俺はワルポンだっ!

ちょいワルおやじを卒業したワルポンの斜め下から見た現代社会

『梅雨入り』

2011-05-30 12:00:13 | Weblog
今年は早くも梅雨入りとなったそうです。
その上、台風のおまけ付きで、このところうっとうしい日が続いています。
明日からは少し晴れ間も出るようですけど・・・



雨にけむる「情景写真」を撮る旅に出ることにしました。
松尾芭蕉が奥の細道の旅に出立したのも5月でしたから、あやかって歴史に残る“絵”をものにしたいと思っています。
乞うご期待!

従ってブログも、しばらくの間お休みです。
では、また

『情景写真を撮るために』

2011-05-28 18:07:23 | Weblog
「日の出日の入りの前後30分が一日のうちで一番美しい情景に出会える」ということで、写真撮影には早起きが肝心!

昔から、「写真ロケの旅」に出たいと思っていました。
その練習として、富士山一周の旅へ行って来たことは前回報告した通りです。
練習の第二弾として、今回は「富津岬」と「九十九谷」へ行ってきました。

       *☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*

こないだは「足柄SA」で、「金時湯」に入り野宿したのですが、今回は「小糸川温泉」に入り、富津岬公園で野宿しようと計画して出かけました。


富津岬の突端から第一海堡を左側に入れて富士山方向に沈む夕日を撮りました。

散歩中の子供連れのお父さんが話しかけて来ました。
落日後20分に撮ったのが、このちょっと不気味な写真ですが、“情景”がありますよね。

「江戸時代には第一海堡第二海堡第三海堡が作られ、敵の船が江戸に入れないように、その間をクサリでつないで封鎖していたのだ。それで鎖国と云われていたのだ。ペリーの黒船が浦賀にまでしか入れなかったのはそのためだ」という。
妙に納得したのですが、あとで調べたら、海堡が作られたのは明治大正になってからでした。

日もとっぷり暮れた頃、富津岬公園に戻ると、あの大駐車場に4台しか車がいない上に、軒を連ねている食堂は皆閉まっている・・・
君津市街へ行って夕ごはんを食べてこなきゃ・・・

途中の交番に立ち寄って、公園での野宿の可否をたずねると、免許証の提示を求められ、住所や車のナンバーを控え書きし、携帯電話の番号まで聞かれました。
しかも二人掛かりで
その上、何泊するのか?だと・・・ こりゃ、完璧に浮浪者扱いです。

夕食後、君津市内のコンビニの店長さんに頼のんで、駐車場の片隅をお借りしました。
明るいし、不安はないし、トイレも借りられるので、安心してぐっすり眠りました。

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朝、3時半起床。
コンビニで、朝食とお茶、リポD2本購入。
一宿一飯の礼を厚く言ってから、「鹿野山・九十九谷」とナビに入れて4時に出発。
まだ真っ暗だが、三日月が天空にかかって天気は良さそう。

ところが、ナビに従って走ると道が別れる度に、だんだん細く曲がりくねってきました。
急な山道に入ると、車がやっとの細い砂利道になり、木の枝や竹が倒れ掛かっています。
戻ろうかとも思いましたが、車を転回する場所も無さそうだし、この心細い道に入ってから、もう大分走ったので、仕方無しに構わず走り続けました。

何年か前に神野寺で飼っていた虎が逃げ出し大騒ぎになったことがありました。
虎はもういないと思うし、房総半島に熊はいない筈です。
山賊はいないと思うけど・・・ イノシシはいます。
頼りはナビだけですが、あと2.7km先で大きい道と合流するらしい。

やっとの思いで出ましたが、そんなに大きくも無い道は鋭角で右折が出来ません。
仕方が無いので左折して、資材置き場の入り口でターンして、再び山道を上りました。
見覚えのある鹿野山CCに入り口のところへ出ました。
左折し、もうすぐ目指す「九十九谷公園」です。

東山魁夷画伯の「残照」を描いた舞台です。


いい絵じゃないですか! 早起きは三文の得ですね。


もっといいのもあるのですが、フォトコンテスト用なので出せません。
ブログに載せてしまうと、“未発表”にならないのだそうです。悪しからず!

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鹿野山の麓にある山田べにこさんおススメの「小糸川温泉」へ立ち寄りましたが、生憎お休みでした。


ならばと、米美智子さんのお気に入りの「梅ケ瀬渓谷」へ行くことにしました。

小湊鉄道・養老渓谷駅から細い道を入り、女ケ倉で大福山方面への道と別れると、またもやだんだん細くなり砂利道となりました。
途中、写真を撮っていた方に聞くと、「行き止まりの標識が立っている所に数台の駐車場があって、そこでターンできる」と聞いたので安心して車を進めました。

明治の教育者・日高誠寶が「梅ケ瀬渓谷」と命名し、若者を集めて理想郷を建設しようとした邸宅跡もあります。
垂直に切り立った侵食崖の連なる渓谷で、紅葉の名所です。


「宝探しの旅・第二弾」
ここで撮った“情景写真”もフォトコンテスト用なので掲載しません、悪しからず!

『宝探しの旅』

2011-05-22 16:46:24 | Weblog
日本ほど四季折々、素晴らしい自然の姿を見せてくれる国はないと思っています。私はその美しい目の前の自然風景から「情景写真」を表現してきました。
風景と情景は、かんたんに言えばどちらも「けしき」のことです。
しかし意味こそ似ていますが、情景という漢字には「心」が入っています。そして「情」という字には「思いやりの心」や「なさけ」などの意味もあるのです。
【中略】
「ネイチャーフォトは宝探し!」 宝物は探さないと見つからないので、好奇心の目を持ってキョロキョロと探してみてください。探せばきっと「私を撮って」と自然のほうからシグナルを送ってくれるはずです。

【上掲の文はプロ写真家・米美智子先生の著書「情景探し」の「はじめに」から抜書きさせて頂きました】

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・・・感化されやすいのです。
出かけなければ始まりません。
「宝探しの旅」に出ることにしました。

「日の出、日の入りの前後30分が写真撮影のゴールデンタイム」と云われています。
この時期の日の出は4時半ごろと朝早いので、この時間に自然の中に居るにはどうするかが問題です。

結論から言えば野宿しかありません。
でも、熊は出ないか、変人に出会いはしまいか、山賊はいないと思うけど強盗に襲われたりしないか、・・・と不安です。
山中で、ただ一人での野宿は、ちょっとさみし過ぎますよね。

インターネットで見ましたら、東名高速道の足柄SAと中央高速道の諏訪湖SAにスパがあるのがわかりました。SAならば野宿の場所として安全かも・・・
そこで、「宝探しの旅」に出る野宿の練習として、今まで何べんか行って多少勝手の知っている富士山周辺へ一泊の野宿の旅をすることにしました。

       *☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*

途中、大山阿夫利神社へ。
バス終点地点から遥拝し、参道を下り、大山小学校入り口の駐車場に車を停め,歓迎のアーチ越しに大山を撮りました。


車に戻ると、頭の上の崖の木がガサゴソ大きく揺れるじゃありませんか。
ビックリしてみると茶色っぽい物体が藪の中へ消えました。
熊じゃありません、カモシカかも・・・
ややっ! 影が消えた方の脇道を、猿がすたこらさっさと逃げて藪の中へ消えました。


秦野中井ICから高速に乗り、足柄SAへ。
箱根連山最高峰の金時山を越えて流れ来る渦巻く雲を見ながら「金時湯」にゆっくりと浸りました。


風呂上りにテレビを見ていたら、東海地震に備えての防災訓練が翌日あるとかで、地震の話ばかりが繰り返し流されていました。

SAの駐車場に停めた車で野宿です。
SAなのでアルコールは一切売っていません。
仕方が無いので、夕食後8時には寝袋に入って寝ました。

風邪をひいて薬を飲んでいようが、少々腹が下っていても、アルコール無しの日が一日たりとも無いアルコール依存症気味なのですが、やはり寝付きがよくありません。
東海地震は大丈夫か、大井松田断層は動かないだろうか、風が強くて車が揺れるけど動きはしないだろうか、明日の天気はどうだろうか、・・・

零時ごろ用をたしに表に出ると、トラックはほぼ満車、小型車の駐車場は95%が埋め尽くされていました。
キャンピングカーも何台か停まっていて、みんな野宿のようです。

・・・何台もの車が動き出す音で目を覚ましました。
3時半です。
洗顔、寝袋の片付けなど出発の準備をしました。

       *☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*

4時、出発です。
すぐの御殿場ICで高速を下り、山中湖を目指しました。
雲は厚く、お山は見えません。

4時40分には山中湖ICを出て、山中湖を左回りに回り、富士山を湖面越しに見える撮影ポイントを小道に入っては探しました。
ところが、霧が深くて何も見えません。
しょうがないので、霧の山中湖を撮ることにしました。


・・・と、お山の裾が見えるじゃありませんか!
【5:28:54】


【5:29:12】


【5:30:22】


【5:30:48】


ついに神秘のベールを脱ぎました・・・
この間、1分54秒・・・ 山の天気は変化が早いのにビックリです。

       *☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*

忍野八海、富士吉田・富士散策公園、恩賜林庭園、河口湖、西湖、精進湖、本栖湖・富士芝桜まつり、朝霧高原、富士花鳥園、・・・

2日間の走行距離480km、富士ICから一気に帰って来ました。

行かなきゃわかりません、なんとかなるものです。

でも、観光地や観光名所は、“ネイチャーフォト”とは異質かも・・・



『青竹』

2011-05-19 20:59:51 | Weblog
ワルポンの住むこの辺りもご多分にもれず高齢化がかなり進んで、散歩する足元がおぼつかない方も大分お見かけするようになりました。

家に入るのに階段を七、八段上らねばなりません。
上るのはまだ良いのですが、下りるのが一苦労のようにお見受けする方も居られます。
折角来られたのに、転んで一大事になっては大変と思い、手すりを取り付けることにしました。

散歩の時に、近所の資材置き場の奥に竹林があるのを見かけましたので、青竹で作ろうと思い、勝手ながら事務所に立ち寄りお願いしましたら、快くご了解を頂きました。

隣の空き地を借りて畑を作っているのですが、その南道路側に枇杷の木とバラを植えて放りっ放しのため、風の強い日などには枝先が揺れ動いて歩道の方まで倒れかかり、通る人の邪魔になっているようなので、ここも竹で押さえて生垣にすることにしました。

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遠くから見ると同じように見える竹林ですが、中に入ってみると竹の太さも背丈も随分と違いがあって個性的です。
真っ直ぐに見える竹ですが、中には節のところで大きく屈曲しているものや、大きく湾曲しているものもあります。

更には、年数が若いのか色が青く柔らかそうで弱々しいのもあれば、年数が経って黄色みがかっていて固く丈夫そうなのもあります。
青いところと黄色いのが混じっているのもあれば、黒ずんで病気にかかっていそうなのや、中には枯れてしまっているのもあります。

そんな中から、なるだけ真っ直ぐで丈夫そうで根元の太さが野球のボールぐらいのものを七本切り倒しました。
竹を切るには、なるだけ根元に近いところを、切った時に倒れて行きそうな側から幹の半分ほど切ってから、今度は反対側から切り倒します。

枝を切り落とすには、倒した竹の根元側から鉈(なた)を竹の幹の表面を滑らせるように節部の枝の付け根に軽く何遍か打ち付けて枝の半分ほどを切り入れてから、今度は上側から鉈の背の部分を竹の表面に沿わせて強く打ち付けると、ぽろっと枝が落ちます。

こうして6mから10mの竹竿が7本完成しました。
長い2本を、バランスをとりながらゆっさゆっさ両肩に担いで、500mの距離を持ち帰りました。
竹の枝は、竹箒を作ってみようと思い、背負って持ち帰りました。

へとへとになりました。
あまりにも重いので、残りの5本は束にして自転車に載せて運びました。
こうして、1日がかりで作ったのが、この生垣です。



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久々の肉体労働、しかも汗だくの重労働、疲労困憊!

昨夜はビール3本飲んで、10時に就寝、今朝起きたのは7時です。
爆睡です。

膝が痛む、腰が痛い、全身の筋肉が痛む・・・

この階段手摺の使用者一号は、ワルポンとなった次第です。





『美人すぎる・・・』

2011-05-12 14:36:21 | Weblog
このところ連日雨降りなので外へ出かけていません。
従って、美人さんに出会うこともありません。

仕方が無いので、パソコン開いて眺めています。

“男って云うのは美人に弱いですよねぇ”

「美人」を辞書引くと、「顔・かたちのうつくしい女性」とありました。
時代とともに美人の基準は変化するといわれますが、オトコドモは何でそんなに美人に弱いのでしょうかねぇ・・・?

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4年前、青森県の八戸市議に“藤川優里(ゆり)”さんが、2位にダブルスコアの差をつけてトップ当選し、「美人すぎる市議」と騒がれました。

その後、「美人すぎる○○」と言う言葉が沢山生まれたのだそうです。
美人すぎる海女、美人すぎる書道家、美人すぎる甘栗売り、美人すぎる広報、美人すぎる声優、・・・

“山田べにこ”さんも「美人すぎる温泉愛好家」と呼ばれています。
恥かしそうにタオルに身を包んでお湯に浸る姿と、はにかむ笑顔が何んとも云えず可愛いじゃありませんか?

「美人すぎるプロ写真家」と呼ばれる“米(よね)美智子”さんは、誰にでも気さくに話しかけてくれそうな、それでいてシャイな笑顔に魅せられます。

皆さんに共通しているのは、可愛い笑顔と何処と無く頼りなさげで、おもわず手を差し伸べたくなるような、頼られ上手なところに男心をくすぐられてしまいます。

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ところがどっこい、彼女たちはそんな軟(やわ)じゃないんです。

美人すぎる市議の藤川ゆりさんは、鬼瓦のような自民党の前幹事長からの強い参議院出馬要請を受けても、「地方自治に尽くしたい」と、きっぱり断り、先の市議選に出馬し、再び見事トップ当選を果たしたのでした。

美人すぎる温泉愛好家の山田べにこさんは、一般企業のOLとして働きながら、週末は愛用の軽自動車を駆って全国の温泉地を渡り歩き、浸かったお湯の数は3000湯以上、リュックを背負い熊をも恐れず山奥の秘湯を一人訪ね歩いているのです。

美人すぎるプロ写真家の米美智子さんは、風景写真を撮るために毎回1000km以上も愛車の“ゴン太君”を運転して大自然の中を走り回り、時には15kg以上の機材を背負って山に登り谷を渡って彼女の云う“宝物”という 自然の一角の情景をカメラにおさめているのです。



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雨が降り続いています・・・ どうにも止みそうにありません。

ブックセンターへでも出かけようっと!
彼女らの著書、「お湯に恋する絶景おふろたび 東日本編」、「情景探し」、「素敵なタイトルの付け方」などを探しに・・・

どうしてこうも美人に弱いんだろう?

『立夏』

2011-05-10 17:46:25 | Weblog
5月6日は立夏でした。

「夏は来ぬ」といえども、今年の季候は遅れているのか肌寒い日が多いようです。
風も強く、天候もすっきり晴れることが少ないように思います。

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3.11の震災から、早くも2ヶ月経ちました。
大震災のあまりの惨状を、テレビや新聞、週刊誌で見るにつけ目を覆うばかりで、被災者の皆様のご苦労を考えると、とてもワルポンの軽薄で馬鹿馬鹿しいブログなど書くこと自体がおこがましく心が引けてしまいます。



それでも、野も山も百花繚乱、春たけなわです。



木々が芽を吹き若葉が生い茂り、花々が咲きみだれて蝶が舞い、小鳥がさえずり、大空にはツバメも飛び交って、田んぼでは田植えもはじまり、いつもの夏がやってきました。



畑を耕し、種を蒔き、畑の雑草を抜いたり、庭の草をむしったり、木の枝の剪定、植木鉢の植え替え、アブラムシの消毒、家の前の通りの掃き掃除・・・ 晴れた日は結構忙しいのです。
雨の日だって、撮りだめた写真の整理で忙しいのです。



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この頃撮った写真でした。

少しは季節を感じて頂けましたでしょうか?


自粛して、籠もってばかり居られません!

撮影の旅に出ようかな・・・