルを戻って、館の反対側の防風林を見ると、「九十九里浜の智恵子抄詩碑」
の案内板が・・・
彫刻家であり詩人の高村光太郎の「九十九里浜の初夏」の“詩碑”です。
「千鳥と遊ぶ智恵子」
人っ子ひとり居ない九十九里の砂浜の
砂にすわって智恵子は遊ぶ。
無数の友だちが智恵子の名をよぶ。
ちい、ちい、ちい、ちい、ちい――――
砂に小さな趾(あし)あとつけて
千鳥が智恵子に寄って来る。
口の中でいつでも何か言ってる智恵子が
両手をあげてよびかへす、
ちい、ちい、ちい、ちい――――
両手の貝を千鳥がねだる。
智恵子はそれをぱらぱら投げる。
群れ立つ千鳥が智恵子を呼ぶ。
ちい、ちい、ちい、ちい、ちい――――
人間商売さらりとやめて
もう天然の向こうへ往ってしまった智恵子の
うしろ姿がぽつんと見える。
二丁も離れた防風林の夕日の中で
松の花粉をあびながら私はいつまでも立ちつくす。
*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*
日頃全く忘れていた“純真な愛する心”に接することが出来ました。
いやぁ~、柄にもありませんが・・・
“海が見たい、本当の海が見たい”と、ワイフが云うので九十九里浜へ行きました。
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東金から高速(東金九十九里有料道路・200円)にのって太平洋に出ます。
海を眺めながらお茶でもと思って、国民宿舎「サンライズ九十九里」の2階のレストランへ行きました。
ところが、3時を廻っていたため、中は真っ暗のクローズでした。
平日でしたが、思いの外、沢山のお客さんが居たのにです・・・ さすが、官営施設です。
仕方が無いので、外の景色も見えない地上階のラウンジのカウンターでキャッシュを払い、ソフトクリームも求めました。
全席空いていたので適当に近くのテーブルに陣取って舐めてると、官営にしては“ご親切”にも檀れい似のお姐さんが水を運んで呉れました。感心、感心。
カウンター内に戻った彼女はコーヒーセットを何組も作って、売店や他の店員仲間たちに手招きポーズして、何処かへ運んで行きました。
3時休みのお茶の時間のようでした。
やっぱり官営です。
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館の裏庭から海岸沿いを走る道路の下のトンネルをくぐって小さな砂山を越えると大海原が目に飛び込んできました。
人っ子ひとり居ません・・・
しばし、打ち寄せる波を眺めては、梅雨空の合い間の初夏の海を堪能しました。
本当の海です・・・
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海岸から再びトンネルを戻って、館の反対側の防風林を見ると、「九十九里浜の智恵子抄詩碑」
の案内板が・・・
彫刻家であり詩人の高村光太郎の「九十九里浜の初夏」の“詩碑”です。
「千鳥と遊ぶ智恵子」
人っ子ひとり居ない九十九里の砂浜の
砂にすわって智恵子は遊ぶ。
無数の友だちが智恵子の名をよぶ。
ちい、ちい、ちい、ちい、ちい――――
砂に小さな趾(あし)あとつけて
千鳥が智恵子に寄って来る。
口の中でいつでも何か言ってる智恵子が
両手をあげてよびかへす、
ちい、ちい、ちい、ちい――――
両手の貝を千鳥がねだる。
智恵子はそれをぱらぱら投げる。
群れ立つ千鳥が智恵子を呼ぶ。
ちい、ちい、ちい、ちい、ちい――――
人間商売さらりとやめて
もう天然の向こうへ往ってしまった智恵子の
うしろ姿がぽつんと見える。
二丁も離れた防風林の夕日の中で
松の花粉をあびながら私はいつまでも立ちつくす。
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日頃全く忘れていた“純真な愛する心”に接することが出来ました。
いやぁ~、柄にもありませんが・・・