ディスカバリー伊豆

伊豆の美しい自然と貴重な歴史物語を徒然なるままに気の向くままに綴りたいと思います。

八ヶ岳地蔵尊

2008-02-03 | 大室山・さくらの里
海上安全・海難防止・大漁祈願のために近隣沿岸の漁師たち
が奉納した八開き八地蔵尊。大島に対面して設置されている。
大室山は海上遠くから見え漁場選定の目印とされていた。
大島波浮港の南12キロには“大室ダシ”と呼ばれる海底が
浅くなった好漁場があるが大室山を目印に容易に見つけるこ
とが出来るので其の名がある。
写真の現在の地蔵尊は、1984年(昭和59年)地元池区民
が寄付したものである。古い地蔵尊は後方の石の格納庫に置
かれている。

大室山の山焼き

2008-02-03 | 大室山・さくらの里
毎年2月の第2日曜日、山全体が茅(ススキ)に覆われた「大室山」に火を放ち、山をまるごと焼きつくす豪快な「大室山の山焼き」が行われる。
この山焼きは、若草を早く芽生えさせるために行われるもので鎌倉時代から続いているという伝統行事。正午のサイレンを合図に「大室山山焼保存会」のメンバーに
よって、山裾から火を放ちます。炎は音をたてて山肌をかけ登ります。20/30分で、山は真っ黒になってしまいます。
大室山は冬の枯れ色から、この山焼きの後の黒色、春の若草
の黄緑、夏草の深緑、秋のススキの銀穂と四季折々に山の
色が変化し季節の移り変わりを感じさせてくれます。

アマツバメ

2008-02-03 | 補足説明など
アマツバメは春から夏にかけて日本にやってくる渡り鳥です。つばくろ島は有名な繁殖場所で春から夏にかけ沢山のアマツバメを見ることが出来ます。『キュルキュルー、キュルキュルー』と鳴きながら上に下に、右に左に猛スピードで飛んでいます。
アマツバメは体長約20cm、羽を広げると40cmから50cmにもなる大きな鳥です。名前に”ツバメ”がついていますがツバメの種類ではありません。
この鳥は大変珍しい鳥でメスが卵をかかえる時以外は木の枝や岩の上におりることなく、その一生の大半を空中を飛び続けて過ごすといわれています。餌を食べるときも、寝る時も、更には子孫を残すためのオス・メスのいとなみも時速200Kmもの猛スピードで飛びながら・・・と云うことです。