不良おやじの小言

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⑥-2豊田商事事件投資被害の見本

2012年05月15日 | 国内不正・汚職事件

今の世界が異常な金融状態に陥った欧州、米、日本の内、
米・日本の主な金融の事件をインターネット・ウイキペディア等
より拾い概略を述べてみます。

⑥-2豊田商事事件
豊田商事の同系会社の鹿島商事株式会社(かじましょうじ)も、
販売対象物を金からゴルフクラブ会員権に変えて、
現物まがい商法に会員権商法を組み合わせた商法を行っていました。

客が購入した会員権は自分ではプレーせず、
これを豊田ゴルフクラブは別会社に賃貸して
その賃貸収入を得るということを謳っていました。
ですが、当のゴルフ場は申し訳程度に営業しているだけであり、
会員権には全くと言っていいほど資産価値は無かったのです。

事業としては、インドネシア海軍の機材納入企業の設立や
ハイチ共和国の国軍向け被服工場建設、大洋商事という会社を設立して、
オーストラリアや沖縄に陸海空に亘る総合レジャークラブを設立し、
会員権を売り出す計画をしていましたが、
豊田商事本体が行き詰まり、計画は頓挫しました。
こうした詐欺的商法を行う会社の一方で、
新聞を発行する海外タイムスや航空会社の公共施設地図航空、
更には競輪の場外発売所賃貸及び投票券の販売代行を行う
公営競技施設株式会社などの企業が
ペーパーカンパニーとして存在していました。

そして企業を統括する親会社として銀河計画株式会社更にその上に
白道統括会社を作りペーパーカンパニーのグループが
事業をしているかの様に装っていました。
また詐欺ではないと見せかける為、トヨタゴールドテレビCMを放映したり、
芸能人をイベントで起用したり、大手のトヨタグループや鹿島建設の
系列企業を装ったり、ダイアモンドではベルギー大使館が
バックにいるような装いなど、おなじみの詐欺手法が使われました。

被害者は数万人、被害総額は2000億近くだったそうです。
(豊田商事の詐欺手法)
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