不良おやじの小言

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デリバティブは実体の伴わない架空市場

2012年05月10日 | 株式と博打
金融問題では金融機関同士の金融派生商品であるデリバティブ取引という、
実体のない信用取引を拡大させ架空市場を形成するパターンです。

これは金融の貸付等債権等が長期化しているものを証券化し、
これを国や金が余っている金融機関同士で売買することによって資金を集め、
また運用資金に回すという方法です。

ここで問題なのは実体経済である長期会計制度の仕組みを作らず無視して、
短期資金を増やすわけですから、生産・消費市場を拡大したわけではなく、
お金だけの架空市場になってしまいます。

つまり流通するお金を増やしただけで、
人々にお金を回して人々の経済の生産・消費活動を活性化したわけではありません。
単に金融機関同士の博打を増やしただけなのです。

またその流通する増やしたお金の中に不良債権をも、
もぐりこませ、金融機関の健全性・信頼性を無くし、
尚且つ金融機関グループだけを潤わせる結果になりました。
(デリバティブは実体の伴わない架空市場)


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