もっと乗りた~い,自転車に!

自然の中をロードバイクで走るのが大好き。現在の愛車ははPINARELLO GAN-RS(2016)。

僕の愛する常陸太田の街並み~其の弐~

2015-02-24 | 自転車

ということで一昨日の続きです
一段目は…川又薬局さん。屋根の上の看板を見てください。「創業 慶長五年」と書いてあります。西暦1604年。何と創業400年を超える老舗です
その隣はカメブ呉服店。こちらは創業128年。その隣は支那そば昇龍です。
    
二段目と三段目は…大和田時計店です。こちらも創業115年。店内には115年前から時を刻み続ける分銅引きの柱時計があるのです。高さは2m50cm。ご主人にお話を伺いました。
時計の中の機械はスイス製。箱は日本の職人さん(箱師)が作ったそうです。傍に寄って見ると,なるほど立派な彫刻。ちょうど11時に鐘の音を聴くことができました。これも幸運です。軽やかな良い響きでした
    
鯨岡商店街では,3月に雛祭りの飾り付けが行われるのですが,奥様はその準備をなさっていました。並んでいる人形も作製が昭和10年とか,大正10年頃の古いものばかり。よく見ると贅沢な作りの相当良い品だというのが分かります。「蔵に はもっと古いのもあるんですよ」と奥様の言。
    
四段目は…太田名物ちまきの製造販売 なべや さん。創業140年です。自然な甘さの餡とモチモチの餅。それを包む笹の葉の香りが堪りません。中で食べるとお茶を出して頂けることもあります。
お次は板谷坂。常陸太田は,名前の付いた沢山の坂がある「坂の街」でもあるのです。
    
そして五段目は…鋸(のこぎり)修理加工の中屋恒五郎商店。土間に作業場があり,鋸以外の刃物も扱っているようです。太田馬場のバス停近くにあります。かつて太田には馬場があったのです。
同じバス停の近くには金沢屋商店。食料品や雑貨を商っていたと記憶しています。
そして最後は板谷坂の途中にある三階建ての細長い民家。まだ人が住まっているのかしら?
    
というわけで,今回は本当にサクッと甞めるように撮影をしましたが,常陸太田の街なかには,後世にそ の記録を残しておきたい建物や風景がたくさんあるのです。
ぜひまたの機会に改めて,そして今度はじっくりと腰を据えて撮影してみたいと思っております。
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