俺はワルポンだっ!

ちょいワルおやじを卒業したワルポンの斜め下から見た現代社会

『高滝ダム』

2012-09-27 18:48:10 | 観光地
房総半島中央部を南北に貫流する養老川に高滝ダムがあります。
いわゆる山奥の急峻な峡谷のダムとは大分趣が違って、低い山並みに囲まれた人里の近くの山懐に抱かれて佇むダムなのです。(ダム高も24.5mと背が低い)
自然に触れ合え、心をなぐさめてくれる環境が気に入って時々訪ねています。



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ダムの周辺には大きな道路や橋が張り巡らされ、学校や集落もあって、近くでは、ちょうど圏央道(首都圏中央連絡自動車道)も急ピッチで建設中でした。
所在は千葉県市原市養老で、小湊鉄道の高滝駅が最寄り駅です。

小湊鉄道は東京湾岸の五井駅から上総中野駅まで、その先はいすみ鉄道で太平洋岸の大原まで房総半島を突っ切って結んでいて、ローカルな雰囲気が鉄道ファンには大人気です。
休日には「ぞうの国」も多くの子供たちで賑わっています。

また、市原市内にはゴルフ場の数が日本一多い31箇所もあるというゴルフファンには垂涎の地なのです。
近くには養老渓谷や梅が瀬渓谷などのハイキングコースもあり、帰りには日帰り湯も楽しめる養老温泉で疲れを取りましょう。

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ダム湖畔には、寿司割烹千鶴(水曜休み)、手打ちそば・うどんの一久美(いくみ・月曜休み)、かずさラーメン高滝湖(月曜休み)、寿司善(月曜休み)などがあります。
役所の管理のレストラン高滝も高滝ダム記念館の2階にあります。

行楽の秋、スポーツの秋、・・・何より食欲の秋です。
秋晴れの青い空に舞う赤とんぼを見つけに、出かけて見ませんか?


『紅花』

2012-09-18 20:07:30 | 観光地
♪~逃げた女房にゃ 未練は無いが 
お乳欲しがる この子がかわい
子守唄など にがてな俺だが 
馬鹿な男の 浪花節 
一つ聞かそか ねんころり
セリフ そりゃ・・・無学なこの俺を親にもつお前はふびんな奴さ 
泣くんじゃねえ、泣くんじゃねえよ 
あんな薄情なおっ母さんを呼んでくれるな おいらも泣けるじゃねえか
ささ、いい子だ ねんねしな
       ♪~土方渡世の おいらが賭けた
          たった一度の 恋だった
           赤いべべなど 買うてかやれぬが
            詫びる心の 浪花節
             二つ聞かそか ねんころり
       ♪~どこか似ている めしたき女
          抱いてくれるか ふびんなこの子
           飯場がらすよ 噂は言うなよ
            俺も忘れて 浪花節
             三つ聞かそか ねんころり

一節太郎の浪曲子守唄です。
酔ったカラオケの席では、ワルポンのおはこの一つです。

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戦後・高度成長期にかけての集団就職の時代には、日本のあちこちの土木・建築現場には“飯場”が数多く有りました。当時は道路のほとんどがまだ砂利道で自動車が一般大衆化する前です。
ワルポンも昭和40年前後ごろのアルバイトや社会へ出たてのころは、温泉地での建築現場や山あいの橋の建設現場の飯場暮らしをしたものでした。

昭和58年、橋田壽賀子の「おしん」はNHKの連続小説で空前の大ヒットとなりました。
山形の貧しい農村で生まれたおしんが、貧しさの口減らしのため7歳で酒田へ奉公に出される冬の最上川べりの川下りの別れのシーンで、おしんは紺の木綿の着物姿だったのをご記憶の方も多いのではないでしょうか?

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栽培された「紅花」は、山形県を貫いて流れ下る最上川の舟下りで酒田へ集められ、北前船で京や堺へ運ばれて、紅色染料となり、華やかな着物や口紅となりました。

江戸時代、「赤いべべ」など買えない山形の寒村では、せめてみやびな紅い着物のひな人形でも子供らに与えてあげたいということで、最上川沿いの「ひな街道」が出来たと云われています。



あざみの仲間でもある「紅花」は、葉のふちに鋭いトゲがついていて、貧しい中にも辛抱強くあきらめないでたくましく気丈に生きるおしんのようでもあります。