チョコハナな日々

ちょこっとした日常のさまざまなことに対する想いを書いていきます。

空の巣症候群

2015-02-20 | 日々のひとこま
数日前の朝、いつものように娘の支度をしていると携帯の着信音が聞こえる。

こんな時間にかかってくるのは、「お迎えが遅くなります」という通所施設からの電話だろう...

切れた電話をかけ直そうと見ると...全く知らない番号、それも市外局番。

間違い電話かも...

もしかして、主治医が「今月、こちらの病院で血中濃度を調べに来ると言って来ないから」と電話してきた?

わからないまま着信履歴先にかけてみる。

出た相手は全く知らない人であった。

けれども間違い電話ではなかった。

「なんで、朝の8時40分にかけてくるのだろうか...、もうすぐ娘に迎えのバスが来るのに..、」と電話をかけてしまったことに後悔した。

バスが到着するまで「電話をかけてきた理由」を聞いた。


断捨離をしていたら、チョコハナの記事が出てきた。

平山さんの「少人数の声はなかなか届かない」という少人数という言葉に惹かれた。

それで質問したくて電話をかけてきた。

...というようなことである。


娘のディのバスが来たので、「あとでまた電話しますから」といって一旦切った。

娘を見送り、犬にごはんをあげようとして再度携帯を見ると、待ちきれないのか電話をかけていた。

ご本人は「かけ直してもらうのは悪い」と思ってかけたらしい。

チョコハナの記事は2008年ので、チョコハナは既に3、4年前に終わったことを伝えた。

電話の相手は「なぜやめたのか?」「平山さんは教育者ですか? 」などという質問だけでなく、ご自分のことも話し出す。

20分ほど話し合うと、彼女は「ありがとうございました」と満足して電話を切った。


ところで、彼女がすっきりしても、わたしは...

「話を聞くとまじめそうでもある。でも、なぜ、いい年した大人が初対面の相手に朝早く電話して聞くのか」という疑問が残ったまま。


わたしと同年齢。上の子が20過ぎで下の子も高3だといっていた。

子どもも離れていく。わたしはこのままでいいのか、ただの主婦のままでいいのか、この記事の平山さんはどんな人?私と同じ主婦だけど。

学歴も何もなくても活動ができる?

もやもやとした気持ちを伝える友達がいない。


彼女は「空の素症候群」なのだろう。


迷惑だったのは、わたしよりもごはんを待たされた犬2匹だったろうね。