チョコハナな日々

ちょこっとした日常のさまざまなことに対する想いを書いていきます。

④石木シンポ

2009-06-01 | 石木ダム・諫早干拓など
田中康夫氏の話が1時間ほどでした。
休憩を入れて、16時から参加者との質疑応答。
残念ながら、最後まで聞くことはできませんでしたが、質問の中で「佐世保市は米軍基地がある。電気もタダだというんで、外出中もエアコンをつけたままだと聞く。水道代もタダだから、そこでかなり消費しているのではないか」というものがありました。
そう、米軍基地の住民たちは、タダなので使い放題だと聞いています。
きっと、相当な水も、ここで無駄に使われているのでしょう。
彼らにとっては、無料の水であり、他所の国の水であるのですから。

この件については、数値が不明なので回答は「おそらく」ということだけ。

石木ダム建設反対の方たちが署名活動を始めました。
金子知事に「石木ダム建設において事業認定申請を行わない」ことを求めています。詳しくは、森田さんへ、0956-82-3905。
わたしは、署名活動を知ったとき、「石木ダム建設計画を白紙に戻せ」という署名なのかと思いましたが、強制排除をしないようにといった趣旨のようです。わたしは、事業認定申請という意味が分かりませんが、よかったら署名にご協力ください。

今回のシンポに参加して思ったことは、諫早湾干拓も石木ダム計画も、裏で「お金をがっぽりほしい」というゼネコンと行政、官僚が自分らの私利私欲で好き勝手にしている、ということです。
でも、一番悪いのはわたしたち。
考えるちからがあるのに、考えようとしない。
無関心ということは、彼らのしたい放題を認めているということ。
日本人が、もっと考えるようになれば日本はいい方向へ行くのだと思います。

③石木シンポ

2009-06-01 | 石木ダム・諫早干拓など
お二人が20分ずつ話した後、話題の人物が登場しました。
元長野知事、現在は新党日本代表 田中康夫氏です。
「脱ダム」宣言は「脱ムダ」宣言ということで、止まらない公共事業について話しました。
ヤッシーの話はとても面白かったですよ。
テレビと同じだ~、と思いました。
軽快なしゃべりは聞いていて、飽きませんでしたが、連れ合いは睡魔に負け、ウトウト....。

昨年チョコハナでも新幹線の話を聞き、「新幹線の工事が出来るのは大手ゼネコンだけ。地元の業者が出来るのは、線路の砂利を運ぶだけ。」ということを知りました。
田中氏も、同じようにダム工事で潤うのは大手ゼネコンだけ。
地元の業者の仕事にもなるように、不要なダムは作らず、必要な橋やトンネルの補修にお金を使ったらいい、といわれていました。

写真は、公共事業のお金の出入りを表したもの。
県は、公共事業はもうかる、というが、県は3割負担して、実際には2割しか戻ってこない。大手ゼネコンがもって行ってしまうという図式。

日本は借金大国。そのお金は誰が払うのか。
知事就任在中に全国都道府県の中で唯一6年連続で借金(起債残高)を減少させた。
今こそ、林業・農業・漁業の第3産業改革が必要。

田中氏が一番いいたかったことは「今一番必要なことは、政治を変えること」でしょう。
民主党も...頼りない感じですが、今の大手ゼネコンとのしがらみを切るには、こちらの選択しかないようです。
石木ダムの計画廃止も、これしかないのでしょう。
わたしは、田中氏か竹原市が首相になってくれたら....いいなと思います。






②石木シンポ

2009-06-01 | 石木ダム・諫早干拓など
二番手は、大阪府立大学名誉教授 荻野芳彦氏でした。
テーマーは「佐世保の水は足りている」。
佐世保市の計画給水人口は過大想定になっている。
佐世保市の水道経営をスリム化すると同時に、福岡市と同様に節水努力をすることにより、水不足は解消される。
佐世保市は大量のロス(1日に約1万トンの漏水)を出しながら、慢性的水不足を宣伝して、外部に向かって新規水源を求めている。水道事業者としてあってはならない姿勢だ。
本当に水道局に能力がなくやる気がないなら、民営化も視野に入れて行政改革に臨むべきである。

行政の怠慢さで水不足だ、石木ダムを作れ、といわれても....。

①石木ダム反対シンポへ行ってきました。

2009-06-01 | 石木ダム・諫早干拓など
5月31日(日)、子どもはどれみハウスさんに預け、連れ合いと共にシンポへ行ってきました。
ナビと標識を見ながら、無事に川棚町公会堂に到着。
会場で資料代二人分支払い、2階の席へ。
1階は沢山座っていたようですが、2階は空いていました。
あっ、ヤッシーがいた。壇上にいました。わ~い。

少し遅れて会場入りしたので、最初の京都大学名誉教授 今本博健氏の最初の話は聞けませんでしたが、簡単にまとめると下記のとおりです。
「川棚川の治水に石木ダムは不要だ」というテーマーどおりのお話でした。
治水の観点から見て、石木ダムの流域面積は川棚川の流域面積の11%に過ぎないので、意味がない、ということです。
写真は、プロジェクター使用時のもの。