今の世界が異常な金融状態に陥った欧州、米、日本の内、
米・日本の主な金融の事件をインターネット・ウイキペディア等より拾い
概略を述べてみます。
②アメリカのリーマンショックの原因サブプライムローン問題
アメリカのLTCMの大きくて潰せないという行為は
10年後の2008年負債総額、約64兆円という史上最大の倒産劇へと至り、
「リーマン・ショック」「リーマン・クライシス」として
世界的な金融危機を招くことになります。
アメリカのリーマンショックの原因サブプライムローン問題
サブプライムローンは、所得や信用力の低い人向けの消費者金融の
一種で、自動車や住宅などを担保に年率20~30%の高金利で
貸し出すものでした。
米国では総世帯の約4割が年収2万5000ドル以下で、
サブプライムの対象になるといわれ、市場が非常に大きかったわけです。
住宅がずっと値上がりすると信じられていたので、
日本のバブル時代の土地神話と同じでたとえ借り手が貧乏で
借金を返せなくなっても、当時は住宅は、値段が上がり続けると
住宅バブルが信じられていました。
その段階で値上がりしている住宅を競売すれば
儲かると貸し手が考えたのです。
またローンの貸し手(銀行等)が住宅ローン債権というものを
有価証券にして第三者に売る仕組みを作り、
こうすることで貸し手は新たな資金をすぐ得られるので
またどんどん低所得者にローン貸し出しをしてしまったのです。
バブルがはじけその結果多額の不良債権が発生することになりました。
そしてリーマン・ブラザーズはサブプライムローン等で多大な損失を抱え、
2008年9月に、連邦破産法第11章の適用を連邦裁判所に申請しました。
この時、AIGという保険会社もサブプライム関連の金融商品を
多く抱えていたため例外ではなく、住宅価格の低下や金融商品の格下げの
影響を受け、損失額は2008年通期で約993億ドル(80兆円)となり、
アメリカ企業史上最大の赤字額となっていました。
AIGの経営危機説が急浮上し、金融市場では次はAIGが破綻する
との懸念が広がり、株価は60%以上も下落、
AIGが破綻することにより4000億ドル(320兆円)のデリバティブCDSなど
が顧客や市場に多大な影響を及ぼすことを危惧しました。
FRBは方針を転換し、AIGの資産を担保とし、
最大で850億ドルを融資することを決定しました。また、これと引き換えに、
アメリカ政府がAIGの株式の79.9%を取得する権利を確保し、
政府の管理下で経営再建が行われることとなりました。
しかしこの最初はFRB、次は政府とアメリカの大きくて潰せないと
いう行為とデリバティブ取引規制の先送りは、
今現在のギリシャ問題とヨーロッパ金融危機にもつながる
大きな禍根を残しています。というのは数年前にヨーロッパでは
メイン証券会社としてギリシャ破綻の原因に大きくかかわっている
ゴールドマンサックスは、ギリシャ国にギリシャ政府に債務をうまく消す方法
があるといってCDSを進め政府に発行させていました。
片方でゴールドマンサックスはAIG保険という会社にギリシャが
デフォルト(国家破綻)に近い状態になるという債権の保険を
非情にもかけていましたので、アメリカ政府によって救済された
AIG保険よりその保険を受け取り多大の利益を上げ世界一に近い、
高給取りがたくさん出たのです。
このことを考えると、ヨーロッパのギリシャ問題では、
ギリシャ国民が最大の被害者のような気がします。
こんなことが許される金融の世界は存在価値があるのでしょうか?
騙された政府・財務省と損失隠しを指導し多額の報酬を得た
ゴールドマンサックスという関係は、オリックスのケースと
すごく似ていると思います。
ゴールドマンサックスの受取った保険は犯罪行為で、
ギリシャ国民に返還すべきではないでしょうか?
(金融機関の存在価値はなんですか?)
ギリシャ破綻状態の一原因------
米・日本の主な金融の事件をインターネット・ウイキペディア等より拾い
概略を述べてみます。
②アメリカのリーマンショックの原因サブプライムローン問題
アメリカのLTCMの大きくて潰せないという行為は
10年後の2008年負債総額、約64兆円という史上最大の倒産劇へと至り、
「リーマン・ショック」「リーマン・クライシス」として
世界的な金融危機を招くことになります。
アメリカのリーマンショックの原因サブプライムローン問題
サブプライムローンは、所得や信用力の低い人向けの消費者金融の
一種で、自動車や住宅などを担保に年率20~30%の高金利で
貸し出すものでした。
米国では総世帯の約4割が年収2万5000ドル以下で、
サブプライムの対象になるといわれ、市場が非常に大きかったわけです。
住宅がずっと値上がりすると信じられていたので、
日本のバブル時代の土地神話と同じでたとえ借り手が貧乏で
借金を返せなくなっても、当時は住宅は、値段が上がり続けると
住宅バブルが信じられていました。
その段階で値上がりしている住宅を競売すれば
儲かると貸し手が考えたのです。
またローンの貸し手(銀行等)が住宅ローン債権というものを
有価証券にして第三者に売る仕組みを作り、
こうすることで貸し手は新たな資金をすぐ得られるので
またどんどん低所得者にローン貸し出しをしてしまったのです。
バブルがはじけその結果多額の不良債権が発生することになりました。
そしてリーマン・ブラザーズはサブプライムローン等で多大な損失を抱え、
2008年9月に、連邦破産法第11章の適用を連邦裁判所に申請しました。
この時、AIGという保険会社もサブプライム関連の金融商品を
多く抱えていたため例外ではなく、住宅価格の低下や金融商品の格下げの
影響を受け、損失額は2008年通期で約993億ドル(80兆円)となり、
アメリカ企業史上最大の赤字額となっていました。
AIGの経営危機説が急浮上し、金融市場では次はAIGが破綻する
との懸念が広がり、株価は60%以上も下落、
AIGが破綻することにより4000億ドル(320兆円)のデリバティブCDSなど
が顧客や市場に多大な影響を及ぼすことを危惧しました。
FRBは方針を転換し、AIGの資産を担保とし、
最大で850億ドルを融資することを決定しました。また、これと引き換えに、
アメリカ政府がAIGの株式の79.9%を取得する権利を確保し、
政府の管理下で経営再建が行われることとなりました。
しかしこの最初はFRB、次は政府とアメリカの大きくて潰せないと
いう行為とデリバティブ取引規制の先送りは、
今現在のギリシャ問題とヨーロッパ金融危機にもつながる
大きな禍根を残しています。というのは数年前にヨーロッパでは
メイン証券会社としてギリシャ破綻の原因に大きくかかわっている
ゴールドマンサックスは、ギリシャ国にギリシャ政府に債務をうまく消す方法
があるといってCDSを進め政府に発行させていました。
片方でゴールドマンサックスはAIG保険という会社にギリシャが
デフォルト(国家破綻)に近い状態になるという債権の保険を
非情にもかけていましたので、アメリカ政府によって救済された
AIG保険よりその保険を受け取り多大の利益を上げ世界一に近い、
高給取りがたくさん出たのです。
このことを考えると、ヨーロッパのギリシャ問題では、
ギリシャ国民が最大の被害者のような気がします。
こんなことが許される金融の世界は存在価値があるのでしょうか?
騙された政府・財務省と損失隠しを指導し多額の報酬を得た
ゴールドマンサックスという関係は、オリックスのケースと
すごく似ていると思います。
ゴールドマンサックスの受取った保険は犯罪行為で、
ギリシャ国民に返還すべきではないでしょうか?
(金融機関の存在価値はなんですか?)
ギリシャ破綻状態の一原因------