もっと乗りた~い,自転車に!

自然の中をロードバイクで走るのが大好き。現在の愛車ははPINARELLO GAN-RS(2016)。

年末年始に読んだ本。

2013-01-05 | 読書

私こといまだに風邪をひいており,自転車に乗ることができません。なんてこった。もう1週間以上ですよ。楽しみにしていた年末年始休暇。某所(北方面)に1泊で走りに行く予定を立てていたのですが,それも流れてしまいました

ということで,おとなしくしていた休みじゅうに読んだ本はこんな感じでした。

戸部良一他 『失敗の本質~日本軍の組織論的研究』 中公文庫
以前から読みたかった本。ミッドウエー作戦やガダルカナル作戦など,太平洋戦争での重要な局面における日本軍の作戦行動を分析した本。必ずしも軍事の専門家でない人たちによる組織論的な考察が面白かった。

鍛冶俊樹 『戦争の常識』 文春新書
元防衛大学の幹部が書いた本。日本ではあまり語られない戦争や軍隊の基礎的な講義と言ったところか。総花的で,もう少し深みが欲しかった。新書だから仕方ないか。

松代守弘 『世界を変えた兵器・武器』 Gakken
古代から現代までの主な兵器を写真つきで紹介・解説。この手の本としては入門編か?軍事オタクの方々には笑われてしまいそうな程度の本かもね…。

下川祐治 『アフガニスタン~砂漠と戦乱と人々』 共同通信社
世界の危険地帯を歩くジャーナリストが,2001年の9.11テロの後のアフガニスタンを,パキスタン側のカイバル峠から入り,反時計回りにほぼ一周した記録。人々のナマの生活の様子が伝わってきて面白かった。

山本敏晴 『望まれる国際協力のかたち~アフガニスタンに住む彼女からあなたへ』 白水社
アフガニスタンで診療所を開設して現地の人々を診つづけた医師の記録。シリアスな状況であるのに,著者の筆致が軽快でユーモラスなのが対照的。

蓮池薫 『拉致と決断』 新潮社
蓮池兄弟の本はほとんど読んだ。でもこれはいまいちだったかなぁ。いちばん良かったのは,兄蓮池透氏の『奪還』でしょうか。